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テーマの異なる2つの特集を同時開催 芦屋市立美術博物館 コレクション特集「具体美術協会/芦屋」「アプローチ!アーティストに学ぶ世界のみかた-」芦屋市

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芦屋市立美術博物館(芦屋市)で、4月13日よりコレクション特集「具体美術協会/芦屋」「アプローチ!アーティストに学ぶ世界のみかた-」が同時開催されます。

いずれも同館が所蔵している作品をもとに企画された展覧会で、会期は6月9日まで。

(左)嶋本昭三 《作品》 1954年 塗料、新聞紙 ©shimamotoLAB Inc. 芦屋市立美術博物館蔵、(右)松谷武判 《繁殖の63-130》 1963年 ビニール接着剤、アクリル、板 芦屋市立美術博物館蔵

「具体美術協会/芦屋」では、同館が所蔵している1954年に芦屋で結成された『具体美術協会(具体)』の作家35名の作品約45点を当時の資料とともに展示。

第1回具体美術展 (1955年、小原会館・東京) 写真提供:大阪中之島美術館

1972年に解散するまでの18年間、それまでの美術の概念にとらわれない実験的・独創的な作品を数多く生み出した「具体」の活動を振り返ります。

植松奎二 《Triangle - Stone Cloth》 2021年 石、綿布 撮影者:髙嶋清俊 芦屋市立美術博物館蔵

もうひとつの展覧会「アプローチ!アーティストに学ぶ世界のみかた」では、私たちと同じ世界に生き、世界に存在する数多の物事から発想し、唯一無二の作品を創造するアーティストたちが “世界をどのようにとらえ、制作へとつなげているのか” を、同館が所蔵する近現代作家14名の絵画、立体、写真作品約60点を通じて展観。

(左)元永定正 《あかのうえ》〈ほへとシリーズ〉 1986年 シルクスクリーン、紙 芦屋市立美術博物館蔵、(右)ハナヤ勘兵衛 《銀めし》 1952年 ゼラチンシルバー・プリント 芦屋市立美術博物館蔵

「自然」「社会・人間」「造形」など、アーティストたちが制作の動機・題材としたものをキーワードに、アーティストたちの視点と制作の手法に迫ります。

<記者のひとこと>
美術館が所蔵しているコレクションをもとに企画する展覧会は、なんとなく気合の入り方が違う気がして足を運ぶようにしています。


会期
2024年4月13日(土) ~6月9日(日)

場所
芦屋市立美術博物館
(芦屋市伊勢町12-25)

開館時間
10:00~17:00(入館は16:30まで)

観覧料
一般500円、大高生 300円、中学生以下 無料

休館日
月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休)

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