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春アニメ『とんがり帽子のアトリエ』ココ役・本村玲奈さん×キーフリー役・花江夏樹さんインタビュー|全身全霊で挑んでいる姿が、一生懸命なココに重なって見えた

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

コミックス累計発行部数750万部を超える大人気ファンタジー作品『とんがり帽子のアトリエ』がTVアニメ化。2026年4月6日(月)よりTOKYO MXほかにて放送スタート!

幼い頃から魔法使いへの憧れを抱き続けていたココ。彼女は魔法使いの青年・キーフリーが魔法を使うところをのぞき見てしまい、ある秘密を知ることに。そして、キーフリーの弟子として魔法を学ぶことになります。

アニメイトタイムズでは、ココ役の本村玲奈さんとキーフリー役の花江夏樹さんにインタビュー。作品への印象やアフレコ時のエピソードなどをお聞きしました。花江さんのお芝居に惹かれて声優を目指した本村さん。そんなふたりが掛け合うことで生まれる何かがあるのかもしれません。

 

 

【写真】春アニメ『とんがり帽子のアトリエ』本村玲奈×花江夏樹がココとキーフリーの魅力に迫る

ココの純粋でまっすぐなところは、見ていて応援したくなります

──最初に原作を読んだときの印象をお聞かせください。

ココ役・本村玲奈さん(以下、本村):小さい頃、私もココと同じく魔法使いに憧れていたんです。当時は、きっと選ばれた人しかなれないんだろうなと思っていました。だから、特別な道具で魔法陣を描けば、実は誰でも魔法を使えるという本作の世界観に衝撃を受けましたし、ワクワクもしました!

キーフリー役・花江夏樹さん(以下、花江):魔法陣を描いて魔法を使うという発想が面白いなと思いましたし、その設定によって、ちょっとリアリティが生まれているとも感じました。あとは、先生の絵がものすごく綺麗で、小物ひとつをとっても丁寧に描かれているので、作品の世界にどんどん引き込まれていきました。

──演じるキャラクターの紹介をお願いします。

本村:ココは優しくてまっすぐな女の子ですが、どんなに厳しい状況でも誰かのためにすぐ動き出せるんです。怖さよりも誰かを助けたい、誰かの力になりたいという気持ちで動けるのが、本当にカッコいいなと思いました。私はココと同じ年齢くらいの頃、「すべり台になりたい」なんて言っていたので、ココはすごいです。

──なぜ、すべり台になりたかったんですか?

本村:すべり台って、すべっている子供たちみんながすごく笑顔で楽しそうじゃないですか! だから、私も人を笑顔にできるすべり台になりたいって思ったんです。

──な、なるほど! ココと共感できる部分はありますか?

本村:ココって、すごく不器用なんですけど、決してあきらめないんです。私も不器用なところがあるのですが、まずは失敗してもいいからやってみようと思うタイプで。そこは共感できる点ですね。

花江:キーフリーは落ち着きがあって、優しくて、頼りになる先生です。本作のなかでは大人の男性という感じですが、彼もまだ人に見せていない部分だったり、ちょっとミステリアスなところがあったりして。特に序盤の段階だと「こういう人です」とは言い切れない、つかみどころのなさもあるような、ちょっと複雑なキャラクターです。

──お互いのキャラクターの印象についてもお聞かせください。

本村:キーフリー先生は優しさのなかに、厳しさも持っているんです。例えば、ココが自分勝手に走り出してしまったり、危ない道に進んでしまったりしたときには、やろうとしたことは認めてくれつつも、「これは危なかったよ」って、ちゃんと叱ってくれるんですよ。何だか親心も感じられる師匠ですね。

花江:ココは、魔法が好きというのが原動力になっていて。何かをやるときって、好きという感情がいちばん生き生きするし、自発的にできることだとココを見ていて改めて感じました。彼女の純粋でまっすぐなところは、見ていて応援したくもなります。

 

花江さんとかけ合うなかで「自分がやりたいお芝居って変わってないんだな」と改めて思いました

──演じるうえで大事にしていたことを教えてください。

本村:今回、「自分がココと似ているな」と感じた部分が、私がココを演じる意味だと思ったんです。なので、とにかく自分がココになりきって演じることを大事にしていました。あとは、自分がイメージする音ではなく、自分が知らないような音やセリフの声を現場で探しながら演じることも意識していましたね。

花江:これまであまりアニメではやらない役柄だったので、どうしようかなと最初はちょっと悩んだんです。そんなとき渡辺(歩)監督から「花江さんの地声が好きなので、あまり作り込み過ぎずやってください。こういうセリフだったらこういう語尾の収め方で、とかもあまり気にしないで大丈夫です」というディレクションが序盤の段階であって。キーフリーを演じるうえでは、監督のその言葉をすごく大事にしていました。

──本作でかけ合ってみて感じた、お互いのお芝居の印象についてお聞かせください。

本村:花江さんのお芝居からは、キーフリー先生らしい、優しさとあたたかさを感じました。

花江:(本村さんは)同じ事務所の後輩なのですが、がんばっているなというのがすごく伝わってきました。全身全霊で挑んでいる姿は、一生懸命なココに重なって見えましたね。それに応えられたらいいなと感じていましたし、役柄にもちょっと通じているのかも、という感覚になりました。

──同じ事務所の後輩ということですが、現場で何かアドバイスなどはされましたか?

