Yahoo! JAPAN

休日にのんびり起きてボート釣り【静岡・沼津】ひとつテンヤとサビキで五目釣りを満喫

TSURINEWS

海のボートで五目釣りを堪能(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

7月13日(土)、天気予報が外れて朝起きたら晴れ。妻の提案で急遽予定を変更してボート釣りを楽しんできた。2人合わせて五目釣り達成で大満足の一日となった。妻は意外なゲストとの遭遇に驚いていたが……。

ゆっくりと起きてボート釣り

当初12日(金)に「ヤマハマリーナ沼津」にボートを予約していたが、前日に予報が悪くキャンセル。しかしせっかく平日に代休を取得したので沼津の妻の実家には帰省して御殿場アウトレットに買い物に行くことにした。

翌日も天気が悪い予報だったので、今年4月に同市内の仲見世商店街にオープンした「キン肉マンミュージアム」に遊びに行く計画を立てた。

しかし、なんと当日は晴れ!6時頃先に起きた妻が「今日は良い天気だよ」と言っていたが、筆者はどうせすぐ雨が降り出すだろうと思い2度寝してしまった(結果的にこれは勿体なかった……)。

二度寝した後に釣りへ行く

8時に再び目が覚めると「せっかくの良い天気だから釣りに行かない?」との彼女の提案で急いで沼津市西浦の貸しボート店「丸高水産」へ電話を掛ける。

すると「手漕ぎボートなら1艘空いています」とのことだったので、予約して現地へと向かった。

シースタイルでの釣りを前提に帰省していた為、魚群探知機の用意はなし。

ひとつテンヤタックル(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

ちなみにターゲットは絞らずに、ひとつテンヤ釣法での五目釣りとお土産確保のために置き竿でサビキ釣りも行うことにした。

サビキ釣りタックル(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

当日の天気

前述の通り天気予報が外れて晴れ。釣り終了1時間前に本降りの雨が降ってきたが、雨具を持参していたため事なきを得ることができた。

丸高水産に到着

現地に向かう途中釣り具の「タイシ」でエサの海エビとアミコマセ2kgを購入して、ボート店に到着したのは9時半頃。夕方まで釣りが可能なのでこの時間に着いても焦る必要はない。

差しエサ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

スタッフにポイントを確認していると、運よく大きめのボートの釣り客が戻ってきたので、そちらのボートを借りて出船した。

いざ出船!(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

イカダは貸し切り状態

まずは手前から3列目にあるイケスの一番手前のイカダにボートを係留して、そちらに乗り移った。イカダには釣り客はいないので貸し切り状態だ。 

妻に一つテンヤでの釣り方をレクチャーしていると、早速アタリがきたがバラシ。しばらくすると彼女が「きたかも!?」と言ってリールを巻きだすと掛かっていたのは小型のオオモンハタだった。彼女は初めてのひとつテンヤでの釣果に一安心。

ひとつテンヤで仕留めたオオモンハタ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

筆者はというと、アタリはあるが魚が小さいのかヒットしない状況が続いた。

妻がウツボをキャッチ

イカダの上を移動しながら釣り続けていた彼女にまたもヒット。今度はかなりの大物らしくて「3段引きで凄い引きだよ!」とリールを巻く彼女の腰がひけている。

筆者もマダイを期待しながら魚が浮いてくるのを待っていると、海面に現れたのはなんとウツボ!タモで掬って無事にキャッチ。

なんとウツボがヒット(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

筆者はいつか専門に狙いたい魚だっただけにテンションMAXだったが、妻は「気持ち悪い、気持ち悪い」と繰り返し連発……。

ボートで流し釣りに変更

いつまでもイカダで粘っていても仕方がないと思い12時半に再びボートに乗り移り、一つテンヤ王道の流し釣りに切り替えることにした。ポイントは直感で県道17号線下にある消波ブロックの沖合、水深20m前後を攻めてみた。

1投目から3本の竿にヒット

すると1投目から妻にオオモンハタがヒット。同じく筆者も1投目にカサゴを釣り上げてオデコ脱出。

筆者が釣ったカサゴ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

魚を外そうとしていると置き竿のサビキ仕掛けにもヒット。こちらも1投目から掛かって大忙しとなってきた。巻き上げてくるとアジ3匹、小型のオオモンハタ1匹の4連掛け。

アジとオオモンハタの4連掛け(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

魚探が無くても魚影の濃さから簡単に釣れる海に感謝しながらハリから魚を外していった。サビキはサバなども交えて入れ食いは続いた。

サバも釣れた(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

その後もボートを流し替え、一つテンヤにもひっきりなしに訪れるアタリを2人とも楽しんでいると、妻に今までとは明らかに違う強烈なアタリがきた。

大物と確信したが秒殺。リールのドラグの調整が悪かったのかと思い確認したが、どうやら彼女が結んだラインがテンヤから解けてしまったのが原因になってしまったようだった……。これには彼女も猛省。

本降りの雨でも釣りを続ける

沖上がり1時間前には本降りの雨となってしまったが、カッパを着て釣りを続行した。ひとつテンヤに集中するとカサゴを追釣。

ひとつテンヤでカサゴをゲット(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

しかしその後、根掛かりによるラインの高切れでテンヤは諦めることにした。筆者はサビキでマアジの4連掛で納竿。

サビキでアジを4連掛け(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

サビキ釣りは専門で狙えばもっと数は稼げたはずだ。妻もラスト1投を宣言して投入するとサイズアップのオオモンハタをキャッチして、15時半に沖上がりとした。

オオモンハタがサイズアップ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

当日の釣果

・筆者:カサゴ2匹(17cm)、オオモンハタ1匹(13cm)、マアジ9匹(13.5~17.5cm)、サバ5匹(18.5~20.5cm) 
・妻:カサゴ1匹(20.5cm)、オオモンハタ3匹(15~23.5cm)、ウツボ1匹(86.5cm)

釣ったウツボは86.5cmだった
(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

鮮魚店へ持ち込み捌いてもらう

釣った魚を山正鮮魚部に持ち込むとウツボにスタッフは驚いていた。大将が綺麗にさばいてくれて食べるのが楽しみになってきた。

捌いてもらったウツボ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

ウツボはインターネットで食べ方を検索して、後日唐揚げやタタキ・蒲焼に、カサゴやアジも唐揚げにしてボリューム満点で、賑やかな食卓となった。

ウツボの唐揚げ(提供:TSURINEWSライター・藤倉聡)

五目釣りが楽しめるのも海の魅力

今回は妻にまさかのウツボが掛かり、何が釣れるか分からない海釣りの魅力を再認識させられる釣行となった。

西浦のボート釣りでは、今の時期常に大鯛や年なしのクロダイが上がっており、またクロダイやイサキの数釣りも可能なため、つい通いたくなってしまう魅惑のポイントだと改めて感じた。

<藤倉聡/TSURINEWSライター>

【関連記事】

おすすめの記事