額縁に入った特別な新紙幣…北海道に渋沢栄一ゆかりの土地が!名刺もグッズも…大フィーバー
7月3日についに新紙幣がデビュー!北海道内の動きを追いました。
3日午前7時すぎ、日本銀行札幌支店から新紙幣の束が、各金融機関へ運ばれていきました。
一方、道内の渋沢栄一ゆかりの地は、大盛り上がり!新紙幣フィーバーに沸きました。
新紙幣は、千円札の肖像が北里柴三郎。5千円札は津田梅子。1万円札は渋沢栄一です。
その渋沢栄一の巨大看板が出迎えてくれたのは、十勝の清水町。実は、町の誕生に深い関わりがあるんです。
約120年前、「十勝開墾会社」を設立し、酪農と農業の礎を築いた地が清水町。そのときに建てられた牛舎は今も現役で使われています。
清水町では、新紙幣発行に向け、役場に垂れ幕を設置したり、Tシャツやバッジといった記念グッズを作りました。
さらに町長をはじめ、職員の名刺も「渋沢栄一」仕様!これだけではありません。
会見などで使うバックボードも「渋沢栄一」仕様に作り変えちゃいました。
町内の飲食店でも、関連商品が続々登場しています!
記念のどら焼き
創業102年の菓子店で作られていたのは、十勝産の小豆をふんだんに使ったあんを熟練の技でフンワリと焼き上げた生地で包んだ『どら焼き』。
記念の焼き印を入れ、期間限定で販売します。
取材ディレクター
「生地がフワフワで甘さ控え目でとても美味しい」
額縁に入ってやってくる新紙幣の「特別」な数字
そんな清水町では、新紙幣デビューの当日、お披露目の式典が午前11時から開かれる予定でした。
それまでに新1万円札が届かなければなりません。
式典の30分前、町内の銀行で新1万円札を額に入れるやいなや支店長自ら会場へ。
北洋銀行清水支店の矢萩利浩支店長が式典の2分前になんとか到着し手渡しました。
注目するのは、このお札の番号。
下3桁が「432」=シミズになっているんです!
一方、札幌の北洋銀行本店では、新紙幣を求めて行列が…。午前11時頃からやっと新紙幣への両替が始まりました。
新紙幣で盛り上がっていますが、しばらくは使用できない券売機や販売機が残りますので、外出の際はお気をつけください。
また、新紙幣の「グッズ」はこんなものもあります!
ユニーク商品に注目!そして詐欺に注意!
小樽の金融資料館に併設された「ミュージアムショップ」では、お金をモチーフにしたユニークな商品を販売しています。
一番人気は「お札せんべい」。
さらに、特に目につくのは新紙幣の「フェイスタオル」です。
有名な『今治(いまばり)タオル』なので、肌触りもよく、枕カバー代わりに使うのもオススメなんです。
ハンカチは、デザインの表裏が印刷されていて折りたたむと、一万円札そのもの!お札で拭いている感覚を味わえます!こちらも今治タオル製なんです。
20年ぶりとなる新紙幣の発行ですが、もちろん、現行の紙幣も引き続き使用できます。
こういう機会に乗じて「現行紙幣が使えなくなる!」などの詐欺行為もあるかもしれませんので、皆さん、十分に気をつけてください。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年6月26日、7月3日)の情報に基づきます。