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<北九州愛>あふれるトークセッション 北九州市民文化表彰・表彰式をレポート【北九州市小倉北区】

北九州ノコト

(アイキャッチ画像:受賞者への花束贈呈)

1月29日、リーガロイヤルホテル小倉で第55回北九州市民文化表彰の表彰式が行われました。市民文化賞を受賞した寿司職人の天野功一さんや市民文化奨励賞を受賞した吉本実憂さん、市民文化功労賞を受賞した7名と1団体が表彰されました。

表彰式当日の様子をレポートします。

天寿司の天野功一さん、俳優の吉本実憂さんらが登壇

市民文化賞は昭和43年度に創設し、現在まで116人11団体が受賞。市民文化奨励賞は平成2年度に創設し、51人5団体が受賞しています。今回の表彰式は一般観覧も可能で、関係者以外にも多くの人が参加しました。

開会の言葉や市歌斉唱のあと、受賞者の紹介。市民文化賞受賞の天野功一さん、続いて市民文化奨励賞受賞の吉本実憂さんが壇上にあがりました。市民文化賞を受賞した俳優の草刈正雄さんは、スケジュールの都合で欠席でした。

「ミシュランガイド福岡・佐賀版2014」や「ミシュランガイド福岡・佐賀・長崎2019特別版」に掲載された「天寿司」の寿司料理人である天野功一さん。平成16年に「天寿し京町店」を開業し、地元食材(アワビ、ウニ、鰆など)のブランド化に貢献。地元の食材を生かした、北九州市ならではの、「小倉前・九州前」と言われる寿司の価値を高めました。地元の食材やそこから育まれる食文化の魅力を幅広く伝え、寿司のまちとして北九州市の知名度向上に大きく貢献しています。

俳優の吉本実憂さんは、北九州市小倉南区出身。2012年に新人発掘オーディション「第13回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し芸能界デビュー。令和2年に公開された映画「瞽女GOZE」では、日本批評家大賞新人賞を受賞するなど、そのごも数々の映画賞を受賞。2023年には、北九州市オールロケで、カンヌ国際映画祭に出品された「逃げきれた夢」にも出演し幅広く活躍しています。

さらに、市民文化功労賞を受賞した7人と1団体の代表者が登壇。選考委員8人が紹介されたあと、武内和久市長がステージへ。表彰楯と目録の贈呈が行われました。

天野さんは、楯を見てとてもにこやかな表情を浮かべていました。

真剣な表情で武内市長のお話を聞く吉本さん。楯を受け取ったらしっかりと見つめていました。

市民文化功労賞は、代表として邦楽で受賞した大久保道子さんに表彰状が贈られました。会場の観覧者から受賞者のみなさんへむけてたくさんの拍手が送られます。

贈呈のあとは、主催者を代表して武内市長より挨拶。「北九州市出身の方々が国内、世界でも活躍されていることは喜ばしいことです。みなさんのご活躍は多くの北九州市民の誇りであり、シビックプライド、市民としての誇りの醸成にも繋がっていると考えます。今後も市民の皆様と会話を重ねながら北九州市の新しい未来づくりに努めてまいりたいと考えております」と、受賞者へのお祝いと北九州市の発展を願うスピーチを行いました。

来賓の北九州市議会副議長・本田忠弘さんは、受賞者のみなさんに「市制60周年の節目における北九州文化表彰に栄誉にふさわしい素晴らしい方々の受賞が決まりました。皆様方のこれまでの功績に熱く御礼申し上げるとともに豊かな才能あふれる皆様の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます」と、祝辞を述べました。

草刈正雄さんからの<ビデオメッセージ>や武内市長との<トークセッション>

休憩のあとは、スケジュールの都合で欠席の草刈正雄さんのビデオメッセージが公開されました。

「この度は栄誉ある市民文化賞の受賞誠にありがとうございました。そして市制60周年本当におめでとうございます。これからも北九州の発展をお祈りしてます」と話すと共に力強く拳を握ってエールを送るなど、ユーモアのあるスピーチを披露しました。

続いて、天野さんと吉本さん、武内市長が登壇し、トークセッションが行われました。

天野さん、吉本さんが受賞した感想を話した後、武内市長が「お二人とお話したのですが、北九州愛がすごいんですよ。北九州をもっと盛り上げたい。もっと知ってもらいたいという気持ちがある。それと天野さんが前掛けがないととても緊張しているんですよ」と会場の笑いを誘い、緊張をほぐすような場面も。

武内市長からどのようにすればもっと北九州が発展するかアイデアを求められると、天野さんは「夜の時間がもっと充実すればいい街になる。北九州市に泊まりたくなるような宿泊施設があるといいとずっと前から話しています」と提案。

一方、吉本さんは「1回来るとハマる街だと思います。映画に関することで言うと、聖地という場所をたくさん作ると若い人もくる機会が増えるのではないかと思います」と、俳優ならではのアイデアを伝えていました。

さらに『地球の歩き方 北九州市版』の話になると、吉本さんは「配り歩きたい」とコメント。多くの人に北九州を知ってもらい、観光で来てほしいという強い気持ちを感じました。

最後に花束の贈呈が行われ、閉会となりました。

開催されたトークセッションや今までの活動から受賞者お二人の北九州市をもっと発展させたい、周知したいという強い“北九州愛”を感じられる授賞式でした。

※2024年1月31日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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