包んで焼くだけ10分。カリッとジューシーな「油揚げハムチーズ」
10分で完成!油揚げハムチーズ
調理時間:10分
10分で完成する簡単「油揚げハムチーズ」の作り方をご紹介します。ハムの塩加減とまろやかなとろけるチーズ、そして香ばしい油揚げの相性が抜群ですよ。今晩のもうひと品にはもちろん、おつまみ、お弁当のおかずにも使える便利レシピ。フライパン/トースターどちらでもおいしく仕上がるので、お好みのほうで作ってみてくださいね。
材料(2人分)
油揚げ:2枚
ハム:4枚
とろけるスライスチーズ:2枚
コツ・ポイント
油揚げは油抜きをすることで、余計な油が抜けて油臭さが取れる
油揚げにハム、チーズ、ハムの順に重ねてから詰めると、チーズがはみ出るのを防げる
油揚げの口は爪楊枝で縫うように留め、チーズがはみ出にくくする
フライパンで油揚げを焼くときは、油をひかずカリッと仕上げる
トースターで油揚げを焼くときは、焦げやすいので注意する
作り方
ハムとチーズを切り、油揚げを開く
とろけるスライスチーズを4等分にカットし、ハムは半分にカットします。今回使うとろけるスライスチーズは8.5cm角のものです。ハムも、4等分にカットしたスライスチーズと同じくらいのサイズにカットしてください。
ボウルの上にザルをおき油揚げをのせて、熱湯を回しかけ油抜きをします。油揚げを裏返して反対側にも熱湯をかけます。
【ポイント】
油揚げは油抜きをします。そのまま調理すると油特有のにおいや油っぽさが残るためです。余計な油が抜けて油臭さが取れます。
油揚げに菜箸を押し付けながら転がします。
【ポイント】
油揚げに菜箸を押し付けながら転がします。油揚げを袋状に開きやすくするためです。
油揚げを半分にカットし、切り口から指を差し込んで袋状に開きます。本レシピの油揚げは縦8cm、横20cmの長方形のものなので、半分にカットして使います。12cm角の正方形のものを使う場合は、サイドに切り込みを入れて袋状に開いてください。
油揚げにハムとチーズを詰める
1/2にカットしたハム、4等分したとろけるスライスチーズ2枚、1/2にカットしたハムの順に重ねます。
油揚げに上記の順に重ねたハムとチーズを詰めます。
【ポイント】
ハム、チーズ、ハムの順に重ねてから油揚げに詰めます。とろけたチーズがはみ出るのを防ぐためです。
油揚げの口を爪楊枝で留めます。
【ポイント】
油揚げの口は、爪楊枝で縫うように留めましょう。チーズがはみ出てしまうのを防ぐためです。
フライパンで焼く
フライパンを中火にかけて2を焼きます。
【ポイント】
フライパンで油揚げを焼くときは、油をひきません。油揚げがカリッと香ばしく焼けるからです。
両面にきれいな焼き色がつくまで5分ほど焼いて完成です。
トースターで焼く
2をアルミホイルをしいた天板にのせ、トースターで焼きます。
両面にきれいな焼き色がつくまで6分ほど焼いて完成です。
【ポイント】
トースターで油揚げを焼くときは、様子を見ながら焼いてください。油揚げが焦げやすいので注意します。
油揚げハムチーズのアレンジアイデア
子供向けアレンジ
子供向けには、コーン缶やブロッコリー、キャベツなどを一緒に詰めたり、ゆで卵とマヨネーズで作るタルタルソースやマヨネーズとケチャップを混ぜるオーロラソースなどを入れたりします。マイルドで親しみやすい味わいになりますよ。ブロッコリーは塩ゆでしてから細かく切り、キャベツは千切りにして入れると火が通りやすく食べやすいです。
おつまみ風アレンジ
大人向けには、甘辛い田楽みそと長ねぎを詰めたり、マヨネーズに柚子胡椒、七味唐辛子、カレー粉を組み合わせて入れたりします。長ねぎは、斜めに薄切りやみじん切りにすると火が通りやすいです。甘辛い田楽みそととろけるチーズの相性は抜群でお酒が進みますよ。またマヨネーズに柚子胡椒、七味唐辛子、カレー粉を合わせて入れると、ピリッとしてパンチが効いた味やスパイシーな風味でおつまみにぴったりです。
食べるときの味変
大人向けには、しょうゆやポン酢しょうゆ、ウスターソースを添えるのがおすすめです。さっぱりと食べられます。またマヨネーズに七味唐辛子や柚子胡椒、カレー粉などを添えてもピリッとスパイシーな味を楽しめますよ。
スイートチリソースやマスタードなども味変にぴったりです。子供用には、ケチャップやマヨネーズ、お好み焼きソースなど甘辛いソースを添えると喜ばれますよ。筆者は粗挽き黒こしょうをたっぷりふったり明太子を入れたりするのが気に入っています。
「油揚げハムチーズ」のQ&A
Q1. 冷蔵/冷凍保存できる?
