はじめての手仕事「干し柿」
渋柿は、皮をむいて数週間干すことで渋みが感じられなくなり、隠れていた甘みが前面に出て、甘柿に負けない濃厚な甘みを生み出します。干しはじめの3日間が大切なので、晴天が続く時季をねらって準備しましょう。
干し柿
【材料】((24コ分))
渋柿 24コ
【つくり方】
1. 渋柿は洗って水けを拭き、ヘタのヒラヒラしたところを料理ばさみで切り取る。
2. ヘタの付け根の皮をグルリとむく。
3. 残りの皮を縦にむく。
4. 用意したひもの輪に柿の枝をくぐらせ、根元をキュッと締めてくくりつける。
5. 鍋に湯を沸かし、【4】のひもを持って柿を沈め、10秒間たったら引き上げる。
6. 戸外の風通しのよい場所に置いた物干し台のさおにかけ、柿が隣り合わず互い違いになるように干す。雨の日は、物干し台ごと室内に移動して干す。
7. 8~10日後に表面が堅く乾いてきたら、全体をやさしくもむ。翌日からは、1~2日おきにもむとよい。
8. 渋みが抜けて好みの堅さになるまで合計で2〜3週間干し、枝ごとひもを切り落とす。