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演劇集団ゲッコーパレード、コロナ禍で辿りついた共和的な作品創作の形となる本拠地企画『病』を上演

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ゲッコーパレード本拠地企画『病』

演劇集団ゲッコーパレードが、2021年6月11日(金)〜21日(月)旧加藤家住宅(埼玉県蕨市)にて、本拠地企画『病』(やまい、illness)を上演することがわかった。

ゲッコーパレードとは、埼玉県蕨市の旧加藤家住宅を拠点に活動する演劇集団。これまで特徴ある場所でさまざまな形式の演劇上演を行い、2015年より本拠地である旧加藤家住宅での活動を中心に、東北芸術工科大学(山形県)、宮城野納豆製造所(宮城県)、早稲田大学演劇博物館(東京都)、旧里見弴邸(神奈川県)、IGR京セラ(鹿児島県)、Slure Project(タイ バンコク)など多くの劇場外での演劇上演を重ね、観客の前に演劇を直接届けている。

山形ビエンナーレ『ファウスト』  過去公演写真:瀬尾憲司

山形ビエンナーレ『リンドバークたちの飛行』 過去公演写真:瀬尾憲司

タイ『リンドバークたちの飛行』2020  過去公演写真:瀬尾憲司

演劇博物館『リンドバークたちの飛行』  過去公演写真:瀬尾憲司

この度、活動5周年を迎えたゲッコーパレードは新たなメンバーを多数迎え、2021年初の作品を発表する。本作では、展覧会のように複数名の作家が手掛ける作品が並び、個々の作品がゆるやかに繋がりをみせるそうだ。また、人間本来のあり方が浮かび上がり、コロナ禍のいま「生きること」を考えるきっかけとなる意義ある作品とのこと。

「絵画上演」  撮影:瀬尾憲司

 撮影:瀬尾憲司

本作のタイトル/テーマは「病」(やまい 英:illness)。ゲッコーパレードはただ災厄を意味する言葉として掲げているわけではなく、人間はコロナ禍以前に元から不完全な状態を抱えており、コロナ禍はそれを浮き彫りにした。これを総じて「病」と捉えると「病」は人が生きる現実であり、「生きること」は人間が長く問い続けてきたこと。本作品は決してネガティブなだけではなく「生きること」に正面から向き合って考え、先に進むきっかけとなる人間賛歌でもあるとメッセージを寄せている。

ゲッコーパレード本拠地企画『病』

なお、本作は建物の全ての窓を開放した会場内を観客が自由に歩き回る形式となる。これは感染症対策だけではなく、異なるジャンル7組のアーティストや作品から集団のかたちをゲッコーパレードと観客が探っていくアプローチでもあるそうだ。それぞれの作品はどの順番からでも自由に鑑賞することができるため、鑑賞者によって体験は変化していく、とのこと。

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