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関西の日常会話でよく使う「明日のパン」 21人がつづるエッセイ集

OSAKA

エッセイ集「明日のパン」

 コンテンツメーカー・ノオト(東京都品川区)の出版レーベル「ノオトBOOKS」が7月16日、第1弾エッセイ集「明日のパン」を発売した。

 「明日のパン」は、翌朝に食べるパンを意味する関西でおなじみの言葉。日常会話では「明日のパン、買わな!」「明日のパン、買うてきて」といった表現がよく使われる。SNSでも「『明日のパン』と言うのは関西だけ?」などと話題になることがあり、関西ならではの言い回しとして知られている。本書では、「明日のパン」にまつわる思い出やエピソードを、関西にゆかりのある21人がつづった。

エッセイのタイトルと著者(掲載順)

「絶対、6枚切り」 鈴木潤さん(子どもの本専門店「メリーゴーランド京都」店主)

「スクランブル」 川西賢志郎さん(芸人・「M-1グランプリ」ファイナリスト)

「夜のミスタードーナッツ」 清繭子さん(エッセイスト)

「ずっと食べたい」 谷じゃこさん(歌人)

「母が選んでいたもの」 虫明麻衣さん(編集者・エッセイスト)

「家出中年」 いぬじんさん(ブロガー)

「明日の明日の明日の矛盾をあなたと」 はらだ有彩さん(テキストレーター)

「青春の朝ごはん」 稲田俊輔さん(料理人・文筆家・南インド料理店「エリックサウス」総料理長)

「大阪の鍋の中で」 紅ゆずるさん(俳優・元宝塚歌劇団星組トップスター)

「いつまでも大阪の初心者」 スズキナオさん(ライター)

「母のおまじない、父の作文。」 中前結花さん(エッセイスト)

「可能性を減らす」 大前粟生さん(小説家)

「京都とポケモンシール」 谷川嘉浩さん(哲学者)

「明日の約束」 黒田季菜子さん(児童文学作家)

「北から西へ、ふたりの朝食はつづく」 宮浦宜子さん(食卓ディレクター・Life on the table主宰)

「近畿の果てから」 なか憲人さん(漫画家・ウェブライター)

「持ち運べる命」 福井晶さん(食のライター・編集者)

「いつも、ちょっと、辛気くさい」 中井治郎さん(社会学者)

「雨蛙男のフレンチトースト」 津田匡保さん(ファンベースカンパニー代表取締役社長/CEO)

「すてきなピンジェント」 藤井亮さん(映像作家・クリエイティブディレクター)

「明日のサンドイッチ」 しまだあやさん(作家)

 また、コラムとして「明日のパンの謎〈前編〉オカンはなぜ、毎日のように『明日のパン』を気にするのか」と、「明日のパンの謎〈後編〉オカンはなぜ、毎日のように『明日のパン』と声に出すのか」を収録。取材・執筆は宮脇淳さん(ノオトBOOKS)が担当した。

ノオト代表 宮脇淳さん

 ノオト代表の宮脇さんは「私は和歌山市出身で、子どもの頃、母が毎日のように『明日のパン』を気にしていたことを覚えています。進学を機に上京して東京で暮らすようになりましたが、『明日のパン』という言葉を関西以外の友人に話しても『何それ?』と不思議そうな顔をされることが多く、『なぜ関西では当たり前なのだろう』と疑問を持つようになりました」と振り返る。「『明日のパン』の記憶は人それぞれでしょう。だからこそ、関西にゆかりのある21人の書き手に、それぞれの体験をもとにエッセイを書いていただきました。作品には、どんなパンを食べていたかだけでなく、家族や友人との思い出や人とのつながりが描かれています。それぞれ異なる21人21色の『明日のパン』を通して、関西の人にとって『明日のパン』がどんな存在なのかを感じてもらえればうれしいです。『明日のパン』をめぐる物語を通して、ゆっくり読書を楽しむ時間をプレゼントできる一冊になったと思います」と話す。

 仕様は256ページ、B6判変型、上製(ハードカバー)。価格は2,500円(税込)。全国の書店やECサイトで販売する。
  
画像提供:ノオト

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