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メキシコ・シティ(メキシコ)を訪ねて~作家・秋山秀一「旅の記憶(37)」

チイコミ!

メキシコ・シティ(メキシコ)を訪ねて~作家・秋山秀一「旅の記憶(37)」

訪れた国や地域90以上、海外への旅は228回。旅行作家の秋山秀一さんが、自身で撮影した写真とともに、世界の街を歩いた思い出をつづります。

秋山秀一さん

旅行作家、元東京成徳大学教授、NHK文化センター講師。日本エッセイスト・クラブ常務理事、日本旅行作家協会会員、日本外国特派員協会会員。『鎌ケ谷 まち歩きの楽しみ』『世界観光事情 まち歩きの楽しみ』『ウクライナとモルドバ』『旅にでる、エッセイを書く』など著書多数。鎌ケ谷市在住。鎌ケ谷市国際交流協会(KIFA)会長、鎌ケ谷市都市計画審議会会長。

破壊されたアステカ帝国の跡地に建つ街

メトロポリタン・カテドラル

メキシコ・シティの観光拠点、ソカロ(中央広場)に面して、北側にアメリカ大陸最大の大聖堂、メトロポリタン・カテドラルが建ち、東側に国立宮殿が建っている。

国立宮殿

もともとここは、アステカ帝国の都テノチティトランだった。

スペイン人の征服者コルテスによって破壊され、その廃墟の上にメキシコ・シティが建設された。

今、アステカ帝国時代の痕跡は、大聖堂に隣接する大神殿テンプル・マヨールの遺構によって見ることができる。

大神殿テンプル・マヨールの遺構は1978年の地下鉄工事の際に偶然発見された。アステカ時代の貴重な中央神殿があった場所

ソカロからラテンアメリカ・タワーまで、さまざまな店が並ぶ人気のマデロ通りを歩く。

マデロ通りから見るラテンアメリカ・タワー

途中、街角の似顔絵かきを発見。

大勢の視線を浴びる中、似顔絵を描いてもらった。

描いてもらった似顔絵

市民憩いの公園から大通りに出て散策

ファレス通りから見る、1956年に建てられた高さ182mのラテンアメリカ・タワー
ラテンアメリカ・タワー展望台から眺める、ソカロ方面(東方)の風景

ラテンアメリカ・タワーの展望台からは、すぐ下に、総大理石造りの大劇場、べジャス・アルテス宮殿が見える。

その左手に市民の憩いの緑地アラメダ公園が広がっている。

べジャス・アルテス宮殿

西の方向を見ると、ファレス通りがあり、さらにレフォルマ大通りに面して建つ高層のビル群が眺められる。

レフォルマ大通り沿いに建つオフィスビル群

アラメダ公園で、焼きトウモロコシを食べた。粒は大きく、硬かった。

公園から、西へ、メキシコ・シティのシャンゼリゼと称される、レフォルマ大通りを、独立記念塔のある独立広場まで歩いた。

レフォルマ大通りから独立記念塔を望む
革命記念塔。建物の上部にはレフォルマ運動の英雄、独立、農民、労働者を象徴した彫刻が施されている

街路樹、遊歩道、自転車専用レーン、バス専用レーンのある気持ちの良い道だ。

自転車専用レーンとバス専用レーン
市内遊覧観光バス

市内遊覧観光バスの車体には、革命記念塔と独立記念塔の上に立つ、アンヘルの名称で親しまれている天使像が描かれている。(文・写真/秋山秀一)

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