【30度以上の真夏日!水分と雨具を】北海道の週間天気予報 23日(火)から/気象予報士執筆
北海道のあす23日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
暦通りの厳しい暑さ…明日からはどうなる?
きょう22日(月)は二十四節気の一つ「大暑」で、一年で最も暑い時季なんです。上空の暖気が強まり、暦通り厳しい暑さになりました。
きょう道内で最も高くなったのは十勝の幕別町で35.8度。帯広や北見は2日連続35度以上の猛暑日になりました。赤枠の札幌は、きのうと並んで今年一番の34.7度でした。
こちらはイギリスの気候科学者が考案した、気候ストライプです。
青は年間の気温が平均より低い、赤は高いことを表しています。
ここ30年くらいはほとんど赤くて、気温が高くなっている、地球温暖化が進んでいるということが一目で分かります。
温暖化が進むと北海道でも猛暑日が当たり前になるかもしれません。きょうの大暑を機に、温暖化を考えるきっかけになればと思い紹介しました。
さて、あすからは暑さだけでなく、雨にも注意が必要です。
あす23日(火)の天気と気温
あすの天気と気温です。
広く傘マーク。矢印は「のち雨」という意味で、午後を中心に雨が降ります。
あす朝の最低気温は札幌で25度。夜間の気温が25度を下回らない熱帯夜になりそうです。
日中は内陸を中心に30度以上で、蒸し暑さが増します。
では、あすの時間ごとの天気。道央・道南からです。
午後は雨で、倶知安や江差などで雨脚が強まります。札幌も夕方は傘が必要な降り方になります。海岸部でも気温は30度近くで、蒸し暑くなるでしょう。
道北・空知です。
午後は雨で、夜は留萌や上川地方を中心に激しい雷雨にも注意してください。最低気温は23度くらい。今夜も寝苦しさが続きます。
道東・オホーツク海側です。
昼頃まで晴れ間がありますが、夕方以降は雨が降るでしょう。雨具を忘れないで下さい。
帯広や北見の最高気温は34度。こまめに水分や休憩をとりましょう。
台風情報
台風情報です。
フィリピンの東海上にある台風3号は北上を続け、あさって24日(水)には石垣島などに接近。その後は土曜日にかけて大陸の方へ進むでしょう。
あす23日(火)からの週間天気予報
ビアガーデンの季節、ビールもいいですが、水などの水分補給も忘れないでくださいね。あすからの雨のあと、暑さは少し和らぎそうです。
では、週間予報、日本海側とオホーツク海側からです。
水曜日にかけて大雨による土砂災害などに注意してください。
木曜日以降は日本海側を中心に晴れるでしょう。雨のあとは、30度以上の地点は少なくなりそうです。
つづいて、太平洋側です。
水曜日まで落雷や突風など天気の急変にも気を付けてください。木曜から少しだけ暑さが落ち着きますが、雲が広がるため、ムシムシするでしょう。
あす23日(火)の札幌の朝昼晩
では、あすの札幌です!
朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あすの夕方は雨です。朝、雨が降っていなくても、雨具をお持ちください。
あすも30度以上の真夏日で、きょうより蒸し暑くなるでしょう。こまめな水分補給を心がけてください。
※22日(月)午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
編集:Sitakke編集部IKU