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【渓流釣り初心者必見】増水・鉄砲水・浮石…知っておきたい危険ポイントと安全対策

TSURINEWS

知っておきたい渓流危険ポイント(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

大自然の中で、警戒心が高く美しい渓魚と戯れる渓流釣り。文字通りの大自然にその身を投じるこの釣りは、正しい知識が無ければ大変危険なフィールドと化す。今回は、渓流釣りを楽しむ上で是非知っておいていただきたい、渓流に潜む危険について紹介したい。

川そのもの

まずは「川」という場所に潜む危険についてみていこう。

増水

言わずもがな、もっとも危険なのが増水。今自分がいる場所は雨が降っていなくても、少し上流は土砂降り……なんてことは日常茶飯事だ。とくに梅雨時期はダムの放流などもあるため、水位には常に気を配っておく必要がある。身を守るためにも、「ワンチャンいける」なんてことは決して思わないでほしい。

鉄砲水

鉄砲水という言葉をご存知だろうか。ゲリラ豪雨による急激な水位変化や、ゴミの堆積などでせき止められていた流れが増水によって一気に流れだすなど、短時間で急激に水位が上がる現象の事を言う。

鉄砲水の少し前には、川の音が変わった、急に落ち葉などのゴミが流れだした、急に濁りだしたというサインがあるので、心当たりがある場合は迷わず川から脱出してほしい。安全が最優先だ。

川の様子は常に見ておこう(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

中洲

毎年行楽シーズンになると、中洲でBBQを楽しんでいたグループが中州に取り残される、といったニュースを目にする機会が多い。川の中州は「今」は大丈夫でも、ほんの数分後に急な増水で戻れなくなることがあるので、絶対に長居しないこと。休憩するなら中洲ではなく、すぐに陸地に上がれる河原を選ぼう。

ダムの放流にも気を配りたい(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

川底にフォーカス

続いて、我々渓流師にとっての「足場」となる川底についてみていく。

砂底

岩がゴロゴロしている場所に比べ、砂底は平地に近いから歩きやすい……なんて思ってはいけない。岩底は底が比較的しっかりしているのに対し、砂底は急に崩れていき、深みへと引き込まれる大変危険なゾーンだ。砂底は極力歩かない方がいいだろう。

コケ

渓流にある岩の表面には、実に様々なタイプのコケが付着している。フカフカしたタイプは滑らないが、水中に生えて匂いを発するカワシオグサ/アオノロは大変滑る。こういった場所に足を載せて転倒しないように注意したい。

カワシオグサには注意が必要(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

浮石

パッと見はしっかり安定しているのに、乗ってみたら大変ぐらつく。こういった岩や石を俗に「うきいし」と呼んでおり、川で転倒する原因になる。こちらの画像をご覧いただきたい。

どれが浮石??(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

読者の皆様は、この中のどれが浮石なのか、判別はつくだろうか。1つだけ動く浮石があり、それ以外は一切動かないのだが、おそらくパッと見ではほぼ判断できないと思われる。遡行中は目前の岩にいきなり全体重をかけるといった事は必ず避けてほしい。足場は常にきちんと確認してから進む事を心がけよう。

正解はこちらでした(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

岩と岩の隙間

水深が浅い場所だからと言って、油断してはいけない。岩と岩の隙間は、過去に岩があり、増水時に位置が変わった結果小さな隙間として残っている……というような場所がある。

こういった場所は時折驚くほど深く、かつ狭くなっており、脚が挟まってしまったら抜けなくなる事がある。偏光サングラスを着用し、足場は常に確認してほしい。

頭上にフォーカス

最後に、我々渓流師が歩いている場所の「頭上」にフォーカスしていこう。

一番はやはり木。渓流という環境上、細い支流などに入ると木がせり出しているのが当たり前の状態だ。ぶつからない高さなのであれば問題は無いが、顔の高さに枝がある場合は目を含めた顔を保護する必要があるし、うっかり竿を伸ばしたまま進んで竿を破損する、なんて事も十分にあり得る。

竿だけでなく、ラインが引っかかるケースもあるので、足元ばかりを見ないようにしたいところだ。

毒草やトゲ

渓流には、触れただけでかぶれてしまう植物や、棘だらけの植物も数多く存在する。最たる所で言えばウルシの仲間や、ノバラの仲間が有名だろう。

遡行時にうっかり触れたり引っかけてしまうとウェアが破れてしまう可能性があるし、単純にかぶれたり、時に怪我をすることもある。周囲を確認しながら進むことを心がけてほしい。

美味しいタラも幹は棘まみれ(提供:TSURINEWSライター荻野祐樹)

正しく知って怖がらず楽しもう

今回紹介した内容を見ていると、「渓流って危ない場所なんだ」と思われる方もおられるかもしれない。だが、磯釣りだって足場や波が大変危険だし、船釣りであっても救命胴衣が無ければ落水=命の危険がある。

正しい知識を身に着けておき、対策をしっかりと立てれば大丈夫なのだ。釣り=水場に行く=危険があるという認識を持った上で、環境に注意しながら楽しんでほしい。

<荻野祐樹/TSURINEWSライター>

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