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西宮ウォーキングガイド|有馬街道から蓬莱峡を望む編

ニシマグ

蓬莱(ほうらい)という字を見てどういう印象を受けるでしょうか。私はなんとなく古い中国の地名なのだろうか、という印象を受けました。いや、正直に言えば一番最初に思い浮かんだのは関西人お馴染みの豚まん屋さんですが。

なぜそんなことを考えたのかというと、どこを歩こうかGoogleMapで西宮市内の地図を睨んでいたからです。そこに「蓬莱峡」という文字を見つけました。西宮の北部、宝塚市の中心エリアから西に進んだ山間です。

普段常用しないような漢字の地名、しかも西宮市内。しかも調べれば調べるほど不思議になっていく西宮市内というか日本国内とは思えない岩肌が露出した険しい山肌。よし、これを見に行こう、というのが今回のウォーキングガイドの目的です。

先に調べていると、相当に険しく、山ガチ勢の方向けにも見えます。いきなり突入するのはさすがに怖いので、今回は遠目に眺めてこよう、というところに目標設定を行います。

ちなみに冒頭の蓬莱および蓬莱峡のWikipediaのリンクを張っておきますが、やはり中国の古の言い伝えの仙人の住む土地の名前が語源であり、なんだかすごいところ感が否めません。また、写真も載っているのですが、やはり西宮市内にこんなところが?感もかなり強いです。「地質学的にも世界でも特異な険しさ」と書いてあったりで、ワクワク感とビクビク感を募らせてくれます。

さらに調べていくと、有馬温泉方面へ抜ける有馬街道沿いに「蓬莱峡」というバス停があり、そこから蓬莱峡の姿が見られそうです。今回は車の通れるルートということで有馬街道を歩くことにします。山の中を通ってたどり着くルートもありそうなことには気づいていたのですが、正直かなり怖いので車の通れるルートを取ります。

ちなみに本文中にも記載していますが、バス利用はあまり期待できません。

今回のコースは、①生瀬駅をスタート地点と改札を出て西へ。少しだけ176号線を通って、②県道51号線(有馬街道)への分岐に進みます。その後、バスの通る舗装された道沿いに進み、③しるべ岩バス停の先から蓬莱峡が見えてきます。④引き続きバスのルートを進みさらなる絶景を探すというルートにしました。

まあ、地図を見る限り果てしなく登るんだろうなぁ、と予想はしていました。また、各種のネット上の情報からは道幅狭く車に気を付けろとのこと。身を引き締めて歩くことにします。

今回は山の中には入らず、遠くから眺めることを目的としていました。もし山に入る場合は、下記の3ケ所が入り口となっていそうです。ただ、ゲートが閉ざされているところもあるため、要注意&良識を持った行動をしましょう。とりあえず、次回以降の課題としておき、自分用のメモとして以下に貼っておきます。

所要時間の目安は①~②10分、②~③50分、③~④40分、さらに帰りは1時間10分程度かかりました。往復3時間で気軽に散歩という感じではないですね。。

足元はずっとバス通りを通っていましたので、アスファルトの歩きやすい舗装です。ただし、かなりカーブしており道幅も広くないため通り抜ける車には注意したほうがよいです。

ちなみに筆者は大柄な30代男性です。写真をとったりメモをとったりしながら歩くので、足取りのしっかりしたおじいちゃんくらいの早さです。行きつ戻りつしながら適宜休憩もしています。移動時間は大体の目安にしてください。

10:55生瀬駅に到着。晴天ですが、空気は乾いており、秋晴れに近い感じです。線路の上に広がる空と雲は子供のころの夏休みに祖父母のところへ遊びに行った時のことを思い出させます。

駅員さんに尋ねると、駅を出て左(西)に進んでいけば有馬街道方面とのこと。まずは駅前のスーパーで水分を購入しておきます。

とりあえず駅前の地図を見てみるものの、クマ出没情報・・・。もしクマとあったら、取り急ぎ後ろに回り込んで等、まったく無駄な妄想をしながら進みます。本当に出会ったら嫌だなぁ。

駅から離れていくと今回の目的方面ではないものの緑に向かう坂。やはり夏休みを感じてしまいます。トンネルをくぐると、176号線に合流。

武庫川に掛かる西宝橋は工事中。今回は渡らずに左へ曲がります。176号線を西へ。

駅近くの水路はなかなか年代がかった雰囲気です。ゲーム脳がBotWにこんなシーンあったといっていました。今回のウォーキングでは、BotWっぽい風景が多かったです。

生瀬バス停。その先には雨量が増えたら通行規制するよ、という旨のイカツ目の看板。2、3日前に結構降った気がしますが、ここ一日は安定していたので大丈夫、なハズ。

有馬街道への分岐点は思いっきり山を造成中でした。鉄橋の見える方に進みましょう。

この先は太多田川沿いを進んでいきます。なぜか沢の近くはミンミンゼミの大合唱。この辺りだけで、離れるとツクツクボウシやカナカナが鳴いていました。

11:05結構な歴史を持つという有馬街道を進みます。この先は曲がりが多く、カーブNoXの看板が付いています。どのあたりかの目安になるのでチェックしておくと便利です。

