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刺繍作家「CHACO」がつくる、個性的で思わず見ちゃう雑貨たち。

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刺繍作家「CHACO」がつくる、個性的で思わず見ちゃう雑貨たち。

新潟で刺繍作家として活動されている「CHACO(チャコ)」さんのつくる雑貨は、可愛いだけではなく、シュールで個性的。そのキャラクターは、一度見たら忘れられないインパクトを持っています。新潟といえば、な名物もキャラクターになっているんだとか。刺繍をはじめたきっかけや活動について、いろいろお話を聞いてきました。

刺繍作家

CHACO

新潟市出身。小さい頃から手芸が好きで、現在は刺繍作家として市内のイベントを中心に活動している。作業中のおともは「あたしンち。」

刺繍にハマったきっかけは、自分のトレーナー。

――刺繍をはじめたきっかけはどんなものだったのでしょうか。

CHACOさん:家で着ていた無地のトレーナーに「ちびまるこちゃん」の刺繍をしたのがきっかけでした。ひとりで作業をするのが好きだったのもあって、どっぷりハマりましたね。そこから100均で道具を揃えて、刺繍をするようになったんです。

――はじめる前にどこかで教わっていたんでしょうか……?

CHACOさん:独学でしたね。刺繍糸って、6本の束になっている糸から一本ずつ糸を引き出して縫っていくんです。でも最初はそれも分からず6本の糸で縫っていたくらい何も知らなかったんです(笑)。今思えばとても恥ずかしいんですけど、はじめた頃はそんな感じでしたね。

――作品の販売をはじめたのは2年前なんですね。

CHACOさん:母に勧められて、母の職場で販売をはじめたのがきっかけでした。最初は売れたらラッキーぐらいだったんです。でも徐々に買ってくれる人が増えてきて、最初は100均で買っていた刺繍糸も、ちゃんとした手芸屋さんで買ってつくるようになりました。

――生地に刺繍するとき、まっさらな状態からはじめているのでしょうか。

CHACOさん:生地に下絵を書いて、そこからひたすら縫うんです。縫い方はいろいろあるんですけど、自分のやりやすい縫い方で作品をつくっています。

――これだけ細かい刺繍は完成まで時間がかなりかかるでしょうね⋯⋯。

CHACOさん:今販売している小物を入れるようなポーチをつくった場合、刺繍だけに時間が使えるなら、頑張ったら一日で完成できるくらいですね。でも刺繍だけじゃなくて、ポーチとして仕上げるのも入れると、一日以上はかかります。

――刺繍の他にも作品をつくられていると聞きました。

CHACOさん:猫やお花、食べ物をモチーフに、ビーズで作品をつくっています。他にも、フェルト羊毛や毛糸を使った作品もつくっているんですよ。

個性的でシュール、だけど可愛いキャラクターたち。

――CHACOさんの作品の世界観、とても個性的ですよね。

CHACOさん:個性的なのとか、派手なのとか、人と被らないものが好きなんです。私のところからしか買えないような作品をつくるようにしているんですよ。

――以前からオリジナルのキャラクターを書いていたのでしょうか。

CHACOさん:絵を描くのは好きでしたが、模写が多かったですね。でも作品を販売するためにはオリジナルのキャラクターが必要だったので、そこからオリジナルのキャラクターを描きはじめました。最初は野菜をモチーフにキャラクターをつくったり、ペットを買っている人に向けて肉球をモチーフにした作品をつくってみたりしました。

――新潟の名物をモチーフにしたキャラクターの作品もあるんですね。

CHACOさん:新潟で活動しているので、せっかくならと思ってつくりはじめました。笹団子や柿の種、ぽっぽ焼きなどをモチーフにして、作品をつくっています。

──新潟県民としては、なんだか嬉しいです。

CHACOさん:新潟をモチーフにした雑貨って、県外の人よりは県内の人のほうが買っているよねって他の作家さんと話していていたんですよ。新潟県民だっていう証じゃないですけど、新潟の方に買ってもらえるといいなと思っています。

――Instagramの投稿にあるコメントもキャッチーですね。「柿の種 6:4 or 7:3 あなたはどっち派?」とか……。

CHACOさん: 作品のシュールさが伝わるようにコメントを考えています。可愛いけどくだらないって思ってもらえたら嬉しいですね(笑)

――作品はイベントで買うことができるんですね。

CHACOさん:イベントに最初出たときは見てもらえるだけで満足していたんです。でも出店回数を重ねるごとに、前買ってくれた人がまた来てくれて、そこからInstagramのアカウントをフォローしてくれる人が増えてきたんです。

――イベントをきっかけにファンが増えてきたんですね。

CHACOさん:次はこのイベントに出ますって告知をすると、「行けます!」というメッセージをくれる人も出てきたりしたんです。その人たちにウケるような作品はどんなものなのかなって考えながらつくることもあるんですよ。

――今後のCHACOさんの目標を教えてください。

CHACOさん:新潟にこんなのを作っている人がいるって、もっと知ってもらいたいですね。あとはハンドメイドのイベンとがもっと増えていくといいなって思っています。コロナ禍から作家さんが増えてきて、行動が制限されなくなってきた今は、イベントも前よりも多く開催されるようになったと思うんです。

――ハンドメイド系のイベントを目にする機会も増えましたよね。

CHACOさん:イベントの数自体は増えているんです。ただ私の作品は個性的なので、イベントによっては向いてないものもあるんです。子供向けとか、大人っぽいアクセサリーが多いイベントだとちょっと浮いてしまうんです。

――なるほど。

CHACOさん:私の作品のような派手で個性的な作品を見てもらえる機会が増えればいいなと思いますし、同じようなテイストの作品を作っている作家を集めてイベントができたらいいなって思っています。

CHACO

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