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人吉市の老舗洋菓子店、ナチュラルの「人吉檸檬」は 思いやりと優しさの味だった

肥後ジャーナル

人吉市の老舗洋菓子店、ナチュラルの「人吉檸檬」は 思いやりと優しさの味だった

じめじめした季節になりましたね。こんな時にはさっぱりとしたお菓子が欲しいものです。 今回は、人吉市瓦屋町のナチュラルさんにお邪魔して、口コミで評判のレモンケーキを堪能して参りました。

バラエティ豊かな品揃え

人吉インターを下り、車で3分。瓦屋町のセブンイレブン前にお店はあります。

店内は名前にそぐわぬナチュラルさ。 忘れてはいけないのは、そもそもこのお店がパン屋であるという事。サンドイッチや総菜パンも絶品で、多くの人から愛されています。 お腹が空いている時間には堪える匂い…。

イートインスペースもあります。まるで陽だまりの中にいるみたいで、とっても気持ちいいです。 さあ、荷物を置いて注文しようかと商品を見に行くと…

ここか? あれ?アイス…?美味しそう! 一瞬、浮気しそうになりましたが、本日のお目当ては…

これです。その名も人吉檸檬(¥250)“ケーキ”は付けません。

せっかくなのでもう一品食べてみようと店長さんにおすすめを聞くと、こちらを推してくださいました。 柑橘系ケーキの食べ比べです!

ケーキの横にはもう一つショーケースが。スイーツの品ぞろえも充実しています。

主役はあくまでもフルーツ

まずは人吉檸檬から! 想像していたものとは違い、マフィンのような形状。 天草から取り寄せたレモンをジャム状にしたものを相良村の農家で作られた米粉に練りこんでいるそうです。 ひと口食べた瞬間、爽やかなレモンの風味が口いっぱいに広がります!しつこく甘くなく、しっとりとしたケーキにレモンが負けていません。 店長曰く「主役はレモン。邪魔したくないんです」との事。なるほど納得です。

コーヒーを頂いたのですが、ストレートティーが合いそう。

次にベイクドチーズケーキ。 上にうっすらとオレンジの輪切りが乗っかっています。

もちろん、美味です。 底はサクサク、中はしっとり。 オレンジと紅茶が口の中で混ざって、気分はすっかり貴族。この 2 つを大事な商談で出したら、絶対成功します。(マジで)

たくさんの人と作り上げた味

元々、多良木町に店を構えていたあったナチュラルは、戦後、初代オーナーがお腹をすかせた子供たちにお腹いっぱいパンを食べさせたいといった思いで、「世界パン」という店名でオープン。 時には和菓子の製作などにも乗り出し、様々な研究とチャレンジを経て、今の洋菓子ベーカリーとして、地元で愛される老舗店へとなりました。 昨年、多良木にあった本店は惜しまれつつも閉店しましたが、現在のお店も地元民だけならず、各方面から美味しいパンとスイーツを求めるお客さんで賑わっています。

世代が変わっても、変わらないもの。 それは同じ地元の食材を使い、広めたいという思いです。 今回頂いた人吉檸檬も本当であれば、昨年に発売される予定でしたが、被災やコロナで入荷元の農家の方々が厳しい状況となってしまいました。 それでもお店は産地にこだわりぬき、決して他の食材を使おうとはせず、満を持して今年からの発売となったのです。小さな町のグルーヴで“支え、支えられ、作り上げた味”を皆様も味わってみてはいかがでしょうか?

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