練馬区桜台でしかできない5のこと
練馬区の中心である練馬駅と学生街の江古田駅に挟まれた住宅街エリア「桜台」。名前のとおり、桜を見られる公園があり、銭湯・カフェ・居酒屋など豊かに生活できる環境も徒歩圏内に揃っている。
ファミリー層だけでなく、学生も多く住み、ちょうどいい活気があるこのエリアには、地元に長く愛される老舗だけでなく、新たなお出かけスポットも生まれている。
この特集では、桜の穴場スポット、銭湯、カラオケ酒場のほか、新たに生まれたショッピングスポット、韓国風カフェなどを紹介する。
韓国風カフェで華やかなひと時を過ごす。
ヘイルトゥーユー
「make_ai」という人気アパレルブランドを経営する夫婦が、事務所を改装して誕生した韓国風カフェの「ヘイルトゥーユー(HAiL to U)」。コンクリート調の無機質な店内は、造花やドライフラワー、韓国インテリアで装飾されている華やかな空間だ。
2階はイートインスペース兼アパレルのショールームになっており、make_aiの服や小物が販売されている。人気メニューは、見た目がかわいいマカロン。京都の人気韓国マカロン専門店「ノンカロン(noncaron)」から仕入れているもので、季節によりフレーバーが変わる。フレーバーに合わせて種類豊富なラテと合わせるのも楽しいだろう。
しっかり食べたい人には、ボリューミーで彩り豊かな「サルサドッグ」もおすすめ。サルサソース、マスタードの相性が抜群で、ウインナーのうま味を引き立てている。食べられるエディブルフラワーで飾り付けられており、見た目も美しい。テイクアウトも可能なので、ぜひ気軽に立ち寄ってみてほしい。
定休日は月によって変わることがあるので、公式Instagramをチェックして出かけよう。
花見は穴場で楽しむ。
高稲荷公園
石神井川沿いの散歩道にある高稲荷公園。高稲荷神社の境内を取り囲むように整備されている。遊具やベンチも多いので、普段使いとして地元住民から人気がある。
公園内には、石神井川沿いを中心に桜の木が80本植えられており、春は見上げると空一面桜で覆われる、桜台エリアの隠れた桜の名所の一つだ。桜が咲く時期には屋台も並ぶので、手ぶらで花見ができる。
都心部の花見スポットほど人が多くなく、住宅街ならではののんびりとした春の散策ができるだろう。
歌好きマスターの粋な接客にハマる。
白ひげ
立派な白ひげを蓄えた80歳のマスターが切り盛りするヨーロピアン・カラオケ居酒屋「白ひげ」。歌が大好きなマスターは客とデュエットをしたり、コンガを演奏したり、さまざまにもてなしてくれる。
カクテルを注文すれば、見事な片手シェイクのパフォーマンスを披露するなど、どんな時も客を楽しませる心遣いを忘れない。こうした心尽くしのもてなしが口コミで広がっていき、同地に店を構え25年目を迎える老舗ながら、客は若者から外国人まで幅広く、知る人ぞ知る名店となっている。
かつては隣駅の江古田で「黒ひげ」として長らく営業していたが、火災で閉店を余儀なくされた。1年後に桜台へ移転を果たし、マスターのひげが白くなったことから「白ひげ」と改名、その歴史を紡いできたのだという。
分かりやすい料金体系で、2人以上で来店すれば、1時間1300円(以下全て税込み)の飲み放題&歌い放題というリーズナブルなプランも魅力の一つ。さらにフードメニューの全品が550円と手頃な価格設定もうれしい。
普通の居酒屋に飽きたら、おいしい酒と食事とエンターテインメントが楽しめる「白ひげ」を訪れてみては。
アートな湯浴みを堪能する。
久松湯
銭湯で富士山を眺めて湯に浸かることはあるだろう。この銭湯では、プロジェクションマッピングを眺めながら天然温泉を楽しめる。
浴室には露天風呂や炭酸泉、「入れ替え季節風呂」にジェットバスなどを設置。アロマボディやタイ古式などのリラクゼーションサロンも併設している。洗練された銭湯で癒やしの時間を過ごそう。
多様なナリワイに出合う。
欅の音 terrace/vita passo楓の樹
かつての日本の町家のように、仕事と生活が一体化した「職住一体」のスタイルを現代に復活させる「ナリ間ノワプロジェクト」の一環として誕生した複合施設。ここには、暮らしながらそれぞれの「ナリワイ」を街に発信する人が集まり、地域の新たなショッピングスポットとして注目を集めている。
施設内には、クレープ屋、コーヒー豆販売、革製品ワークショップアトリエ、モーニングカフェ、登山アパレル、縫製アトリエなどなどさまざまな店が入る。主に週末に営業するので、土・日曜日にふらっと立ち寄れば、多様な商品や体験に出合えるだろう。
定期的にマルシェ、季節のイベントも開催されるので、SNSをチェックしてみてほしい。