細野晴臣の近年8作品に着目したポップアップストアが神保町にオープン
神保町「New Gallery」で、ミュージシャン・細野晴臣の近年8作品に焦点を当てたポップアップストア「Hosono Record House」が、2026年1月25日(日)まで開催中なので取材に訪れた。
バンド・はっぴいえんどや、高橋幸宏・坂本龍一らと結成したYMO、ソロ活動、そして映像作品などへの楽曲提供をはじめ、多岐にわたる活動を長年続けている細野。戦後の日本のポピュラーミュージック史を振り返る時に、細野の軌跡をたどることが体系的な理解への一歩だと筆者は思う。
細野のソロ作品というと、海外からの評価も高い『HOSONO HOUSE』や「トロピカル三部作」と呼ばれる『トロピカル・ダンディー』『泰安洋行』『はらいそ』など、活動初期のアルバムのイメージが強い人も多いかもしれない。だが本展では、12年ぶりのオリジナルアルバムとして話題になった2007年リリースの『FLYING SAUCER 1947』から、2021年にリリースされた『Music for Films 2020–2021』までの全8タイトルに着目している。
会場の壁には、これらの作品たちにまつわるキーワードと、それに対する細野の解説が書かれたポスターが貼られていた。『HOSONO HOUSE』を新構築した『HOCHONO HOUSE』の制作のきっかけとなったnever young beachの安部勇磨の一言、ライブ盤『あめりか / Hosono Haruomi Live in US 2019』に収録されているライブを当日観ていた盟友・高橋幸宏の言葉など……。
直近の作品を振り返ることはきっと、自身の孫を含め、若きバンドメンバーたちと精力的なライブを続ける「細野の今のモード」を知るための近道なのかもしれない。さらなる詳細は本ポップアップから発売された書籍『HOSONO RECORD HOUSE Volume.1』をぜひ手に取ってみてほしい。
また、会場ではレコードはもちろん、キービジュアルがプリントされたスウェットや、『トロピカル・ダンディー』50周年を記念して発売された関連グッズなども販売している。
さらに、本企画の開催に合わせて、デジタルミュージアム「HOSONO MANDALA」がプレオープンした。正式なオープンは2026年の夏ごろを予定している。
細野の音楽史を振り返るとともに、魅力的なグッズを手に入れるべく足を運んでみては。