お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。さん(浜松市出身)が語った静岡サッカー愛!ペナルティ・ヒデさんと熱血トーク全開!
SBSラジオの静岡サッカー熱血応援番組「ヒデとキトーのFooTALK!」に、お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。さん(浜松市出身)をお招きしました。聞き手はパーソナリティのペナルティ・ヒデさんと鬼頭里枝さん(2024年7月2日放送)
ヒデ:りんたろー君はがっつりサッカーやってたもんね。最初にサッカー始めたのはどこですか?
りんたろー:浜北キッカーズFCで始めました。僕の2歳上に、太田吉彰君(元ジュビロ磐田)がいました。中学時代はホンダFCジュニアユース、その後は静岡北高校、浜松大学(現在は常葉大学)で。
ヒデ:そして吉本興業に入ったということですね。最終的には着地を間違えちゃったんですけど(笑)
鬼頭:いやいや、大正解、大成功ですから。
“現役時代”はゴールキーパー
鬼頭:ポジションはゴールキーパーだったそうですね?
りんたろー:浜北キッカーズは、入ったときに全員1回キーパーをやらせる珍しいチームだったんです。でも、僕でキーパーのローテーションが止まったんです。「キーパーいいね」ってなって。
ヒデ:キーパーは技術はもちろん、勇気も必要です。自分でも「キーパーいける」って思った?
りんたろー:横っ飛びとか前の飛び出しとかも全然怖くなかった。
ヒデ:じゃあpon pon!って止めて?
りんたろー:pon pon pon!って(笑)
鬼頭:急にチャラくなっちゃうんだから(笑)
りんたろー:浜北キッカーズは結構強かったので、キーパーが暇なポジションでみんな嫌だったんですよ。1人だけ違うユニフォームを着れるし、僕はいいなあと。
ヒデ:個性的だなあ。今の芸風と一緒だ。他とかぶってない。
りんたろー:そうっすね。キーパーチャラいねって!
ヒデ:チャラくはねえよ(笑)。で、ケガは大丈夫だった?
りんたろー:当時は大丈夫だったんですけど、高校と大学で前十字靱帯をケガしてしまって、それでキャリアは終わりましたね。2回目のときは、結構気持ちが折れてましたね。
鬼頭:治るまで時間かかりますしね。
サッカーをあきらめて吉本興業へ
ヒデ:なぜ吉本に?
りんたろー:僕、どこかでサッカーで食っていこうと思ってたんですけど、みんながセレクションとか練習参加に行く時期に2回目のけがをして、「もう無理じゃん」って思って。1年後治ってからサッカーをするモチベーションもないし、就活も間に合わねえじゃんって。
ヒデ:なるほど。
りんたろー:「あ、お笑い好きだったな」みたいな。ちょっと投げやりな感じでした。お笑いだったらケガしないんじゃねって思って。
ヒデ:俺もそれはちょっとあった。失礼な言い方すると、「お笑いだったらできそうじゃん」みたいな感じで行って、初めて心がポキられるんだよね。
りんたろー:そうっすね。ケガ以上にメンタルやられるときある(笑)
アスルクラロ沼津に行ってきた!
ヒデ:今日(2024年7月2日)は、サッカー番組の取材に行ってたの?
りんたろー:アスルクラロ沼津に行ってきました。ヘッドコーチの鈴木秀人さん、川又堅碁選手、斎藤学選手たちにインタビューしました。超面白かったです。
ヒデ:静岡県は、地元の浜松にはジュビロ磐田があって、東部にはJ3のアスルクラロ沼津があるっていう面白い地域ですよね。
りんたろー:ジュビロ磐田の遺伝子がどんどんアスルクラロ沼津にも広がってますよ。鈴木秀人さんは浜松商業高校出身っすよ。浜松商業高校からプロ選手、日の丸を背負う選手になって。
今日は川又選手と斎藤選手が終始イチャついてましたね。
ヒデ:両選手ともFooTALK!ファミリー。雰囲気がいい。でも、やっぱりゴン中山さん(中山雅史監督)でしょ?
りんたろー:はい。僕は本当に世代なんで。
憧れの選手は静岡が誇る元日本代表GK
ヒデ:小さい頃、憧れの選手は誰でしたか?
りんたろー:川口能活さんでしたね。当時、能活モデルのグローブ、スパイクとかが出てたので、そんなのばっかり集めてました。
ヒデ:能活のことですごいなって思ったのは、1998年フランスワールドカップの最後のジャマイカ戦。スタジアムにいた誰よりも号泣していたこと。「こいつは本当に熱いやつなんだな」って思った。クールなイメージやスマートなイメージがあるけど、違うんだよね。
りんたろー:熱いっすね~。
鬼頭:大人になって、能活さんに実際にお会いしたことはありますか?
