「おつまみ」で魚が釣れる!?身近な食材で楽しむ新発想の穴釣り
世の中にはまだまだ知らない釣りがある?
新しい、そしてオモシロい釣りを探求している僕、オモシロウくんが、日々仕掛開発にいそしみ、さまざまな釣りに触れている仕掛の開発担当からユニークな釣り方を聞き出し、釣り好きのみんなにお届けする当「オモシロ釣り商会」。開発担当者だからこそ知っている情報を、あの手この手(?)で、つぶさに聞き出してみるよ!
そんな第8回の今回は、開発課の中川さんから「おつまみをエサにした穴釣り」の釣り方を教えてもらったヨ。コンビニやスーパーで手軽に買えるおつまみで、本当に魚は釣れるの!? そんな素朴な疑問を抱きつつ、実際に4種類のおつまみで釣り比べてみると、それぞれに違った特徴が見えてきたんだ。果たして、一番魚が釣れたおつまみとは……? そんなオモシロい釣りを紹介してもらうヨ~。
「おつまみをエサにした穴釣り」ってな~に?
Oくん:
「中川さん、今回は『おつまみをエサにした穴釣り』ってことだけど、本当におつまみで魚が釣れるの?」
中川さん:
「釣れるよ(笑)。もちろん、どんなおつまみでもいいというワケじゃないんだけど、魚がしっかり反応してくれるものは意外とあるんだ」
中川さん:
「そもそも穴釣りは、堤防や漁港のスリットや敷石、消波ブロックの隙間なんかに仕掛を落として、その中に潜んでいる魚をねらう釣り。仕掛を遠くまで投げる必要もないし、基本は穴へ落としてアタリを待つだけだから、初心者でも楽しみやすい釣りなんだよ。
今回の釣りは、そのエサにコンビニやスーパーで手軽に買える『おつまみ』を使ってみるっていうモノなんだ」
穴釣りといえば定番の消波ブロック。堤防と消波ブロックが接している岸壁の隙間や、竿で届く範囲内の穴でも十分チャンスあり!
Oくん:
「普通の釣りエサじゃなくて、おつまみを使うのがこの釣りのポイントなんだね!」
中川さん:
「そういうこと。今回の実釣では、『ちくわ』『イカ燻』『チーズ鱈®』『あたりめ』の4種類を使って試してみたよ。どれも身近なおつまみだから、コンビニやスーパーですぐに手に入るし、虫エサのように扱いに困ることもない。エサ付けもカンタンだから、釣りを始めたばかりの人でも気軽にチャレンジできるのがイイトコロだね。
それに、『こんなおつまみで本当に釣れるの?』という半信半疑な気持ちでトライして、実際に魚が釣れたときの驚きは、この釣りならではの面白さだと思うよ」
※「チーズ鱈®」は、株式会社なとりの登録商標です
Oくん:
「魚が釣れるのはもちろんだけど、『どのおつまみが一番釣れるんだろう?』って試してみるだけでも面白そうだね!」
中川さん:
「そうなんだ。実際に4種類のおつまみを使ってみて、それぞれの特徴や使い分けも見えてきたから、そのあたりも詳しく紹介していくね」
コンビニで購入したおつまみ。実際には5種試してみたものの、右端の「干し芋」は少々粘りがきつく、エサにはちょっと不向きだった…
どんなトコロで釣る?シーズンは?
Oくん:
「ところで、どんな場所へ行けば楽しめるのかな?」
中川さん:
「基本は堤防や漁港の足下、消波ブロック周りだね。穴釣りだから、魚が身を隠していそうな隙間を探りながら釣っていくよ。
ねらう魚はカサゴやソイ、アイナメ、メバルといった根魚(ロックフィッシュ)がメイン。こういう魚は普段から岩陰や消波ブロックの隙間に潜んでいることが多いから、穴釣りとの相性がいいんだ」
Oくん:
「穴ならどこでもいいの?」
中川さん:
「同じように見える穴でも、魚が入っている穴とそうでない穴があるから、アタリがなければ次の穴へどんどん移動することが大切だね。1つの場所にこだわり過ぎず、テンポよく探っていくのが釣果を伸ばすコツなんだ」
消波ブロック以外にも、堤防によっては足下が潮の抜ける穴になっている場合もあるので、そのような場所は要チェック!
