Yahoo! JAPAN

【10/25(土)・26(日)開催】日本遺産フェスティバル in 倉敷 〜 日本遺産創設10周年。全国104のストーリー認定地域が、倉敷アイビースクエアに一堂に会するイベント

倉敷とことこ

【10/25(土)・26(日)開催】日本遺産フェスティバル in 倉敷 〜 日本遺産創設10周年。全国104のストーリー認定地域が、倉敷アイビースクエアに一堂に会するイベント

10月に入り、JR倉敷駅や倉敷中央通りなどでは「日本遺産フェスティバル in 倉敷」ムード一色となっています。

「日本遺産フェスティバル in 倉敷」は、全国104の日本遺産ストーリー認定地域が一堂に会するイベントで、2025年は日本遺産の制度が創設されてから10周年の節目の年となります。

イベントの内容や開催の意図について、倉敷市日本遺産推進室とくらしき日本遺産大使の素隠居(すいんきょ)に教えてもらいました。

「日本遺産フェスティバル in 倉敷」とは

日本遺産フェスティバル in 倉敷のチラシ(画像提供:倉敷市)

「日本遺産フェスティバル」は、全国104の日本遺産ストーリー認定地域が一堂に会する日本遺産関連では国内最大のイベントです。

2025年10月25日(土)・26日(日)に、倉敷アイビースクエアをメイン会場として開催されます。

詳しくは以下の画像を確認してください。

日本遺産フェスティバル in 倉敷のチラシ裏面(画像提供:倉敷市)

倉敷開催の特徴

主会場の倉敷アイビースクエア

2025年(令和7年)は、文化庁による日本遺産の制度が創設されてから10周年の節目にあたる年です。

最大の魅力は、日本遺産構成文化財であり近代化産業遺産でもある「倉敷アイビースクエア」が主会場となる点です。会場は入場無料で、だれでも気軽に参加可能です。

全国の日本遺産のPRブース巡り(エメラルドホールなど)では、旅行気分で情報収集やノベルティ獲得が可能です。

中庭広場では、地元学生のショーや備中神楽などの民俗芸能を披露。10月26日にはくらしき日本遺産大使「素隠居」の体験もあります。

また、ユネスコ無形文化遺産に関連して、全国および倉敷の地酒の有料試飲や、特産品グルメもあります。

開催直前の「日本遺産フェスティバル in 倉敷」について、倉敷市日本遺産推進室の武政慶彦(たけまさ よしひこ)さん、くらしき日本遺産大使の素隠居 じじ・ばばにお話をききました。

日本遺産フェスティバル in 倉敷 開催直前インタビュー

左から素隠居 じじ、武政慶彦(たけまさ よしひこ)さん、素隠居 ばば

──日本遺産フェスティバルを倉敷で開催するに至った経緯を教えてください。

武政(敬称略)──

もともと、倉敷市として「日本遺産フェスティバルを開催したい」という強い気持ちがありました。フェスティバルを開催すれば、全国や海外から多くのお客様に来ていただけるため、地元の経済にとっても効果があると考えていたためです。

そのため、開催地に名乗りを上げ、抽選の結果、見事に選ばれることとなりました。開催地が正式に決定したのは、2021年(令和3年)の小松市での開催時に合わせておこなわれた日本遺産連盟の総会においてです。

その後、本格的な準備は、前回の開催地(会津若松市)で次回が倉敷と発表された約1年前、昨年(2024年)から始まりました。

──「日本遺産フェスティバル in 倉敷」の特徴を教えてください

武政──

倉敷市は全国最多タイの三つの日本遺産ストーリーが認定されているだけでなく、市内全地域に構成文化財が存在するなど、まさに「日本遺産のまち」となっています。

さらに、今回の主会場である「倉敷アイビースクエア」は、日本遺産構成文化財ですので、構成文化財のなかで日本遺産フェスティバルを開催する点も珍しいです。参加することで日本遺産を身近に感じてもらえるのではないかと思っています。

もちろん、倉敷市の魅力もしっかりと感じていただきたいと思っています。

──具体的な見どころやイベント内容について教えてください。

武政──

中庭ステージでは、地元大学生によるファッションショーや音楽演奏、全国各地から参加する協議会のかたがたによるPR、そして民俗芸能の披露も予定しています。

また、飲食ブースでは郷土料理や、高梁川流域の食材を使ったグルメをお楽しみいただければと思います。

さらに、今回ユネスコ無形文化遺産に「伝統的酒造り」が認定されたこともあり、全国の日本遺産認定地域の皆さまにご紹介いただいたお酒や、地元倉敷市自慢の地酒を、有料試飲という形でご提供することになりました。