冷蔵保存するときは、しっかり冷ましてから清潔な保存容器に入れます。冷蔵で2〜3日保存可能。温め直すときは、フライパンやトースターで焼いてください。油揚げは焦げやすいので注意しましょう。冷凍する際は、しっかり冷ましてからラップでピッタリ包みフリーザーバッグに入れます。冷凍庫で3週間ほど保存可能です。凍ったままフライパンやトースターで温め直します。蓋をして蒸し焼きにしたり、焦げないようにアルミホイルを被せたりしてください。
Q2. お弁当に入れるときの注意点は?
お弁当に入れる場合は、必ず油抜きをして油っこくならないようにします。入れるチーズの種類は、冷めてもおいしいスライスチーズがおすすめです。中にケチャップやオーロラソースを一緒に詰めたり、添えたりすると物足りない味わいになるのを防げます。
お弁当に詰めるときは、食中毒防止の観点から必ず完全に冷ましてから詰めるようにしましょう。また爪楊枝を抜いて、かわいいカラフルなピックをさすと見栄えもよくなりますよ。
Q3. 油揚げはどんな種類を選べばいい?
本レシピの油揚げは縦8cm、横20cmの長方形のものなので、半分にカットして使います。12cm角の正方形のものを使う場合は、サイドに切り込みを入れて袋状に開いてから使いましょう。おすすめはふっくらとしたやわらかい油揚げ。開きやすいうえ火が通りやすくてカリッと焼けます。ぺたっとしたくっ付いた厚めの油揚げは、しっとりとした食感で食べごたえがありますが、開きにくく火の通りが悪いです。
Q4. チーズがはみ出てしまった。どうしたら防げる?
チーズがはみ出る主な原因は、チーズの詰めすぎやうまく油揚げの口が閉じられていないこと、高温で加熱しすぎたことなどが挙げられます。 チーズを詰めすぎると、どうしても溢れてしまうので、詰め込みすぎないことがもっとも重要ですよ。油揚げとのバランスもあるため、具材は油揚げの8分目程度までにしておくのがおすすめ。
油揚げの口をしっかり閉じるためには、爪楊枝で縫うようにして留めます。また口の部分を少しだけ内側に折り込んでから爪楊枝で留めるとしっかり閉じることが可能です。フレーク状のピザ用チーズよりも、スライスチーズのほうが比較的流れ出しにくい特徴があります。ピザ用チーズを使う場合は量を控えめにするとよいですよ。
Q5. 油揚げが破れてしまった。どうしたらいい?
油揚げが破れた場合は、応急処置として破れた部分を折り込んで爪楊枝で留めたり、破れた部分に油揚げを重ねて焼いたりするとよいです。油揚げが破れる原因は、具材の詰めすぎ。また袋状に開くときに力を入れすぎてしまったことも原因のひとつです。なるべくやさしく扱うようにし、開きやすいフカフカの油揚げをチョイスしてみてください。また具材を減らしてみるのもおすすめです。
中からとろ〜り!油揚げハムチーズは簡単で驚きのうまさ
油揚げのサクッとした食感ととろけるチーズ、そしてほんのり感じるハムの塩加減が絶妙な油揚げハムチーズ。揚げていないのに揚げ物を食べているような満足感で、あっという間に完食してしまいました。お酒が好きな家族は、マヨネーズと柚子胡椒や七味唐辛子をつけて食べるのがお気に入りでしたよ。10分以内で作ったとは思えないほどのできばえなので、ぜひおつまみレパートリーに取り入れてみてください!
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ライター:稲吉永恵(野菜ソムリエ / ローフードマイスター / オーガニックコンシェルジュ)