Oくん:
「釣れるシーズンはいつごろなの?」
中川さん:
「基本的には1年を通して楽しめる釣りだけど、魚の活性が高い春から秋はとくにおすすめだね。
それと、この釣りは短時間でも楽しめるのがイイトコロ。釣りエサを用意しなくても、コンビニやスーパーでおつまみを買ってそのまま堤防へ直行したり、海辺のキャンプなんかで余ったおつまみ(食材でもOK)でちょっと試してみるといった手軽さは、この釣りならではだと思うよ」
タックルや道具はこんな感じ
Oくん:
「OK! じゃぁ、次に道具のことも教えて!」
中川さん:
「この釣りに特別なタックルは必要ないよ。基本はショートロッドや穴釣り専用ロッドに、スピニングリールを組み合わせればOKなんだ。
ロッドは1m前後のスピニングロッドが使いやすいね。そしてリールは1000~2500番前後のスピニングタイプがおすすめ。キャスティングをしないなら、ベイトリールを使うのもアリだよ。自宅にブラックバス用のタックルやベイトリールがあるなら、それをそのまま代用してもイイね。そしてライン(道糸)は、ナイロンの3~5号を目安にするとイイよ」
Oくん:
「仕掛はどんなものを使うの?」
中川さん:
「穴釣りなら、『ブラクリ仕掛』が定番だよ。3~4号くらいを用意しておけば大丈夫。あとは、おつまみをエサとして付ければ準備完了だ!
普段の釣りなら虫エサやオキアミなどの釣りエサを用意する必要があると思うけど、この釣りならそんな煩わしさが必要ないね」
Oくん:
「思った以上に気軽な釣りなんだね!」
中川さん:
「そうなんだ。家にあるタックルを活用できるし、エサの準備や持ち運びもラク。『ちょっと釣りに…』と思ったときに始めやすいのが、この釣りの魅力だね」
各種ブラクリ。手軽に穴をねらうなら3~4号サイズがオススメ
【参考タックル】
●ロッド:
1m前後のスピニングロッド
●リール:
1000~2500番前後のスピニングタイプ
※キャスティングしないならベイトタイプもアリ
●ライン(道糸):
ナイロン 3~5号
●仕掛:
ブラクリ仕掛 3~4号
気になる釣り方、そして「おつまみ」の使い分けは?
Oくん:
「いよいよ実釣だね! おつまみを付けたら、あとは穴に落とすだけ?」
中川さん:
「基本はそのイメージでOKだよ。ブラクリ仕掛におつまみを付けたら、スリット(堤防の隙間)や敷石、消波ブロックの隙間へ落とし込んで、底まで沈めるだけ。底まで着いたら、軽く竿先を動かして誘いを入れながらアタリを待つんだ。もし反応がなければ1つの穴にこだわらず、どんどん別の穴を探っていくのがコツだね。
そして、アタリは竿先に“コンコンッ”と出ることが多いから、そのタイミングで軽くアワセを入れればOK。難しいテクニックは必要ないので、魚がいればきっとすぐに食い付いてくるよ」
Oくん:
「釣り方はすごくシンプルなんだね!」
中川さん:
「そうなんだ。だからこそ、意外と差が出るのがエサ選びなんだ。
今回は、コンビニやスーパーでも手軽に手に入る『ちくわ』『イカ燻』『チーズ鱈®』『あたりめ』の4種類を実際に使って釣り比べてみたんだけど、同じ『おつまみ』でも、それぞれに食いのよさやエサ持ちといった特徴があったよ」
「ちくわ」を使ってみた!
Oくん:
「まずは『ちくわ』! なんだか一番釣れそうな見た目だけど、どうだった?」
中川さん:
「実際に一番反応がよかったのが『ちくわ』だったね。アタリの数も多くて、今回の釣果では一番優秀だったよ。
付け方は、ブラクリのハリにチョン掛けするだけだからとってもカンタン。ただ、身が柔らかい分エサ持ちはあまりよくなくて…、魚にかじられたり、何度か落とし込んでいるうちに外れてしまうことも多かったね」
Oくん:
「それでも、一番釣れたなら試してみる価値はありそう!」
中川さん:
「そうだね。釣果を重視するなら、まず選びたいおつまみかな」
断然食いがよかった「ちくわ」での、中川さんの釣果!「イカ燻」を使ってみた!
