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工夫とひと手間でお安く保冷力アップ!ホームセンターのクーラーボックス活用術!

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工夫とひと手間でお安く保冷力アップ!ホームセンターのクーラーボックス活用術!

釣りって手軽で気軽に始められますよね。私は一番初めに始めたのがサビキ釣りでした。竿もリールもお得なセール品で両方そろえて、10000円で収めました。ただ「安ければなんでもいい」というわけではなく、「メーカー品であること」にはこだわって吟味しました。ちょうど新商品が出るタイミングで、前モデルが安くなるのをねらうとお得に買い物ができちゃうんです。「新商品じゃなければダメ」ってこだわりがなければ、意外にお安く購入できちゃいますよ。

ところで、竿やリールはそれなりのモノをそろえている私ですが、どうしても優先度が下がってしまうクーラーボックスには、なかなかお金をかけられません…。しかし、魚を新鮮に持ち帰るためには必要不可欠なクーラーボックス。今回は、ホームセンターのクーラーボックスでも、お安く保冷力を強化し活用している、私の工夫を少しだけご紹介しましょう。

釣り道具にかけられる予算には制限が…

快適に釣りをしたいのなら、竿やリールだけでなく釣具は上位モデルが一番なのは百も承知。しかし、釣りの種類が増えるとそれぞれにタックルが必要となり、船釣りともなると堤防釣り以上に釣り方が違うために、各釣りに対応した竿やリールを一からそろえないといけません…。そこでタックルに関してお金をかける優先順位を設ける必要に迫られます。
わが家でのタックルへの優先順位のなかで、クーラーボックスは一番最後。釣り道具にかけられる予算には限りがあるので、いまだにホームセンターのクーラーボックスを使用しています。

予算を抑えて釣りを楽しみたい

「竿やリールはメーカー品にこだわったのにクーラーボックスはこだわらないのか?」「魚を新鮮な状態で持ち帰るには、絶対的に釣具メーカーのクーラーボックスが必要じゃないのか?」と、こんな風に考えられている方もいるでしょう。堤防釣りでも船釣りでも、釣り場ではみなさんメーカー品のクーラーボックスを持っている方がほとんどですよね。
私のように、アウトドアメーカーのステッカーをペタペタと貼った「ホームセンター品ですよ」って感じのクーラーボックスですと、たまに視線が痛い…。とくに船にこのクーラーボックスを持ち込むと、余計にそう感じてしまいます。

でもわが家の釣り道具への投資額だと…、クーラーボックスの予算が許容範囲をオーバーしちゃうんですよね。どうしても家族で釣る場合や妻と2人で船に乗った場合には、1つのクーラーボックスってなるとそこそこの大きさが必要になってくるので、メーカー品だとお値段も必然的に高くなってしまいます。

ところが、ホームセンターのクーラーボックスですと半分ぐらいの値段で済むんです。ただ、魚を新鮮に持ち帰るためには、それなりに保冷力を強化することが必要になってきます。

クーラーボックスは構造や材質で保冷時間が変わる

某メーカーの24Lクーラーボックスが6面真空で4万5千円ほど、底面真空のものが2万円代後半、ウレタン断熱材で1万円代後半、発泡スチロール断熱材で1万5千円ほどします(メーカー発表の本体価格)。しかし一方で、ホームセンターのクーラーボックスですと5000円程度で購入できるといった具合。

気になるクーラーボックスの保冷時間ですが、釣具店やメーカーにいろいろと疑問をぶつけたところ、6面真空のクーラーボックスを持たれている方はわずかとのこと。保冷時間は98時間もあり、遠征などの長時間釣行をしないのであれば、こちらはさほど必要ないのかもしれません。
ウレタン断熱材のクーラーボックスで保冷時間は82時間、発泡スチロール断熱材のもので保冷時間が66時間あります。何も知識がないときは、釣った魚を新鮮に持ち帰り、美味しい魚を食べるには「6面真空でないとダメだ」なんて思っていましたが、そうではないようです。

みなさんそれぞれに釣りスタイルがあると思いますので、状況により選ぶクーラーボックスは変わってきますが、朝から釣ってその日に帰って魚をさばくのであれば、発泡スチロール断熱材のクーラーボックスで大丈夫なようです。

多少のカスタムと工夫で、


メーカ品でなくても十分な保冷が可能!

美味しい魚を食べるためには、釣った魚を新鮮な状態で持ち帰るのが絶対条件です。その意味でクーラーボックスは釣りをするうえで一番重要なタックルなのに、なぜホームセンターのクーラーボックスなのか? それは、私が1年を通して釣りをするなかで、夏でもちゃんと冷やせて新鮮な状態で持ち帰り、美味しい魚を食べ続けてきた自信があるからなんです。そのためには、多少のカスタムが必要ではありますが。

クーラーボックスの内側をカスタム

クーラーボックスの上蓋の内側に発泡スチロールがはまるように型を取り、アルミシートを巻いて貼り付けます。クーラーボックスの中にも発泡スチロールを4分割にして、サイズを調整してアルミシートで覆います。このときに使う発泡スチロールはスーパーの青果コーナーで必要なサイズを伝えれば分けてもらえると思います。

収納を兼ねて、予備の発泡スチロールを

「クーラーボックスのサイズが小さくて少し不安だ」なんて思ったときは、発泡スチロールを予備として持って行きます。使わなくてもコンパクトテーブルや折り畳み椅子を入れて、収納ボックスの代わりにもなるので一石二鳥です。

長物用に長い発泡スチロールも活用

青物が釣れちゃったら…? この場合はスーパーの鮮魚コーナーで分けてもらいます(笑)。私はこの長い発泡スチロールを船タチウオで使いました。
堤防だとそんなに問題にはならないかもしれませんが、船ですと風で蓋が飛んでいく可能性があるので、開けても飛ばないようにテープで固定して使用し、何の問題もありませんでした。

保険として100円均一ショップの小型発泡スチロールも

そして最後に、100円均一ショップで購入したペットボトルが6本入る発泡スチロールです。朝にボックス内に保冷剤を3個入れて釣りに持って行くようにしています。この発泡スチロールは一応保険として、夏場に携帯しています。
蓋はテープを貼らないと冷気が漏れ、帰宅する際には氷は完全に溶けてしまいます。しかし、蓋の隙間にテープを貼っておけば、6月の暑い夏日に車内に放置していましたが、帰宅して確認した際、氷が少し溶けた程度で保冷するには十分な状態でした。

実際、これだけの手間をかけるなら買うほうが早いかもしれません。しかし、お財布事情そのほかから、全ての方がメーカー品を買えるわけでもないかと思いますので、よければ少しでも参考にしてもらえればと思います。

企画・記事協力:FISHFRIENDS

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レポーターREPORTOR

プロフィール:デカ白メガネ

大阪から和歌山での堤防釣りを始めて2年弱です。最近は船アジサビキを経験して船釣りへの壁を乗り越え、明石や淡路島から鳴門方面へのタイラバも始めました。春から秋は山でキャンプ、冬はスノーボードも楽しみつつ、1年中海で釣りをするアウトドア大好き人間です。

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