協働賞 福祉と環境を考えるボランティアグループ 青い鳥 「つなぐ〜福祉と環境を考える活動から被災地支援等の活動へ〜」
「グループのメンバーだけでなく、衣類を提供してくれた方、買ってくれた方、イベントを告知してくれた方など、関わってくれた全ての方のおかげで受賞できた」と今回の受賞を前川好子代表は振り返る。
使わなくなった衣類などを提供してもらい、バッグやポーチ、洋服などにアップサイクルして販売。地域で恒例となっている「布ぞうり展」は毎回好評で、多くの人が購入しに訪れる。
東日本大震災以降は被災地支援のため毎年寄付を行っている。今年の元日に起きた能登半島地震の際は、すぐに販売会を企画し早々に寄付を行った。「やってもやっても、これでいいというのは無いけれど、被災した人たちは大丈夫かなと思うと、何かしなくちゃという気持ちになる」と思いを話す。
能登半島地震の復興支援の寄付活動は現在も積極的に行っており、12月10日(火)、11日(水)は、午前9時から午後4時(11日は〜3時)まで、チャリティー販売会を相模原市役所のロビーで開催する。前川代表は「能登では豪雨被害もあり、復旧復興が進んでいない。ぜひ、皆さんの気持ちを届けることができれば」と来場を呼び掛ける。
取組概要使わなくなった衣類等をバッグやポーチ、洋服などにアップサイクルの上で販売し、そこで得た収益を福祉団体や被災地支援に寄付する取り組み。年間60ほどのイベントで販売会を開催し、これまでの寄付総額は1000万円を超える。
評価のポイント3・11の復興支援を行った経験を生かし、いち早く能登半島地震の復興支援に向けて行動を始めるなど、相模原の善意を受け皿として期待を集める取り組みであり、多くの市民・団体等を力強く巻き込んでいる点は、協働賞にふさわしい。