Oくん:
「次は『イカ燻』! ちくわとは見た目も硬さも全然違うね」
中川さん:
「うん。『イカ燻』は身がしっかりしているから、エサ持ちがすごくよかったよ。何度か仕掛を落とし直しても外れにくいし、小魚につつかれても残りやすいのは大きなメリットだね。
その一方で、食いはちくわの方がよかったかな。釣果だけを見るとちくわに軍配が上がったよ」
Oくん:
「なるほど。エサ持ちを重視するならイカ燻って感じなんだね!」
エサ持ちのよいイカ燻の場合、チョン掛けだけではないエサ付けの工夫もしやすかった。エサの先端に切れ目を入れてヒラヒラと漂わせる作戦もアリ「チーズ鱈®」を使ってみた!
Oくん:
「じゃあ『チーズ鱈®』はどうだった?」
中川さん:
「これもちゃんと魚は反応してくれたよ。ただ、チーズの部分は柔らかくて取れやすいから、エサとして残るのはおもにタラの部分だったね(笑)。食いは悪くなかったけど、全体的な使い勝手を考えると、ちくわやイカ燻の方が扱いやすい印象だったかな」
Oくん:
「チーズの香りが効くのかなって思ったけど、チーズがなくなりやすいようなら、あまりチーズの効果は期待できないのかな…」
「あたりめ」を使ってみた!
Oくん:
「最後は『あたりめ』! これはかなり硬そうだけど…」
中川さん:
「その硬さのおかげで、エサ持ちは抜群だったね。一度付ければ長く使えるから、交換する手間はかなり少なかったよ。
ただ、食いという点では少し物足りない結果だったかな…。魚がくわえても掛かりにくい場面もあって、釣果は伸びなかったね。ふやけてからが勝負って感じだったよ」
Oくん:
「長持ちはするけど、釣果重視ならほかのおつまみの方がよさそうだね」
エサ持ちは最高ながら、じっくりふやけるまで待たなければ、なかなか反応を得ることができなかったあたりめ。放っておく釣りにはイイかも?結局どのおつまみがおすすめ?
中川さん:
「結局、今回の実釣では『ちくわ』が一番バランスがよかったね。アタリも多くて釣果もトップだったから、『まずは釣ってみたい!』という人にはイチオシだよ。
一方で、エサ持ちを重視するなら『イカ燻』や『あたりめ』も面白い選択肢かな。何度も付け替える手間が少ないから、手返しよく釣りを楽しめるんだ」
Oくん:
「同じおつまみでも、それぞれちゃんと特徴があるんだね!」
中川さん:
「そうなんだ。だから正解はひとつじゃなくて、その日の状況や何を重視するかで使い分けるのがおすすめだよ。ぜひ、自分でもいろいろ試しながら、お気に入りのおつまみを見つけてみてほしいね!」
エサとしてバランスがよいと感じたちくわでの釣果
「おつまみをエサにした穴釣り」の魅力とは?
Oくん:
「最初は半信半疑だったけど、おつまみでもちゃんと魚が釣れることにビックリしたよ!」
中川さん:
「そうだね(笑)。釣りエサというと、虫エサやオキアミを思い浮かべる人が多いと思うけど、身近なおつまみでも十分楽しめることが分かったね。しかも、おつまみならコンビニやスーパーで手軽に手に入るから、『ちょっと釣りに行こうかな』と思ったときにすぐ準備できるのが一番の魅力。虫エサが苦手な人でも扱いやすいし、気軽にチャレンジしやすい釣りだと思うよ」
Oくん:
「しかも、『どのおつまみが一番釣れるかな?』って試してみるだけでもワクワクするしね!」
中川さん:
「そうそう。その“試してみる楽しさ”も、この釣りならではだと思うよ。
今回使った4種類のおつまみも、それぞれ食いのよさやエサ持ちに違いがあったよね。同じ『おつまみ』でも特徴があるから、状況に合わせて使い分けるのも面白いし、『これは釣れるかな?』と新しいおつまみを試してみるのもアリだよ」
Oくん:
「家にあるおつまみでも挑戦してみたくなってきた(笑)」
中川さん:
「ぜひやってみてほしいね(笑)。もしかしたら、『こんなおつまみで……!?』なんて新しい発見があるかもしれないし。身近なおつまみを片手に、ぜひ自分だけの“当たりエサ”を探してみてね!」
といったワケで今回の「オモシロ釣り商会」は、中川さんに「おつまみをエサにした穴釣り」という釣りモノと、そのアレコレを教えてもらったよ。
まだまだ世の中にはきっと知らない、オモシロい釣りモノがたくさんあるハズ。これからも僕、オモシロウくんが独自の調査と聞き込みで探求を続け、みんなに届けていくので、ぜひ楽しみに待っててね!