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切迫早産で妊娠28週から2カ月入院。入院中どんな風に過ごしたか

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入院中に作った、ベビーのための手作り品たち
入院中に作った、ベビーのための手作り品たち


第1子・第2子ともに妊娠中に切迫早産で入院した経験を持つ、ママライターの”愛華”です。切迫早産で緊急入院は誰にでも起こりうるもの。妊娠するまで病気とは縁遠く健康そのものだった私にそれは突然やってきました。
振り返って「こうしておけばよかった!」という事を実際の経験を交えてお伝えします。今回は、入院中の過ごし方をお伝えします。妊娠中の皆さまの少しでも役に立てたら嬉しいです。

切迫早産中の入院生活


前回の記事では、切迫早産での入院前にしておきたかったことなどをお伝えしましたが、今回は入院中のことについて話したいと思います。

切迫早産での入院中は、基本的に安静にしていることが大切です。「食べては寝る」が最善とされ、忙しい日々から考えたらある意味、夢のような生活。

8時朝食、12時昼食、15時おやつ、18時夕食と、ベッドまで食事が運ばれてきました。規則正しく、バランスの取れた食事を妊娠中にとれるのはメリット。私は、妊娠後期に2カ月入院したにもかかわらず、体重が全く増えませんでしたので、産後の体型戻しが楽ちんでした。

入院中は、週に1度、9時頃の診察で内診、頚管長の長さが確認されました。別途、妊婦健診も行い、赤ちゃんの大きさを測定。エコー写真ももらえるので楽しみにしていました。外来とは別なので落ち着いて診てもらえ、先生とゆっくり会話ができるので、気になることが聞きやすい環境だったのがよかったです。

シャワーは週に3回、午前中に浴びました。看護師により9時に点滴交換、13時に検温とベビーの心音確認、20時に問診とベビーの心音確認が毎日ありました。

その他に、週に1回の採血と、週に3回のNST(ノンストレステスト:お腹のはりとベビーの心音確認する機械を40分間つけます)が行われました。病院は21時に消灯しますが、その後も入院している大体の人が静かにしながら、テレビを見るなどして起きていました。

入院中は、ネットや試験勉強、趣味などで有意義に


ベッドに横たわっていなくちゃいけない状態のときは、医師の許可が出れば、TVの視聴、読書、ネットサーフィン、ネットゲームや音楽・映画視聴をすることが多かったです。手軽に使える電子機器を多用することが多いので、入院することがあったらWi-Fi設定を忘れずに。ただし、気をつけないと、驚くほどに通信料金が上がるので要注意です。

体を起こしてもよくなったら、私は資格試験勉強、ナンクロ、編み物や裁縫をしました。動きが制限されているので手を動かすだけでできるものがオススメ。私はベビーのためにとお手製のものを作って、その誕生を待ちわびました。

歩いてもよい段階では、新生児室を見に行く、洗濯をするなどと動くようにしていました。長期間、動いていないと筋力は落ちるし、血流も悪くなると聞いたので、極力無理のない範囲で動きました(もちろんどちらも医師の許可が出てから)」

また、入院中はしゃべる機会が少なく、ふさぎ込みがちになります。同室の患者さんと積極的に関わりを持って、おしゃべりを楽しむのが気分転換に最適でした。「今回の診察どうだった?」と、病気の話をよくしていました。「こんなこと言われた」、「あんなこと言われた」と、毎度報告会のように話していました。

医者も患者全員に同じ話をするわけではないので、病状は人それぞれとはいえ、参考になることが多かったです。他にも旦那のことや趣味、TVなど、たわいもない話題まで、学生のように楽しく話をして笑い合えたのも、精神的に滅入らないようにするには、よかったです。

乾燥しやすい病院、入院中はスキンケアを大切に


入院時に、ぜひともしていただきたいことの1つが、スキンケアに力を入れること。病室は想像以上に乾燥します。常にマスク着用、マイ加湿器を設置する方もいるほどでした。私も速効で喉を痛め、「なんでこんな目にぃ!」と、辛い思いをしました。お布団から出ている顔だけでなく、全身が乾燥しがちなので、全身ケアを怠らずに。

入院中は出掛けることはないし、化粧もしないから、「まぁ、いっか」と、手抜きがちになりますが、クレンジング剤や化粧品で肌への負担がない分、集中ケアの絶好チャンスだと思いました。

私は朝晩の美顔器と、毎晩のボディケア・シートパックを日課にしていました。加えて、TV等見ながらコロコロローラーを使ってお手入れしていたので、妊娠中なのに「痩せた?」と、聞かれるほどでした。お肌の調子がいいと気分も上がりました。シートに残ったスキンケア液でお腹などの全身の保湿をすると妊娠線対策にもいいかと思います。

また、私はコットンに残ったふき取り用化粧水で乳頭ケアを行い、産後には母乳もスムーズに出ました。切迫早産ですので、乳頭を刺激するのは子宮が収縮しやすくなるためNGですが、乳頭のカスを取り除いておくだけでも随分違うそうです。次回は、退院後の生活について、体験から学んだことをお伝えします。

[愛華*プロフィール]
フェイシャルエステティシャンを経て34歳で2人目を出産。出産を機にライターの世界へ足を踏み入れました。日々新しいことにチャレンジしながら子育てと両立、新鮮で楽しい毎日を過ごしています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。
※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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