爽やかな青空に向かって歩いていきます。常にほんのり登りですが、大きく息が乱れるほどではありません。道路標識を見て、確かに有馬まで続いていることが確信できます。

青空、緑、水の流れる音。割とウォーキングっぽい雰囲気です。

基本一本道なので迷うこともありません。ただし、歩道は狭いので車が通るときには要注意です。時々、山肌が見えます。

まさよし橋を曲がると球場型のバッティングセンターがあるようです。今回は時間が無くて行けないのですが、そちらの道の先もかなりいい雰囲気を発しています。

結構澄んだ川を見ると、浸かって遊んだら楽しそうだな、という小学生並みの感性。

とことこ、とことこ歩みを進めます。想像してはいましたが、歩いているのは私だけ。風景を楽しみながら、車を避けつつ歩みを進めます。採石場などの施設があるため、思ったほど静かではないです。

11:30バス停「一本松」を発見。周囲を見回しても松は見当たりませんでした。バスのダイヤを見ると・・・平日は夕方に3便のみ。土日祝は一時間一本弱の便があるようです。バス利用の際はダイヤを確認して利用するのがよさそうです。1900歩

再び気象による通行規制が起こり得る旨記載された看板を横目に進みます。できるだけ日陰を歩きたいのですが、車からは目立つところにいたいジレンマを感じながら進みます

川には段差が見られるようになってきました。また、閉じられた門に緑が生い茂った姿がBotW感を強めてくれます。

カーブNo.6を過ぎたあたりで、ポツンと公衆電話。

そして、その先についに。植物の開けたところから蓬莱峡が見えてきます。9月の緑生い茂る山のなか、あれだけ山肌が露出した姿はやはり奇異に映ります。

11:50知るべ岩バス停を過ぎます。知るべ岩はどうやら川の方にあるらしいのですが、探す気力はなく。3000歩

やがて、尼崎信用金庫の山荘が見えます。ちなみに私有地なのでみだりに入ってはいけません。

ここは何処なんだろう。少しもうろうとする頭にしっかり答えてくれたのは何気なくたっている電柱。おお、いつのまにやら「蓬莱峡」にたどり着いているようです。

トンビ(?)が旋回してお出迎え。

通称「万里の頂上」と呼ばれるハイキングコースの橋。残念ながらゲートが閉じられており、入ることはできませんでした。2枚目の地図のA地点にあたります。

遠く険しい蓬莱峡の姿を眺めながら、一人とことこ歩くのも悪くはありません。

12:00さて、地図を見てみると物凄いヘアピンカーブが目につきます。カーブNo8付近です。一時的に蓬莱峡に最も近づくポイントかも知れません。

カーブの反対側にはゲートがあり、その中は蓬莱峡の中に通じているようです。ただし、私有地のためゲートは閉じられています。このあたりについては、ネットなどで情報を調べてみてください。多分、合法的に中に入れるはず。二枚目の地図のB地点です。

迫力ある蓬莱峡の姿に手が届きそうな届かなそうな微妙な距離です。

ヘアピンカーブからすぐのあたりに「座頭谷」バス停。名前の由来は言い伝えにあるようです。

さて、蓬莱峡の姿を望むことができ、おおむねの目標は達成しました。あとは何処で引き返すかを考えるのですが、なかなかの景色ですし、さらなる絶景スポットがあるような気がします。とりあえず、次は「蓬莱峡」というバス停みたいなので進んでみます。

カーブと周辺の変化を楽しみながら、少しずつ登り続けます。

ちなみに、ここまで出会った歩行者は2名。山ガチ勢とランニングガチ勢とおぼしきおっちやん。チャリガチ勢はボチボチいる。ガチ勢ばかりで短パンTシャツサンダルの私が浮いている気がしてきました。

12:20ヘアピンカーブを2回曲がって、息を切らせながら進むとようやく次のバス停「蓬莱峡」です。本日初めてのベンチでとりあえず一息つきます。官公庁による看板も立っていたりします。さぞやいい風景が広がっているのでは。4898歩

しかし、植物の繁殖力を侮ってはいけません。この時期、茂り過ぎていたのでしょう。蓬莱峡は木々の間にようやくチラリと見える程度です。ここまで来てこれじゃあ・・・もう少し前進してみましょう。

完全に山のドライブコース感が否めないところを、トボトボ歩きます。

山や景色を横目にチラチラ眺めながら進みます。進みます。

時々は蓬莱峡が見えるのですが、「これぞ」という絶景ではないんです。

12:40絶景に未練ダラダラで進むも、カーブNo.17まで来てギブアップ。5995歩

時々は木々の切れ間に見えるんですけどね。

来た道をそのまま引き返します。先ほどは気づかなかったのですが、蓬莱峡バス停の裏側には山に入っていくための小さな道がある模様。装備不十分、体力エンプティのため今回は断念。

しかしまあ、いい感じの山の景色なのでした。

13:15知るべ岩あたりに戻ってきました。下りは自分の体重をしっかり支えなくてはならないため、筋肉疲労がたまってきます。8500歩

13:50生瀬駅まで戻ってきたときには、12000歩を超えていました。

今回は全体的に登りなのですが、足元もよく、角度も急すぎないためウォーキングはしやすいです。景色もよいため、退屈はしません。

一方で、休憩所、トイレ、自動販売機等はありません。きちんと用意をして臨む必要のあるコースです。これを書いている現在、ウォーキングから二日後ですが、ふくらはぎが未だにパンパンに張っています。

また、山に入る場合はさらなる準備が必要です。今回は軽装&二三日前の大雨&やたら死んでるムカデを見てしまい、怖気づいて山に入っていく気はしませんでした。

今回のウォーキングのコース上にも蓬莱峡方面に入る道を3つは発見することが出来ました。・・・近づいてみたいような、あるいは憧れのままでおいておいた方がよいような。ガチ勢向けのロッククライミングスポットなどがあるそうなので、一度覗いてみるのもいいでしょう。


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