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若葉台特別支援学校 未来託す行動を体験 出前授業で模擬投票〈横浜市旭区〉

タウンニュース

選挙管理委員会から説明を受ける生徒たち

若葉台特別支援学校で12月4日、選挙に関する出前授業が行われた。

出前授業は、横浜市の選挙管理委員会と教育委員会が「主権者教育」における連携・協力に関する協定に基づき、市立学校で行っているもの。

同校は肢体不自由教育部門(A部門)と知的障害教育部門高等部(B部門)を併置する唯一の市立特別支援校で、出前授業は、昨年度に続いて2度目で、既に投票権を持つ生徒もいるB部門の3年生を対象に行われた。

授業は架空の市「わかば市」の市長選を想定。生徒らは1カ月ほど前から授業の中で、各候補者の政策の良いところや疑問点などを検討した。

4日の授業では、市選挙管理委員会事務局の職員が、投票方法や実際の選挙の際に配布される投票所入場券などについて説明。生徒らはそれらを使って模擬投票を行った。模擬投票には、通常の選挙で使用される投票用紙や記載台、投票箱などが用意された。

投票体験を終えた生徒たちは「ネットで投票できる方が良い」「事前に送られる資料に二次元コードを付けて候補者の情報が見られるようにして」といった斬新な意見が出た。また「候補者の意見をしっかり読み取り投票したい」など前向きな意見も聞かれた。一方でまだ投票権のない生徒からは、実際に18歳になったら投票するかどうか「迷っている」という正直な意見も聞かれた。

本物の投票箱を使用

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