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おもちゃの子豚の世話を始めたメス犬、独り占めし授乳まで(米)

Techinsight

おもちゃの子豚を離さない犬(画像は『Jen Tripucka 2022年6月15日付TikTiok「Such a good mommy」』のスクリーンショット)

保護して約4か月になるメスの愛犬が突然、小さなおもちゃの子豚の世話を始めた。まるでおもちゃを“赤ちゃん”のように大切にする愛犬に飼い主は困惑、しかしそれには理由があったという。『The Dodo』が伝えた。

アメリカに住むジェニファー・トリピューカさん(Jennifer Tripucka)は今年2月、ニュージャージー州の動物レスキュー団体「ワイズ・アニマル・レスキュー(Wise Animal Rescue)」を通し、メスのシーズー“アンディ(Andi、4)”を保護した。

ジェニファーさんが同団体から犬を保護するのは2度目で、アンディはシーズーのオス“フィン(Finn)”とがんで苦しむフレンチ・ブルドッグのオスの老犬“ピエール(Pierre)”に温かく迎えられた。

「アンディがやってきたタイミングは絶妙で、2匹の犬たちにとってはまるでセラピー犬のような存在になりました。またピエールの病気でつらい時期を過ごしていた夫と私にとっても、アンディは癒しになったのです」と語るジェニファーさん。優しくて愛され上手のアンディはすぐに、一家にとってなくてはならない存在になった。

そして6月になったある日のこと、ジェニファーさんはアンディが突然、いつもと違う行動を見せ始めたことに気付き困惑した。きっかけはおもちゃ箱に入っていたピンク色のおもちゃの子豚で、それを見つけるとクンクン鳴き始めたという。

ジェニファーさんは「その子豚は力を加えると赤ちゃんの鳴き声がするのですが、アンディはそれを口にくわえて音を出し、家の中を歩き回っていました。また同じ場所を円を描くように回ったり、クンクン鳴いたり、まるで赤ちゃんを守っているかのように子豚を離さなくなったのです」と語ると、このように明かした。

「私はなぜアンディが子豚にそれほど固執するのか理解できなかったのですが、獣医には『アンディは妊娠していないのに妊娠に似た症状が見られたり、あたかも子育てをしているかのように振舞うなどの偽妊娠の症状が出ている』と言われました。」

「実はアンディはかつてブリーダーに飼われ、これまで何度か赤ちゃんを産んでいました。ところが偽妊娠の症状が出る4日前、避妊手術を受けたのです。獣医によると、そのことが子豚に固執するようになった一因だそうです。」

なお偽妊娠は避妊手術後のメス犬が経験することがあるようで、アンディは発情していることを表すヒート(生理)時に避妊手術をし、ホルモンバランスが変化したことで症状が現れたという。

ジェニファーさんはさらに、アンディの偽妊娠のママぶりをこのように説明した。

「アンディはオスの2匹が子豚に近づくと噛みつき、子豚を独り占めして授乳しようとしていました。ただ時々、子豚をどこかに置いたまま忘れてしまい、クンクン鳴いて探し始めるのです。そして子豚を見つけると別の場所に持ち込んで、まるで子育てをしているかのような仕草を見せるのです。子豚は犬の赤ちゃんとほぼ同じ大きさですからね。アンディは子豚を自分の赤ちゃんだと思っていたようです。」

ジェニファーさんのTikTokのコメント欄には「うちの犬も避妊手術の後、偽妊娠の症状が現れたわ」「私の犬はヒートの度に症状が出て。でも1週間も経つとおもちゃに興味がなくなるの」「我が家では、偽妊娠を経験した犬がその後、おもちゃを引きちぎっていたわよ」「うちの犬はおっぱいが出るようになったの」といった同じような体験が多数あがり、中には「おもちゃを早めに取り上げたほうがいいと思うわ」という意見もあった。

ジェニファーさんは悩んだ末にアンディのおもちゃを取り上げてしまったそうで、TikTokの動画を更新し「アンディにはすごい形相で睨みつけられたけど、今のところ問題はないようよ」と言葉を添えた。そしてその2日後には、ジェニファーさんとアンディがピタリと寄り添う姿も投稿、アンディはすっかり元の愛犬に戻ったようだ。

ちなみに過去には、赤ちゃんを死産で亡くした母猫のために飼い主が子猫のぬいぐるみを作ったところ、母猫はそれを肌身離さず持ち歩くようになったというケースもあった。母猫は子宮全摘出手術を受けており、しばらくは布の子猫を手放さなかったという。

画像は『Jen Tripucka 2022年6月15日付TikTiok「Such a good mommy」、2022年6月16日付TikTiok「Reply to @jaydon_pizza update」、2022年6月18日付TikTiok「Shes the best.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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