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神奈川県座間市 佐藤弥斗市長に聞く 「共創」実現へ、地ならしの1年〈海老名市・座間市・綾瀬市〉

タウンニュース

取材に応じる佐藤市長(撮影時のみマスクを外しています)

座間市の佐藤弥斗市長が10月で就任1年を迎えた。この1年の振り返りと今後の取り組みについて話を聞いた。

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――市長就任から1年が経過した。これまでの成果をどのように振り返っているか。

「就任以降、この1年をかけて市役所の係長級以上の職員全員と面談を行った。これは改革に向けての地盤作り。職員の個性を活かせる職場にしていこうと考えた。職員が自ら主体的に行動できるような意識改革は進められたと考えている。また『共創』の考え方のもと次期総合計画の策定に向けて、幅広い市民の声を聞く『未来デザイン会議』を実施できた」

――新型コロナ対応については

「新型コロナ対応についてまず取り組んだのは、市と医師会との関係修復。関係性は再構築することができ、ワクチン接種をめぐっては綿密な対応をいただいている。経済対策としては、プレミアム付き商品券の実施を行った。市長報酬の削減についても1度は議会で否決されたが、その後可決され、今年度も特別職4人が削減している」

――所信表明で述べていた「情報発信と情報提供」についての達成度は

「情報発信については、市公式ラインの運用が始まり、ツイッター、ユーチューブ、広報など様々なツールを活用している。情報提供について、記者会見では分かりやすく情報を届けられるよう工夫を行なっている。また市のホームページでは『市長の動き』の発表も始めた」

――一年が経過して見えてきた課題や可能性は

「課題としては公共施設の再整備。老朽化が進む小中学校を維持していくためには相当の費用が必要となる。これまで既存の事業をたたんでいくことには着手されてこなったが、精査をして抜本的に見直し優先順位をつけていきたい。可能性については、市内の民間企業のポテンシャルがとても高いと感じる。行政と民間とが協働をし、これまでできていなかったことが実現できるのではと思っている」

――直近では「職員定数40増」案が否決された。議会対応については。

「年々増加している休職者のケアは議員時代から問題視していた。職場環境の整備はトップとしての役目であるし、職員にあった形ではないと改革は進められない。『日本一元気で楽しいまち』を目指すためには、職員が元気でなければならない。議会対応については、市の課題を共通認識としてしっかりとご理解いただけるような説明の仕方が必要だった」

――2年目に取り組みたいことは

「今年度予算では、DX推進係を立ち上げたので事業の見直しを含めて力を入れていきたい。待機児童の問題については、民間保育所の計画の策定はできた。受け入れ人数の拡大に向け動きつつあるので引き続き積極的に働きかけを行なっていく。またふるさと納税の返礼品についても形にできたらと思う。この1年は改革を行うための足固めを中心に行ってきたので、2年目も着実に成果を実感していただけるよう取り組みたい」

――日課はあるか

「毎朝、1階の売店、警備室から全てのフロアを回って挨拶をしている。最後は7階の展望室で市内を見渡して『市民が今日も無事に過ごせますように』と祈ってから執務に入っている」

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