“梅lover”マキさん、梅干しは万能調味料! もっと料理に使いませんか?
自然体で、センスあふれる料理と人柄で大人気。そんなワタナベマキさんは毎年の梅仕事を欠かさない、自他ともに認める“梅lover”。梅干しの魅力は、ただそのまま食べるだけにとどまらない、と語ります。
本記事では『ワタナベマキの梅料理』の「うちで人気のベスト10」より、第1位の梅から揚げのレシピをご紹介します!
梅から揚げ
どこのおうちでも、鶏のから揚げは人気メニューですよね。そのから揚げの鶏肉に、衣の材料と梅干しをもみ込んで揚げると、とっても柔らかくジューシーに仕上がるんです。油のコクにキリッとした梅の酸味がいいアクセントになるからか、まったく食べ飽きることがありません。
から揚げの衣には卵あり、卵なしの二通りがありますが、梅から揚げには卵ありがおすすめ。外側がカリカリになるまでしっかりと揚げても、中はふんわり。冷めてもおいしいので一度にたっぷりつくります。お弁当のおかずにもよし、マヨネーズをつけてパンにはさむのも、翌日のお楽しみ!
材料(3~4人分)
鶏もも肉 2枚(500g)
A (梅干し (大)3コ(60g)
卵 1コ
酒 大さじ2)
ししとうがらし 8~10本
●小麦粉・かたくり粉・揚げ油
390kcal 塩分2.0g 調理時間25分
1 鶏肉は好みで皮を取り除き、4~5㎝角に切ってボウルに入れる。Aを加え、梅干しの果肉をちぎりながら、手でよくもみ込む。
21に小麦粉大さじ2を加えて混ぜ、梅干しの種を除く。かたくり粉大さじ4を加え、全体にまぶす。
3 揚げ油を中火で170℃に熱し、2を揚げる。軽く色づいたら火を少し強めて180℃に上げ、表面がカリッとしてきつね色になったら、取り出して油をきる。
4 ししとうはヘタの先を切り、縦に1本切り目を入れる。3の揚げ油でサッと揚げ、鶏肉とともに器に盛る。
マキさんにとって、梅は特別な存在。 1粒加えるだけで簡単に味が決まったり、深まったり、間違いなくおいしくなる梅干しをもっと料理に、と強く思っているそうです。
マキさんの暮らしに溶け込み、根付いている珠玉の梅干しレシピ・全60品を一冊にぎゅっとまとめたのが『ワタナベマキの梅料理』です。
梅干しの漬け方などの梅仕事も掲載した、梅の決定書! これからの「青梅」、「完熟梅」が出回る季節にいかがでしょうか。もちろん買ってきた梅干しでもおいしくできるレシピが満載です。
ワタナベマキ(わたなべ・まき)
料理研究家。グラフィックデザイナーを経て、料理研究家に。祖母や母から伝えられた家庭料理に現代的なセンスを取り入れたレシピが、幅広い年齢層に支持されている。