りんたろー:あります。キャンプ取材に行かせてもらって。能活さんはゴールキーパーコーチでジュビロ磐田にいるので。とんでもなかったっすね、僕からしたら。能活さんが川島永嗣選手にボールを蹴ってる絵とか、すごい世界だなって。
ヒデ:しびれるねえ。
ヒデ:りんたろー。は、試合の副音声とかもやってるけど、キーパー目線でずっと話してほしいんだよ。みんな、ついボールを見がちでしょ?キーパーのポジショニングって、視野の端っこに入れとくぐらいだから。「実はこういう動きをしてたんですよ」とかをキーパー目線でずっと語ったら、めちゃくちゃ面白いかも。
りんたろー:たしかに。キーパーの技術とか知られてないっすもんね。
ヒデ:「相手がシュートを外したんじゃない、キーパーが外させたんだ」とかあるじゃん。一歩出たりとか、フェイントかましたりとかしてね。
鬼頭:面白そうですね、その目線で見ると。
サッカー部のしごきに比べたら…
鬼頭:サッカーをやってきて、お笑いの世界で役立ってることとか、良かったなって思うことはありますか?
りんたろー:めちゃくちゃありますよ。僕がNSC吉本総合芸能学院に入った時は、入学者が1学年で1000人ぐらいいたんすよ。
ヒデ:オーディションは札幌から沖縄までありますから。とんでもないよね。
りんたろー:先輩が上下関係を教えるために、すごく厳しくするんです。だけど、サッカー部のしごきに比べたら鼻くそレベルなんですよ。
ヒデ:「最終的にお金もらえるんでしょ?」とか、「テレビ出られるんでしょ?」とか思うと、全然平気。
りんたろー:ロケバスの移動とか、「ありがとうございます」って感じですよね。
ヒデ:ほんとよ!へたしたら「お前らここから走って帰れ」って言われるんですから。急にプロデューサーが「りんたろー。君、局まで走ってくれ」ってないもんな。めちゃくちゃ恵まれてますよ。弁当も置いてあるし。
りんたろー:砂浜ダッシュとかも、意味わかんなかったっすよ。
ヒデ:砂浜なんて、彼女と手繋いでゆっくり歩くとこですよ。なんでダッシュしてんの!?おかしくないすか!?
鬼頭:これね、高校時代の不満言う時間じゃないんで(笑)
昼食はやっぱり、あのハンバーグ
ヒデ:今の静岡勢4チーム、J1が1チーム(ジュビロ磐田)しかありませんが、どうですか?
りんたろー:でも、また熱さを取り戻してきたなっていうのもありますし。これでアスルクラロ沼津が上がってくれれば。
ヒデ:ここからいってほしいね!
鬼頭:リスナーから質問がいっぱい来てます。「お昼に食べたのはさわやかのハンバーグでしょうか?」
りんたろー:はい、そうなんです。
鬼頭:待ちました?
りんたろー:いや、穴場があって。静岡池田店は待ちゼロでした。
鬼頭:静岡池田店、SBSのすぐ近くですよ。
ヒデ:これだけ番組やってて、静岡池田店のさわやか食べたことないっすね。
鬼頭:今度行きましょう。
ヒデ:テイクアウトはしてるの?
鬼頭:ないです。
りんたろー:半生なんでね。
鬼頭:出来立てをジュ~っとテーブルの上で焼いてくださって。
ヒデ:マイク持ってそこから中継しようよ。
鬼頭:油めっちゃ飛びますけど。
ヒデ:全然飛ばしてほしい。ヒタヒタにしてほしい(笑)
りんたろー:機材がいかれる可能性ありますよ(笑)
7月23日に浜松で凱旋ライブ
ヒデ:今は「EXIT全国お笑いツアー 暗黒物質大放出SP」をやってるんですよね。
りんたろー:そうなんです。全国回りまして、最後に7月23日にアクトシティ浜松中ホールでやらせていただきます。
ヒデ:浜松を千秋楽にしたところすごいですよ。今回は、どんなツアーに?
りんたろー:本当に漫才一本勝負で。新ネタ5、6本やってるんで。
鬼頭:凱旋ということになるんですよね?
りんたろー:同級生がそのままキッカーズのコーチとかやってたりするんで。その子たちとかも連れて。
ヒデ:美しい流れですよ。
「サッカーはいろんな人をつなげてくれる」
ヒデ:サッカー頑張ってる子たちに向けて、メッセージをちょうだい。
りんたろー:サッカーずっとやらせてもらって、ケガしたときにすごい両親に申し訳ないなっていう思いがあったんですけど、こうしてサッカーを通してたくさんの人と繋がれました。今日のFooTALK!もそうですし、サッカーはいろんな人を繋げてくれて、色んなものをくれるんです。今サッカーに携わってる人もそうじゃない人も、一生懸命サッカーの楽しさに触れて、頑張ってほしいなと思います。
ヒデ:サッカーを好きになってくれたら嬉しいよね。僕もサッカーやってたから今があると思ってますからね。