鹿島建設の立体音響スピーカーOPSODIS 1、映画専用機だと思った方がいい
ものすごく前から気になっていた。
鹿島建設の立体音響スピーカー、OPSODIS 1(オプソーディス ワン)。
めちゃめちゃ広告が出まくっていたので、ついに誘惑に負けてポチっと購入。1ヶ月半ほどで届き、数週間使い倒した。そんな私が思ったことは……
一言で言えば、映画専用スピーカーだと思って買った方がいい。
【画像】『ビー・キーパー』マジで面白かった! 続編も楽しみだ!
・まず、OPSODIS 1ってどんなスピーカー?
鹿島建設が英国サウサンプトン大学と共同開発した立体音響技術「OPSODIS®」を搭載した卓上型スピーカー。
6チャンネルマルチアンプ・3ウェイ6スピーカー構成で、幅382mm・高さ70mm・奥行130mmというコンパクト設計。
Bluetooth接続のほか、USB-C・光デジタル・3.5mmアナログ入力にも対応している。価格は132,000円(税込)だ。
・立体音響のサンプルには本当にびっくりした
公式サイトにはサンプル動画やプレイリストが用意されているのだが、最もびっくりしたのは「技術デモ」の動画群。本当に左右・奥行き・立体を音で感じることができた。特に「字鳴」という作品が飛び抜けてスゴイ。
ただ、音楽に関してはそこまで感動しなかった。正直「あら、上品なスピーカーですね」といった印象。ドルビーアトモスの音楽を聴いても美しいことは美しいのだが、そこまで立体的には感じない。
ちなみに私、立体音響にはかなり興味があって、このスピーカーの前も空間オーディオ(ドルビーアトモス)対応のAppleのスピーカー「HomePod」を各部屋に配置、合計6台も使っていた。
その前は、これまたドルビーアトモス対応の「Sonos Era 300」を1年ほど使い、立体音響の可能性を探っていた。
それほど立体音響が好きな私が、3台目の立体音響スピーカーとして選んだのが、OPSODIS 1である。
・推奨距離60cmで聴くと、これが本当にすごい
説明書に推奨視聴距離として書かれている「スピーカーから約60cm」の位置で聴くと、これが本当にびっくりする。
「音を避けてしまう」「音の場所を探してしまう」ほどの臨場感が味わえる。これは今までになかったレベル。
でも、繰り返しになるが音楽はそこまででもない。音楽メインで考えているなら、少し考え直した方がいいかもしれない。
音楽だけを楽しむ目的なら、私は別のスピーカーを選ぶだろう。
・映画はヤバかった。本当に映画館になった。
ところが、映画となると話が変わる。
自宅のプロジェクターで映画を観るとき、いつものサウンドバーではなくOPSODIS 1に出力を切り替え、目の前のローテーブルに置いてみた。
自分が座った位置がちょうど推奨距離になるよう配置し、いざ再生。
映画はジェイソン・ステイサム主演の『ビーキーパー』。
これが本当にびっくりした。はっきり言って、映画館だった。
映画館といえば本編前のCMで「あ、映画館の音だ」と感じる瞬間があるが、まったく同じことが家で起きた。
その時点でかなり驚いていた。
そして映画が始まった瞬間、「あ、買ってよかった」と思った。
・低音が少ないのに迫力がある、という理想のバランス
集合住宅に住んでいる身として、低音の強いスピーカーはちょっと怖い。
低音は全方向に響くので、近所迷惑にならないかドキドキしてしまうのだ。特にAppleの「HomePod」なんて、地鳴りのような低音。スゴイのだけれど少しビビる。
ところがOPSODIS 1は低音がそこまで強くない。なのに、迫力だけはものすごい。
これが実に理想的なバランスなのである。
・結論:サウンドバーには、もう戻れない
この映画体験をしてしまったら、もうサウンドバーには戻れない。映画欲が増してしまうほど、体験の質が高かった。
高価なスピーカーではあるが、家を映画館にしたいなら、買っても全然損はないと思う。音だけでいきなり映画館になるから。
ただし繰り返すが、音楽鑑賞目的の人はちょっと考えた方がいいかもしれない。映像と一緒に楽しむのが、OPSODIS 1の最高の使い方だと私は思う。
買ってよかった。本当に素晴らしいスピーカーだ。ちなみにこのスピーカーでサッカーなどのスポーツを聴いたら……果たしてどうなるのか!?
家の中が北中米にワープしてしまうのでは? 次の日本代表の試合で確かめようと思う。楽しみだァ!
参考リンク:鹿島建設「OPSODIS 1」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24