“生存率0%の絶望”から逃げ切れるのか?「エイリアン」の“その後の物語”『エイリアン:ロムルス』
恐怖の原点にして頂点である『エイリアン』(79)の“その後の物語”が、全世界待望の映画化。映画界のレジェンドがメガホンをとってきた「エイリアン」シリーズの新たな担い手として『ドント・ブリーズ』(16)で世界中を震え上がらせた鬼才フェデ・アルバレスが監督を務め、“エイリアンの創造主”リドリー・スコット自身が製作。シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス』が9月6日(金)より公開される。このたび、若者たちを極限まで追い詰めていく戦慄のエイリアンの姿を捉えた絶望の日本オリジナル予告が解禁となった。
「エイリアン」の“その後の物語”
寄生した人間の胸を突き破り、異常な速さで進化する宇宙最恐の生命体“エイリアン”は、映画史上もっとも独創的なクリーチャーと言わしめたその不気味なデザインや、主演のシガーニー・ウィーバーら名優たちによる閉鎖された宇宙空間での凄絶な死闘が話題を呼び、「第52回アカデミー」視覚効果賞をはじめ数々の賞を受賞したレジェンド的作品。その後も関連作品が次々と誕生し、長きにわたって世界中から愛され続けている。最新作は、『エイリアン』のその後の物語となり、“エイリアン”の恐怖に遭遇することとなる若者たちの姿が描かれる。
リドリー・スコット(『エイリアン』)、ジェームズ・キャメロン(『エイリアン2』(86))、デヴィッド・フィンチャー(『エイリアン3』(92))ら映画界の巨匠が礎を築いてきた「エイリアン」シリーズの新たなバトンを受け取った鬼才フェデ・アルバレス監督。シリーズへの有り余る愛を注入しつつも、本作単体でも十二分に楽しめる、まさに新たなエイリアンファンを取り込める作品だと自信をのぞかせる。
主演のレインを演じるのは、ソフィア・コッポラ監督作品『プリシラ』(24)でヴェネチア映画祭主演女優賞を受賞し、『パシフィック・リム:アップライジング』(18)でも存在感を示したケイリー・スピーニー。彼女の絶望の中でエイリアンに立ち向かおうとする姿は「エイリアン」シリーズで、シガニー・ウィーバーが演じた主役のエレン・リプリーを彷彿とさせる。その他にも『ライ・レーン』(23)のデヴィッド・ジョンソン、『暗黒と神秘の骨』(21-23)のアーチー・ルノー、『マダム・ウェブ』(24)のイザベラ・メルセードら、今後のハリウッドを牽引する注目の若手俳優たちが、極限状態に追い込まれた無力な若者たちを全身全霊で演じ切る。
“最恐”生命体エイリアンから逃げ切れるのか?
物語の舞台となるのは、地球から遠く離れた宇宙——。人生の行き場を失った6人の若者たちが、生きる希望を求めて足を踏み入れた「ロムルス」宇宙ステーション。ロムルスが迎え入れたのは、若者たちだけではなかった…。映像では、次々と仲間がエイリアンに寄生され、襲われていく様子に戦慄する若者と、驚異の撮影技術で作り出された生々しくおびただしい数のエイリアンが映し出される。
未知なる生命体の叫びを想起させる不協和音をバックに響かせ、薄暗く不気味な宇宙船で、若者たちはとある目的のために探索を始める。仲間の一人が水中で足を取られている中、突如クモのような触手を持ったエイリアン第2形態が人間の顔に覆いかぶさり、口に器官を挿入して寄生しようと襲い掛かる。宿主となる人間の体内にエイリアンの幼生を産み付け進化を遂げようと次々と襲い掛かるエイリアンから逃れるため宇宙船の中を走り続けるも、必死の抵抗も虚しく、寄生した人間の体内で脈打つエイリアン。人間の胸を突き破り、エイリアンが進化する瞬間を目撃した若者は、宇宙空間という“極限の密室”で決して誰にも届くことのない絶望の悲鳴を上げる…。
最新の撮影技術によってより生々しさを増したエイリアンがうごめく姿や、指を腐らせ鉄をも溶かす強烈な酸性のエイリアンの血液、突然現れる不穏な静寂と、無重力で逃げる術を失う若者たちの姿は、観る者を絶望の淵へと陥れていく。最後には、宇宙最恐の生命体“エイリアン”最終形態と対峙し…!?どこにも逃げ場のない密室空間で描かれる戦慄の瞬間の数々、一瞬たりとも目が離せないスリル溢れる展開、そして、「私たち、どうなるの?」と最後に問いかける彼女たちの、その行く末を見届けずにはいられない。
『エイリアン:ロムルス』は9月6日(金)より全国公開