上越市で特殊詐欺被害2件 30代男性が電子マネー176万円、50代女性は現金49万円
上越警察署は2024年2月9日までに、新潟県上越市で2件の特殊詐欺被害を確認したと発表した。30代男性は架空料金請求詐欺で電子マネー約176万円、50代女性は還付金詐欺で現金約49万円をだまし取られた。
30代男性は1月31日、自宅のパソコンでインターネットを閲覧中、広告サイトをクリックしたところ、突然警告音が鳴り「トロイの木馬に感染しました。電話をしてください」という画面が出て、表示された電話番号に連絡した。実在する大手ソフトウェア企業をかたる男から「ウイルス除去ソフトを導入する。電子マネーで支払いをしてください」などと言われ、男性は市内のコンビニエンスストアで4万円分の電子マネーカードを購入し、コード番号を教えたが「コードが間違っている」などと言われて次々と購入を要求され、2月2日までに約8回に分けて電子マネー約176万円分をだまし取られた。
繰り返し「コードが間違っている」と言われ不審に思った男性はパソコン販売店に相談して詐欺だと気付き、2月2日に同署に届け出た。