「押しに行きたい」「ワクワクする」北海道の水族館にある“ボタン”を押してみたら「めっちゃ話し込んでしまった」
北海道北見市にある“山の水族館”こと『北の大地の水族館』は、全国的にも珍しい山・川にいる淡水魚を展示している水族館で、ユニークな展示や発信方法でも知られています。今回は水族館を訪れた方の“とある行動”が大きく話題になっています。
投稿主の銀鏡つかさが館内で“とあるボタン”を押して、「めっちゃ話し込んでしまった」というこの投稿。銀鏡つかささんが押したのは「館長が出てくるボタン」。このボタンはその名の通り、押すと館長の山内さんを呼び出すことができる(!)という、驚きのボタン。不在の際は現れませんが、こちらの投稿の日は出てくるメーターが「めっちゃひま」だったため、30秒ほどですぐに出てきてくれたとのこと。
投稿には「ワクワクする」「押しに行きたい」「このボタンとメーター本当に愛おしい」「ワクワクする」と絶賛のコメントが寄せられ、10万いいねを超える反響となりました。
「来館者との交流の機会を増やしたい」館長の想いから生まれたボタン
ボタンが設置されたのは、2020年という新型コロナウイルスの影響の最中。「コロナ禍でのやむを得ない営業停止等で、来館者とのコミュニケーションをなかなか上手く取ることが出来ない状況の中、少しでも交流の機会を増やせないか」という山内さんの思いから生まれたものでした。
館内にはその他にも回答を楽しみにしているファンも多い「飼育員にきいてみよう!コーナー」や、「あなたの心のズッキュンカウンター」など、クスッとさせる仕掛けが至る所にあり、全国にファンが多い理由のひとつでもあります。
水族館の最大の魅力は「四季を感じられる展示」
そんなユニークな施策の数々もありながら、「北の大地の水族館」の魅力はそれだけではありません。水族館写真家である投稿主の銀鏡つかささん曰く、最大の魅力は「四季を展示から感じ取れるところ」と話します。
北海道の川は季節の移り変わりとともに姿を変えますが、ここには建物の外に川を再現した「四季の水槽」があり、館内からは川の断面を見ているような感覚で魚を観察できます。さらに、水族館のある北見市留辺蘂町は日本有数の寒さの厳しい地域。冬には水の表面が凍り、氷の下でたくましく暮らす魚たちの様子を見ることができます。
魚たちの生き生きとした姿が見られる「北の大地の水族館」
その他にも、日本最大の淡水魚イトウが泳ぎまわる迫力満点の巨大水槽や、激流の中を力強く生きる「滝つぼ水槽」など、自然を模した展示がこの水族館の魅力。北見市に立ち寄った際は、ぜひ生き生きとした魚の様子を見に行ってみてくださいね。館長がいらっしゃる時はボタンを押せばお話できる…かもしれません!
■取材協力:銀鏡つかささん
■X(旧Twitter):@tsukarium
北の大地の水族館
■所在地:北見市留辺蘂町松山1-4
■電話番号:0157-45-2223
■料金:一般料金 670円 / 中学生440円 / 小学生300円
■アクセス:車-旭川市街から国道39号線で約2時間30分 / JR-留辺蘂駅から道の駅おんねゆ温泉行きバス約20分、終点下車徒歩2分
■公式サイト:https://onneyu-aq.com/
■公式X(旧Twitter):@onneyu_aqua
■公式Instagram:@onneyuaqua_official