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晩秋の増水河川でのウキ釣りで114cmソウギョ登場【元荒川】付き場を狙い撃ち

TSURINEWS

苦労して手にしたソウギョを抱っこする(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ

11月18日(土)埼玉県さいたま市を流れる元荒川へと荒天翌日に狙いを定めて釣行。長時間無反応かつバラした後もその状況に耐えた頑固者が勝利した釣行をレポートしよう。

元荒川でソウギョ釣り

同河川は利根川水系であり中川の支流として埼玉県を流れる一級河川だ。元荒川は農業用水路として機能しており上流より数えて4つの堰堤が設けられており、越谷市で中川と合流している。ゆえに季節や天候により水位も変動するので釣りとしては河川状況に応じたポイント選びが重要な河川である。

タックル

今回もソウギョ釣りをウキ釣りで狙うのだが、竿はプロマリンブルーベイ3号にダイワレブロス5000番を使い、ミチイトはデュエルカーボナイロン5号を直結で玉ウキを通し、がまかつ鯉鈎16号針を結び、エサは安定の食パンを使用する。

ソウギョ狙いのタックル(作図:TSURINEWSライターなおぱぱ)

荒天予報の翌日釣行

今回は荒天翌日釣行ということもありライブカメラで前日河川状況を確認して増水濁りなコンディションと理解したうえでの釣行。だが私的な考えでいうとコレはひとつのチャンスである事は間違いないと踏んでおり釣果につながりやすい状況であると確信している。

パンはかなり多めに6斤用意した(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

大物を夢見て現場入り

朝イチはやはり気温も低い事からのんびり目の8時に現地到着すると地元のバサーが竿を出していた。挨拶を済ませて河川をみるなり増水で濁りが効いておりカフェオレ色に近い状況であるが釣りなれたポイントへと歩き出す。

増水濁りを狙ってトライした(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

増水していたが水量は思っていたほどではなくほどほどの増水状況で時間の経過と共になんとかなりそうだと自分に言い聞かせて準備開始。当然ながら今時分寄せを撒いてもスルーであるのは間違いないのでしばらく様子見である。釣りができる状態まで準備をしてからいつものソウギョの付き場を徘徊しつつ観察する。

岸際を流してベストな位置で仕掛けておく(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

すると1尾のコイが突然浮いてきてパクパクしているので淀みのエリアにはサカナが隠れているのは間違いなしと判断する。長く観察していたが2時間ほど経過した頃、気持ち河川の濁りがうすくなったような気がしたので寄せエサのパンを撒き始める事にした。パンを撒き始めてコイ数尾が反応したかどうかの状況下であるが、いつものように顔を出してエサを食べているような感じは全くない。

メーター超えソウギョがヒット

波紋はでているものの水面は派手な感じではないのにチャンスタイムが続いているような感覚がありさらに1時間が経過する頃合いでパンを仕掛けにつけて流して付き場で留めておくと、いきなり水面が爆発した。

午後イチ1投目で本命が掛かった!(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

いきなりの水面爆発に驚きながらも油断できない重量感が竿に伝わると本命のソウギョだと確信できた。確実にメーターオーバーな大物であることは間違いなくいつもより一段と強い引きでこちらもドラグに頼るだけの防戦を強いられる。しばらく戦い15分が経過した頃、強烈な首振り一撃でラインブレイクされてしまった。

しばらく休戦して再戦を望む

なにが起きたのか分からないレベルの引きで糸がゆらゆらと揺れて呆然としてしばらく座り込んでしまう。かなりの大きさであったことは間違いないがバラシてしまったショックで休憩せざるを得ない状況である。しばらく休んでいる間に色々考えたがやはり居てまだチャンスはあるはずだと一度車に戻って考えてから再起することにした。

午後イチにポイントに向かう途中で掛けた辺りの水面に大きな波紋がでている様子が見えたのでゆっくりと川から離れつつポイントに辿り着いた。おそらく違う個体だと思うがメーターオーバーは間違いないはず……ここはエサを仕掛けに付けて一撃で流して狙うことに。

114cm18.42㎏のソウギョをキャッチ

そして慎重に流していき先程の位置にエサが到達したが……喰わない。だが少し定位させて竿を構える数秒後にウキが勢いよく沈んでいき本命バトル開始!

掛かった後にすぐに走られるも先ほどの様な感じではないが重量感が伝わるため確実に本命であるのは間違いなしだ。そして数秒後特有な尾びれがみえソウギョと確定した。余裕がなかった先程の個体に比べて今回はずいぶんとやりとりがしやすく取り込み位置まで簡単に寄せる事が出来た。

17分の戦いに勝利した瞬間(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

そのおかげもありわりと早めのバトル時間17分で御用となり勝利確定だ。とにかく嬉しいのなんので陸揚げして計測準備に取り掛かった。

重量計測はサカナに配慮して計測する(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

計測するとレングスは114cmであり重量は18.42kgであった。

全体18.79kg風袋抜き重量は18.42kg(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

それでも立派な魚体に感謝して記念撮影&計測させてもらい優しく丁寧にリリースを行い満足感に浸れることができた。いつかはさらなる大物を釣りたいと思いつつも毎戦毎戦の度にソウギョには感動を与えてもらい感謝しかない。今後も時間があればまた挑戦したいが来季もまたこんなメーターオーバーなソウギョに遊んでもらえればウレシイ。

正面から口を開けているソウギョ(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

増水ソウギョ釣りのポイント

今回増水時にソウギョを狙ってみての振り返りをしよう。

レングスは114cmとそれなりのサイズ感(提供:TSURINEWSライターなおぱぱ)

晩秋の増水なだけにチャンス

時期的に通常同地では水位も低く初秋までの状況とはまるで違い単に減水しているだけではないということである。雨天のない状況が継続していたこともあり増水状況になるとエサも大量に流れてくるのでヤル気のソウギョを釣るチャンスがあるはずである。

濁りが薄まった頃合いがチャンス

濁りがあるとエサを見つけにくいと思うが薄まってきた頃合いでアタリもあり大物を掛けれたためほどよい増水はやはり通常状態に比べて明らかに狙い目であった。1尾目をバラしても別個体の2尾目が同場所で掛かったことからヤル気の個体が複数居たことには変わりはない。

付き場の岸際狙いがやはりチャンス

9月にも別ポイントで荒天時に大物を釣った経験もあることから岸際の付き場に仕掛けを定位させることが間違いなしと判断した。岸際の付き場であれば急流を避けることのできる淀みがあるため本命の狙いどころであるのは間違いなしだ。結果的にアタリがあったポイントは限られていたので正解かつこれまでの経験値が今回勝利させてくれた要因であるといえる。

<なおぱぱ/TSURINEWSライター>

元荒川

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