補正予算案を可決 修正案は1票差で否決 伊賀市議会
三重県伊賀市議会(定数22)は1月21日、本会議に提出された5億9682万円を追加する一般会計補正予算案など議案3件全てを可決した。
補正予算案に対しては、4会派と無会派の市議計5人が国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を財源に2025年3月卒業予定の中学3年生世代に1万円、高校3年生世代に3万円をそれぞれ支給する「新生活スタートアップ応援事業」について「次年度以降の財源確保が不透明で、子育て世代でも支給対象が極めて限定的」などとし、市に再考を求め関連経費計4026万円を削除する一部修正案を提出。採決では修正案への反対が1票上回った。
稲森稔尚市長が公約に掲げた「公共の再生」や「人づくり」に横断的に取り組む体制を整備した行政組織条例の一部改正案の採決は本会議で賛成が1票上回った。委員会採決では賛成2票に対し、委員長を除く4人が反対だった。
赤堀久実議長を除く主な賛否の結果は次の通り。敬称略。
「一般会計補正予算の修正議案」
【賛成=10人】内原篤、市川岳人、北森徹、北山太加視、中岡久徳、西口和成、福村教親、桃井弘子、山口康子、山下典子
【反対=11人】浅川友和、上田宗久、大石亮子、陶山美佐、寺村京子、西田方計、福岡正康、百上真奈、森川徹、森中秀哲、宮崎栄樹
「行政組織条例の一部改正案」
【賛成=11人】浅川友和、上田宗久、大石亮子、陶山美佐、寺村京子、西田方計、福岡正康、百上真奈、森川徹、森中秀哲、宮崎栄樹
【反対=10人】内原篤、市川岳人、北森徹、北山太加視、中岡久徳、西口和成、福村教親、桃井弘子、山口康子、山下典子