花江:ディレクションは監督がされるものだと思っているので、直接的なアドバイスなどはせず、こっそり見守るという感じでした。

本村:でも、私がどうすればいいか分からず危ういときには、花江さんがいつでも話を聞いてくださったんです。本当に心強かったですね。私、声優になりたいという原点が花江さんのお芝居を見て感動したことだったんです。

あれからもう7年以上経ちましたが、今回、花江さんとかけ合うなかで、「あっ、自分がやりたいお芝居って変わってないんだな」と改めて思いました。自分がやりたいお芝居、目指していたお芝居って、あのとき憧れていたお芝居なんだって。同時に、「自分らしいお芝居って何だろう」と、アフレコ現場でいつも考えながら演じていました。考えることをやめちゃったら、成長できないと思うので。

花江:心強かったと言ってもらえてよかったです。というのも、自分としては今までにない役柄だったことに加えて、後輩もいるという環境だったので、現場ではかなりいっぱい、いっぱいになることも多くて。毎週緊張しながらアフレコをしていました。

 

 

自分じゃないと見せられないものって何かなってより考えるようになりました

──いっぱい、いっぱいになったのは、先輩として後輩に何かしないと、という気持ちもあって?

花江:今はもう現場にいる半分以上が後輩ということも多いんです。デビュー当時は、がむしゃらにお芝居をやっていたら先輩が助けてくれましたが、自分が先輩という立場になった今は、後輩からどう見られているのかなと考えるようになりました。もちろん手は抜けないですし、自分じゃないと見せられないものって何かなってより考えるようになりましたね。

──なるほど。

花江:それに、今回はキーフリーの同列のキャラクターを演じるのが中村悠一さんや三石琴乃さんだったので、そこに食らいついていかなきゃいけないというのも大変でした。自分でも、どうなるのかなと思っていたので、実際に映像を見る前はドキドキしていましたね。ただ、思っていたよりもよくて、自分のなかで「がんばったんだな」と思いました。

本村:いま、まさに私ががむしゃらにやっているのですが、いつかこうやって花江さんみたいに、先輩として現場に立てていたらなと密かに思っています。まだまだ先は長いですが……。

──もしかしたら、7年後は本村さんに憧れて声優になったという方と現場で一緒になるかもしれません。

本村:今度は私が先生役を演じている、そんな未来になっていたらいいな。

 

完成した映像を見たいま、自信に満ち満ちております

──映像を見ての感想を教えてください。

本村:第1話から、ココが魔法を見て目を輝かせるシーンがたくさんあるんです。あのキラキラしている姿を見たら、すごく元気をもらえました。

花江:魔法陣をつなげるギミックが街の至るところにあって、「あっ、こういう風に重なって魔法が発動しているんだ」ということが、アニメになってより分かりやすくなりました。乗り物もどういうふうに動いているのかが分かりやすくなっていて、ワクワクしましたね。

──序盤の見どころを教えてください。

本村:第1話で、ココがある魔法を描いてしまうんです。あのシーンは魔法のきれいなところだけじゃない、恐ろしさも描かれているなと感じました。第1話のアフレコはものすごく緊張感を持って演じていましたが、今はオンエアされるのが楽しみです。

花江:何より原作が完璧なので、それをどうアニメにするんだという期待と不安を持っているファンの方も少なからずいらっしゃると思うんです。ただ、PVを見ても分かる通り、本当にすばらしいアニメーションに仕上がっているので、ぜひ楽しみにしていただきたいですね。白浜鴎先生が我々に寄り添ってくださって、すごく安心感がありました。みんなで作り上げた作品になっていると思いますので、色々な方に見ていただけたら嬉しいです。

──最後に、改めておふたりが思う本作の推しポイント、見どころを語ってください!

本村:呼吸ひとつをとっても、役と向き合った作品です。完成した映像の一部を見させていただいた今、私は自信に満ち満ちております。白浜先生が描かれた魔法の世界をアニメーションにできるんだということを、みなさんに見ていただけるのが本当に嬉しいです。じっくりと余すことなく、作品を楽しんでください。

花江:魔法がテーマになっていますが、物語が進むなかで、人間たちの想いなどが伝わってくるシーンがどんどん増えていきます。魔法を介しての人と人とのやりとりにも注目していただけると、より楽しんでもらえるんじゃないかなと思います。個人的には第5話の映像が本当にすばらしくて、なんてすごいアニメなんだって思いました。期待しながら、視聴し続けていただければと思います。

 
[文・M.TOKU]

 

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