星が丘地区 ゴミ収集日10カ国語で 増加する外国人住民に対応
増加する外国人の住民にもゴミ出しのルールを知ってもらおうと、星が丘地区自治会連合会(竹田幹夫会長)が10カ国語に対応した案内ポスターを作成した。「全市的に広がるといい」とその効果も上々のようだ。
同連合会の竹田会長の地元・横山二丁目では昨年夏、生ゴミを荒らすカラスに関する苦情があったという。調べてみると、外国人の住民が分類別に収集曜日が異なることを知らずに生ゴミを出していたことがわかった。そこでタガログ語で書かれた案内を郵便受けに入れたところ、収集曜日が守られるようになったという。
これをヒントに竹田会長は同連合会として、日本語・英語・中国語・韓国語・スペイン語・ポルトガル語・タガログ語・ベトナム語・タイ語・クメール語の10カ国語で曜日を記したゴミの分類別・曜日別の案内ポスターを作成。昨年9月に同連合会の各単会に配布し、集積場に順次貼り出しているという。
竹田会長は「まだまだゴミ出しのルールをわからない人がけっこういる。他の地区でも使ってみたいという話が出てきている。市内には外国人が多く住む地域もあり、他の地域でも幅広く活用してほしい」と話している。
2020年国勢調査によると、相模原市内に住む外国人の人口は1万3334人で、前回の15年調査より3717人(38・7%)増加した。