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【全額貯金するのはもったいない⁉】もらったお年玉で金銭教育につなげるためには?

こそだてまっぷ

お年玉のポチ袋を持っている子ども

お正月の楽しみのひとつとして、「お年玉」を挙げる子どもは多いのではないでしょうか。子どもがもらったお年玉はどのように管理していますか? 全額貯金するのもいいですが、お年玉は子どもの金銭感覚を育むいい機会になります。

この記事では、お年玉を子どもの金銭教育に役立てるにはどうしたらよいのかについてお伝えします。

お年玉での金銭教育をオススメする理由

なぜ、お年玉で金銭教育をするのがオススメなのでしょうか。その理由をご紹介します。

お金の理解には現金が最適だから

財布にカードは入っているけれど小銭は入っていない、という保護者もいるのではないでしょうか。キャッシュレス化の影響で、今の子どもたちは昭和や平成時代の子どもたちと比べ、現金を手にする機会が大きく減っています。キャッシュレスでのやり取りはとても便利ですが、お金を使っているという実感が伴わない、というデメリットもあります。

子どもが金銭感覚を学ぶには、お金そのものである「現金」の扱いがベストです。現金でものを買うことで、「買い物はものとお金の交換である」という事実を体験・体感できるというメリットがあります。

また、子どもは数の概念を体感で学びます。たとえば、学校の授業で「さんすうセット」のおはじきを通して数を学ぶように、手に触れたり、数えたり、使ったりする、という体験を積める現金が適しているのです。

保護者が付き合う時間的余裕があるから

お正月の期間は、多くの家庭で保護者の仕事も休みなのではないでしょうか。子どもと過ごす時間がいつもよりも多く取れるため、子どもとさまざまなことを話す機会として最適です。

お年玉を何に使いたいか子どもに尋ねたり、子どもが欲しがっているものの値段を子どもといっしょにお店に足を運んで調べたりしてみましょう。調べる際には、数軒のお店を比較したり、実際に買うときにお店についていったりするのがオススメです。こういったきめ細かな対応ができるのは、お正月の時期ならではかもしれません。

金額が大きいため緊張感があるから

お年玉を受け取った直後は、多くの場合、子どもが一年で最も多くの現金を手にする瞬間です。

たとえ千円でも二千円でも子どもにとっては大金です。しかも「自分で使える」となれば使い道を真剣に考えるでしょう。真剣にお金に向き合う緊張感が、金銭教育の効果を高めます。

お年玉を全額貯金するのをオススメしない理由

お年玉を全額貯金するのは、一見、賢い使い方のようで、実はそうともいえません。ここでは、全額貯金をオススメしない理由をお伝えします。

お金について子どもが考える機会を奪ってしまうから

大人も、「好きに使っていいお金」があれば「どう使おうか」とワクワクしながら考えますよね。子どもたちも同じです。しかし、「全額貯金」では、使い方をあれこれ考えることができません。

全額貯金してしまうと、その金額で何が買えるのか、その金額があれば何ができるのかなど、子どもがお金の価値と自分の欲しいものについて考える機会を逃してしまいます。

お金を「使って買う」経験ができないから

全額貯金をしてしまうと、「買い物」というお金の価値を実感できるチャンスを逃してしまいます。

大人にとっては、買いたい商品を選んで、お金を払ってそれを受け取る、という一連の行動は珍しいことではありません。しかし、リアルな「買い物」をほとんどしたことがない子どもにとっては、とてもエキサイティングな体験です。

「選ぶ」「支払う」「おつりを受け取る」というやり取りだけでも、「お金の価値を実感する」という金銭教育になります。

お金が目の前にないので感覚が希薄になるから

目の前にある千円札と貯金通帳の数字となった千円では、やはり前者のほうが子どもの記憶に残りやすいと思いませんか? 

全額を貯金すると目の前からお金の姿が見えなくなるため、「お金」という感覚が希薄になります。そのため、「大切に使おう」 「お金は価値があるもの」という感覚が育ちません。

お年玉を使って金銭教育をするときのポイント

お年玉で金銭教育をするとき、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。ここでは、お年玉を使って金銭教育をするときのポイントを5つご紹介します。

一部だけでもOK

お年玉を使うことが金銭教育になるとはいえ、全額を子どもに自由に使わせるのはオススメできません。一部だけを子どもの裁量で使わせるというやり方でも、金銭教育の効果はあります。

何にいくら使うか話し合う

いくらまで子どもに使わせるかの目安は、年齢によって異なります。

未就学児はまだ数字の感覚がしっかりしていないため、500円程度を渡し「ものとお金の交換」「支払ったらおつりがもらえる」「お金にはいろいろな種類がある」ということを体感させることができれば十分です。

小学生なら子どもと話し合って調整してみてください。低学年までは保護者が金額を決めてもかまいませんが、必ず子どもの希望は聞くようにしましょう。「何に」「いくら」使いたいのかを自分で考えて大人に伝えることで、子どもの金銭感覚が高まります。

基本的にはお金の使い方は自由にさせる

子どもがお年玉で何を買うか、何に使うかについては、保護者はできるだけ口を挟まず、子どもの自由に決めさせましょう。

なかには、何も買わずに手元にお金を置いているだけの子どももいます。使いたがらないようであれば、新学期から使う鉛筆やノートなど、子どもにとって必要なものを子ども自身が選んでお年玉で購入させる、という方法もあります。

自分で選んで好きなものを買ったり、遊びに出かけたりというのは楽しいものです。そんなお金を使う楽しさを味わうことで、子どもはお金の価値を体感します。

「経験」させる

「子どもに自由に使わせたらムダ遣いをしてしまうのでは?」と心配される保護者も多いでしょう。たしかに、多くの子どもはあくまでも大人の目から見てですが、すぐに壊れそうなおもちゃや、すぐに飽きてしまうキャラクターグッズ、食べたらおしまいのお菓子などにときめいて、欲しがってしまうものです。

しかし、大人から見て「ムダ遣いだったかも」と思えるこの行為はムダではないのです。この行為の結果、「もっとよく考えて違うものを買えばよかった」と、お金の使い方を考えるようになる子もいることでしょう。この「後悔と反省」がとても大切なのです。

「経験」する機会を奪わない

保護者に避けてほしいのは、子どもの「これが欲しい」という意思に対して「ムダ遣いしたらダメ」などとはなから否定することです。否定されると、子どもが失敗の原因について自分で考える機会すら奪うことになってしまいます。子ども自身の判断で経験をさせ、人によって、機会によっては後悔させ、自分で気づかせるというつもりで見守ってあげましょう。

お金の使い方は経験しなければ学べません。子どものうちなら、万一の失敗も金額は小さくて済みます。成人してから大きな金額で失敗するのを避けるために、ぜひ子どものうちに「経験」をさせてあげましょう。

お年玉は金銭教育のチャンス!

キャッシュレスが一般化したことで、現代の子どもたちの多くが、「お金」の存在を身近に感じにくくなっています。お金を貯めることはもちろん大事ですが、「使う」ことを通して、お金を学ぶことも大切です。お年玉を使って、金銭教育に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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