お酒好きのかたも、ぜひご来場ください。

中庭広場

──どのようなかたに来てもらいたいですか

武政──

かつて「サミット」と呼ばれていたこともあり、関係者・ビジネス向けのイベントというイメージを持つかたもいるかもしれません。

しかし、イベント名が「サミット」から「フェスティバル」に変わったのは、皆さんに親しみやすいイメージを持ってもらいたかったためです。
今回のイベントは、地元の皆さまはもちろん、観光客のかたもぜひご参加いただきたいです。

会場は入場無料ですので、どなたでも、いつでも気軽にご来場いただき、お祭り気分を楽しんでいただければと思います。

──来場者に何を感じてほしいですか

武政──

日本遺産とは何かを知るきっかけになればと思っています。
地元のかたには倉敷の魅力を再発見していただきたいと思いますし、さらに全国各地の歴史や文化を自然に知っていただけると思います。

ご自身がよく知っている土地でも、新たな発見がきっとあるはずです。何かしらの楽しみを見つけていただけると思います。

また、市内各地域の魅力を感じてもらいたいという気持ちから、この2日間だけでなく、約2か月間にわたるデジタルスタンプラリーも実施しています。

市内全域に広がる構成文化財を巡って、地域の歴史文化を深く知る機会として活用していただけたらうれしいです。

──読者にメッセージをお願いします

武政──

週末はぜひ日本遺産フェスティバル in 倉敷にご来場いただき、この機会に倉敷の魅力を再発見し、より一層倉敷を好きになっていただければ幸いです。

ご来場をお待ちしております。

──当日はくらしき日本遺産大使を務める「素隠居」さんも活躍されるそうですね。

素隠居じじ──

はい。
素隠居は日本遺産構成文化財のなかで、唯一動き回ることができるキャラクターです。

当日は素隠居が会場周辺や美観地区を練り歩き、フェスティバルをPRします。

素隠居ばば──

26日には、素隠居になりきれる体験コーナーもご用意しています。ぜひ主会場の倉敷アイビースクエアにお越しください。

おわりに

正直なところ、インターネットを通じて、ほぼすべての情報が手に入る現代において、「博覧会」的なものにそれほど価値を感じていませんでした。

しかし、10月13日に閉幕した大阪・関西万博に参加して、「そこに行かないとわからない空気感」と「さまざまな地域・文化が集まる場」の重要性を認識しました。

規模は異なるものの、全国の日本遺産が集まる「日本遺産フェスティバル in 倉敷」は、そのような「場」であり、倉敷市で開催されることは大変貴重な機会だと感じます。

10月25日・26日は倉敷アイビースクエアに足を運び、日本遺産ストーリーを通じて、日本国内のさまざまな歴史・文化に触れてみてください。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. Reina+World、ノースリーブ衣装で美スタイルあらわに!ジャパンモビリティショー2025に登場

    WWSチャンネル
  2. 堺・ハーベストの丘で光の世界へ!大人も子どもも楽しめるイルミネーション開幕

    PrettyOnline
  3. 【道内限定】サッポロ クラシック 富良野VINTAGEが数量限定発売!

    北海道Likers
  4. RAY、新メンバー・春音友希(はるねゆき)を迎えた新体制お披露目ワンマンを12月30日開催!

    Pop’n’Roll
  5. 高市早苗政権の支持率の高さ、過去の首相や人事を思い出す

    文化放送
  6. 【食べ放題ニュース】どの食べ放題にする?ホテルニューオウミの「選べる食べ放題付きメニュー」が充実♪

    ウレぴあ総研
  7. 最高の組み合わせかも……。【タカノフーズ公式】の「納豆」の食べ方がウマい

    4MEEE
  8. 【USJ】“内なる悪党心”を解き放とう! ミニオン・パークが1.4倍に拡張、新アトラクション登場

    anna(アンナ)
  9. 北九州市で「KitaQ おもてなしキャンペーン」好評開催中|観覧車無料・お食事10%オフなど(12月25日まで)

    キタキュースタイル
  10. 『リットン調査団』は日本に甘かった?それでも日本が拒否した理由とは

    草の実堂