【市川市】科学×アート「いちかわ芸術祭」開催!千葉工業大学CIT Brainsによるロボットサッカーデモンストレーションも
見て触って体験して。先端技術と現代アートが身近に感じられる「いちかわ芸術祭」。
アーティストたちの新たな挑戦が結集した展覧会です。
未来を見つめ想像から創造へ
千葉県立現代産業科学館(市川市鬼高1-1-3)の広場に立つ、見慣れぬ金属製の箱型の建物。
中に入ると、そこはまばゆい光の世界。
建物に開けられた無数の穴から差し込む日の光が千田泰広さんの作品「Brocken5」の要素。
「いつも浴びている太陽の光を違った形で感じ取れ、宇宙空間に入ったような非日常を体感できる作品」と解説するのは同展のアートディレクター豊福さん。
千葉県誕生150周年記念事業として、市川市は芸術で町を活性化しようと1月16日から「いちかわ芸術祭」を開催。
「テーマは産業・科学と現代アートの融合。現代産業科学館での展示ということで、過去150年を振り返り、最先端の科学技術、そして100年後の未来を見つめるきっかけになれば」と市川市文化国際部文化芸術課主幹の中能(なかの)さんは話します。
未知なるものに挑戦する作品の数々
「面白そうな開発をしている人たち、興味深い作品を作ろうとしているアーティストに声を掛けた」と豊福さん。
美術と科学技術の枠を超えた、ユニークな作品が並びます。
市川市出身の大野修平さんの作品は蝶の標本にデザインを施し、まるで進化した新種の昆虫のよう。
東北大学の平田泰久研究室は障害がある人でもスムーズな動きでダンスを楽しめる「ロボット車椅子」を展示。
ボールを蹴ったり、起き上がったりする動作が愛らしい、千葉工業大学の学生たちによる「サッカー競技用ロボット」はデモンストレーションを開催。
幅広い世代で楽しめます。
「見慣れた場所に見慣れない物があるのは驚きでもあり、新たな発見もあるかと思います。『なんだろう?』と思っても、それだけで十分に楽しめるので気軽に見に来てほしい」と市川市文化国際部文化芸術課主任の島津さん。
会期は3月10日(日)まで。
最終日には出展アーティストと豊福さんによる作品解説も(要予約)。
千葉工業大学CIT Brainsによるロボットサッカーデモンストレーション 日時/3月3日(日)・10日(日)午前10時~午後4時(正午~午後1時を除く) 会場/現代産業科学館 企画展示室(予約不要) 料金/一般300円、高・大学生150円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳所持者は無料 電話番号/047-712-8557 実行委員会事務局 ホームページ/https://ichikawa-artfest.jp/