千本浜での投げ釣りで本命キス6尾手中【静岡・沼津】流し釣りが奏功か
千本浜では、多様な釣りが楽しめる。GW中に到着し、防潮堤上のシロギス狙いの釣り座を確保。4月27日(土)、静岡・沼津にある千本浜にシロギス狙いで釣行した。
千本浜でシロギス狙いのちょい投げ釣り
港寄りの150mほど沖には沈堤があり、ブイが浮かんでいる。最近はクロダイの渚釣りで有名になっているが、ルアーや遠投カゴ釣りの青物、エギングでアオリイカ、投げの五目釣りと多様の釣り場だ。
7時ごろ到着。さすがにGWとあって駐車場はかなり埋まっていたが、出口に近い西側にスペースを見つける。防潮堤上を東に歩き、砂利が細かく、シロギスの魚影が濃いであろう港寄りに釣り座をとった。
もし、釣れなければ、少しずつ西側へ移動する作戦。西へ行くほど水深があり、足場は小砂利からゴロタ石になる。投入はしづらくなるが、釣れる魚は大きくなる傾向にある。
釣行開始
ここは潮流があるので流し釣りをしようと思い、わざと流されやすく、腕のバネ作用で向こうアワセで魚が掛かってくれるL型固定天ビンにしてみる。エサはジャリメを使用した。
第1段は5色付近へ。着底確認後、探り始めると、すぐにゴツゴツとアタリ。釣れてきたのはキュウセン。次投ではアカトラギスと、ゲストが多い。仕掛けをサビくと目立ってしまい、「それがよくないのか」と思い、次は西から東へ流れる潮に仕掛けを乗せ、置き竿でじっくり狙ってみる。
本命をキャッチ
少し右側へ投入して流していると、正面を過ぎた辺りで竿先が揺れ、アタリを伝えてきた。巻き上げるとシロギスとキュウセンの一荷。
ゆっくり探るより潮に乗せて流すほうがいいと感じたので、投入距離と流す時間を変えて続ける。すると、ゲストに交じってキスがポツポツと釣れてくる。3色の近距離で2尾掛けもあった。
しかし、2時間するとアタリが少なくなったので、少し西へ歩いて駐車場真下の深場のポイントに移動。ここは足元の石が大きいので、仕掛けを地面に着けることができず、垂らして空中に浮かせた投入になる。
五目釣り達成
5色へ投入、着底まで約1色ミチイトを送り出す。沖合は砂地だが、手前2色ぐらいからゴロタ石になっている。その石の隙間に天ビンが引っかかってしまうので、あまり近くまでは探れない。したがって遠投の流し釣りが主体。
先ほどの場所より潮の流れが速く、東側へ流される。この速さだと海底で仕掛けが安定せず、浮き上がっていると推測。2投目からは、より仕掛けが安定するように、ハリを8号にしてエサを大きく、さらにチモトにガラスビーズを入れて全体を重くする。
置き竿で待つがアタリは少ない。しかし、釣れてくる魚の型は大きく、キスやメゴチ、キュウセンも20cmオーバーが多くなった。11時ごろ納竿、キスは計6尾の五目釣りとなった。
<週刊つりニュース関東版APC・諸伏健一郎/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2024年5月24日号に掲載された記事を再編集したものになります。