Yahoo! JAPAN

両国の本所松坂町公園で「吉良祭・元禄市」が12月13・14日に開催。周辺では約80の露店がズラリ!

さんたつ

191A7405_サイズ変更

江戸時代中期の幕臣・吉良上野介(きらこうずけのすけ)の邸宅跡があった、東京都墨田区の本所松坂町公園周辺では、「吉良祭・元禄市」が2025年12月13日(土)・14日(日)に開催。吉良上野介と20名の家臣たちの供養祭が行われるほか、恒例の元禄市も。歴史に思いを馳せながら足を運んでみては。

あの忠臣蔵の舞台が両国に!

映画や舞台でもたびたび題材として取り上げられる時代劇『忠臣蔵』。その名の通り、主君のために仇を討って散っていった忠実な家臣たちの姿が描かれている。時は江戸時代、元禄14年(1701)3月14日に起こった赤穂事件をモデルにした物語だ。

幕臣・吉良上野介は高家肝煎(こうけきもいり)といわれる、幕府と朝廷を取り持つ役職の最高責任者にあった。吉良は天皇勅使の接待役を任命された赤穂藩主・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)に礼儀作法を指導する。ところが吉良から嫌がらせを受けたと感じた浅野が腹を立て、江戸城の松の廊下で突然吉良に斬りかかり傷を負わせることになる。殿中で刀を抜くのはご法度されていたため、浅野は即日で切腹を命じられた。

一方の吉良は喧嘩両成敗の原則は適用されず、お咎めなし。主君を失い領地までも取り上げられた赤穂浪士たちは大石内蔵助(おおいしくらのすけ)を筆頭に主君の無念を晴らすべく、一年後の元禄15年(1702)12月14日未明に吉良邸に押し入り、ついには吉良の首を討ち取った。仇討ちのためとはいえ大名屋敷に押し入った赤穂浪士はその後、幕府に出頭し切腹となった。

この赤穂浪士討ち入りの舞台となった本所松坂町公園では、毎年12月第2土・日曜に「吉良祭・元禄市」が行われ、全国から多くの忠臣蔵ファンが訪れる。「『忠臣蔵』では意地悪なお殿様として描かれる吉良さんですが、地元三河では名君として親しまれているんですよ。赤穂浪士を供養する義士祭は各地で行われますが、それなら吉良さんとその家臣たちを慰霊する祭りがあってもいいんじゃないかと1972年から吉良祭が始まりました」と話すのは、イベントを主催する松坂睦の丸山祐一郎さん。

吉良を守って犠牲になった家臣たちの石碑では、線香をあげて供養することができる。

衣料品や雑貨、ホカホカグルメまで!

「吉良祭」に合わせて行われるのが「元禄市」。公園前の通りには衣料品や日用雑貨、食品、観光コーナー、野菜の直売など約80の露店が立ち並ぶ。なかには地元町会が出店するちゃんこ屋台や名物の元禄そば、おでんなどもあり、温かいグルメを味わいながら祭りを楽しめる。「界隈は繊維屋が多いので洋服をはじめ、日用品や台所用品などさまざまなものを販売します。掘り出し物を探したり、おいしいグルメを食べ歩きしたりして楽しんでいただければ」と丸山さん。

14日(日)には樽酒の鏡開きも行われ、振る舞い酒も配られる。

また2025年はちょうど討ち入りのあった14日が「吉良祭・元禄市」の開催と重なることから、14日(日)午前には両国連合町会主催の「義士祭」も執り行われる。赤穂浪士と吉良家臣の両方を供養する式典で、牛嶋神社の宮司により祝詞があげられる。「歴史好きな方にはここが赤穂義士の討ち入りがあった場所なんだなと感じてもらえたら。周辺には江戸の名所も多くあるので散策も楽しんでください」(丸山さん)。年末の雰囲気を味わいながら、赤穂浪士討ち入りの舞台を歩こう。

開催概要

「吉良祭・元禄市」

開催期間:2025年12月13日(土)・14日(日)
開催時間:9:00~17:00
会場:本所松坂町公園(吉良邸跡)周辺(東京都墨田区両国3-13-9)
アクセス:JR総武線・地下鉄大江戸線両国駅から徒歩5分

【問い合わせ先】
松坂睦 https://www.1214.tokyo/

取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供

香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 全面解禁後の鹿島沖ヒラメ釣りで本命の他マゴチにタチウオで好土産【茨城】

    TSURINEWS
  2. <噛むって大事!>しっかり噛むとフェイスラインがシャープに!?髪の毛まで…?本当に? 第3回

    ママスタセレクト
  3. 【熊本市中央区】ソムリエのシェフが手がけるお料理に感激!体が喜ぶフレンチ「CUISINE TERROIR HISA(キュイジーヌテロワールヒサ)」

    肥後ジャーナル
  4. 妊娠中の感染症対策 サイトメガロ・トキソ・りんご病を予防する生活習慣

    ミキハウス 妊娠・出産・子育てマガジン
  5. 【福島県】午年は“ウマい”馬肉でゲン担ぎ!会津エリアで馬肉グルメを味わえる店6選

    日刊CJ Monmo Web(シティ情報ふくしま)
  6. 猫がかかる『イエローファット』ってなに?主な原因や表れる症状、治療法まで解説

    ねこちゃんホンポ
  7. 血糖値の急上昇に要注意! 気を付けたいお菓子や飲み物に含まれる”見えない砂糖”とは【ひとり暮らしの栄養手帖】

    ラブすぽ
  8. 【日経新春杯】複数の優勝馬を輩出している唯一の重賞とは!?ハンデの恩恵を受けるは?ステップレースから見る過去10年の傾向

    ラブすぽ
  9. チョコしみしみ!ホロッサクッ食感が心地いい新食感フルーツチョコ

    おとりよせネット
  10. 【1月15日はいちごの日】ピザハットがキットカットとコラボして「ハンディメルツ 甘酸っぱいちご 」爆誕!

    特選街web