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田中泯による伝説的イベント「アートキャンプ白州」が2024年に復活

タイムアウト東京

田中泯による伝説的イベント「アートキャンプ白州」が2024年に復活

世界的に活躍するダンサーの田中泯らが、かつて山梨県白州町(現北杜市)で開催していた伝説的なイベント「アートキャンプ白州」が、「アートキャンプ白州 2024 Camp and Art in Each Heart!」として帰ってくる。今回は、田中と彫刻家の名和晃平による共同企画として、「山梨県立美術館」を中心に展開される。

独自のスタイルでダンスを追究している田中は、1990年にフランス政府から芸術文化勲章の騎士(シュヴァリエ)章を叙勲されるなど、国際的にも高い評価を得ている。2002年以降は、日本アカデミー賞最優秀助演男優賞・新人俳優賞を受賞した山田洋次監督「たそがれ清兵衛」への出演を皮切りに、俳優としても活躍。一方で、1985年から生活の場を山村へと移し、山梨県での活動にも力を入れてきた。

アートキャンプ白州も、その活動の一環として1988年に初開催されたものだ。当初の呼称は「白州・夏・フェスティバル」だったが、まだ野外芸術祭というものが日本で珍しかった時代に、国内外からさまざまな芸術家が集い、祝祭空間を作り上げた。

2022年に千葉県の「市原湖畔美術館」で開催された展覧会「試展―白州模写『アートキャンプ白州』とは何だったのか」を記憶している人もいるだろう。まだ大学生だった頃にボランティアとして参加したアートキャンプ白州での経験が、自身の制作に大きな影響を与えたと語る名和をゲストキュレーターに迎えた同展では、膨大な資料の一部や記録映像、当時参加していた美術家によるトリビュート作品などを展示した。

同展をきっかけに、今回開催される「アートキャンプ白州2024 Camp and Art in Each Heart!」では、名和が主宰するクリエーティブプラットフォーム「Sandwich」が構成を担当。当時の映像・写真・資料に加え、新たな作家の作品も展示する。名和の言う「人やものが絶えず出入りし、絡まり合いながら営まれる有機的な運動体」としての、新しいアートキャンプ白州を楽しみにしたい。

会期は2024年7月6日(土)〜9月1日(日)。参加作家や関連イベントなどは未発表なので、期待して続報を待っていてほしい。

Time Out Tokyo Editors

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