エスプレッソはなぜ苦い?理由とおいしい飲み方も解説
エスプレッソを「苦い」と感じる理由
エスプレッソを苦く感じるのには、いくつかの理由があります。苦く感じる原因を知ることで、対策も取りやすくなりますよ。エスプレッソをよりおいしく楽しむためにもチェックしてくださいね。
豆の種類と焙煎度
エスプレッソにもよく使われるイタリアンブレンドには、「ロブスタ種」が含まれることが一般的。ロブスタ種はカフェイン量が多く、独特の苦味や渋味を持っています。これがエスプレッソらしい力強く、濃厚な味わいを生み出しているのですが、苦手だと感じる方も多いようです。
豆の焙煎度合いも重要。コーヒー豆は焙煎度が高くなるほど苦味が強くなる傾向があります。特にイタリアンローストやフレンチローストといった極深煎りの豆は、炭に近い独特の風味があるので、飲み慣れていないと苦いと感じやすいです。
抽出方法が関係している
「お湯の温度が高すぎる」「抽出時間が長すぎる」「粉の粒度が高すぎる」といったことも苦味が強くなる原因に。お湯の温度が高すぎると粉が焼けたような状態になり、苦味が強くなります。
抽出に時間をかけすぎるとえぐみや渋味が出やすくなり、全体的に苦味が強い味わいに。さらに、粉が細かすぎるとお湯の抵抗が大きくなって抽出に時間がかかりすぎ、余計な苦味が出やすくなります。
エスプレッソの濃度
エスプレッソは専用のマシンを使い、高い圧力をかけながら短時間でコーヒーを抽出します。そうすることによってコーヒー豆の風味が凝縮され、濃厚で苦味が強い味わいに。
ドリップコーヒーに比べると非常に高い濃度で成分が凝縮されているので、ダイレクトに苦味を感じやすいです。
マシンのメンテナンス不足
マシンに付着した汚れも苦味の原因になります。メンテナンス不足でマシン内部にコーヒー粉のカスや酸化した油が残っていると、それが新しいコーヒーに移り、不快な苦味や異臭を発生させてしまうことも。
また、定期的な内部洗浄を行わないと、マシン内部にコーヒーの残留物が蓄積します。これが熱によって変質すると、エスプレッソの味わいに悪影響が出てしまいやすいです。
苦みを抑える。エスプレッソをおいしく淹れるコツ
ここでは、エスプレッソの苦味を抑えて、よりおいしく淹れるコツをご紹介します。「コーヒー豆の挽きを粗くする」「お湯の温度を下げる」など、どれもすぐに試せるテクニックばかりです。
コーヒーの挽きを粗くする
エスプレッソが苦すぎると感じる場合は、コーヒー粉の挽き目を少しだけ粗くしてみましょう。少し調整するだけでも、お湯が粉の間を通るスピードが速くなり、過剰に成分が抽出されるのを抑えられます。
ただ、挽き目を粗くしすぎると抽出が弱くなり、味が薄くなったり酸っぱくなったりすることも。挽き目を少しずつ変えながら淹れてみて、自分好みのポイントを見つけましょう。
お湯の温度を下げる
温度調整ができる場合は、お湯の温度を下げてみるのもおすすめ。「お湯の温度が高いほど苦味や渋味が出やすく、低いほど酸味が目立ちやすい」という特性を利用し、苦味を調整する方法です。
たとえば95度で淹れて苦いと感じたなら、2〜3度下げてみましょう。お湯の温度を少し下げるだけでも、苦味が抑えられ飲みやすい味わいになりますよ。逆に酸味が強すぎる場合は、温度を上げることで酸味が抑えられてバランスの取れた味わいに。
豆の焙煎度合いによっても最適な温度は変わってくるので、いろいろと試しながら、ベストな温度を探ってみましょう。
エスプレッソの抽出を早めに終わらせる
エスプレッソの抽出を早めに終わらせるのも有効な手段です。エスプレッソは、抽出の前半部分にコーヒーの香りと濃厚な旨味が詰まっていて、後半になればなるほど不快な苦味が強くなります。
抽出を早めに切り上げることで、雑味のないおいしい部分だけを堪能できます。この方法を試すときは、粉の量を変える必要はありません。粉の量は同じで、抽出量だけを減らしてみましょう。
エスプレッソをよりおいしく楽しむ飲み方
ここでは、エスプレッソを淹れたあと、よりおいしく飲むためのポイントをご紹介。ちょっとした工夫をすることで、エスプレッソがおいしく、飲みやすくなりますよ。
たっぷりの砂糖を入れる
本場イタリアの伝統的な飲み方では、エスプレッソにたっぷりの砂糖を入れます。ティースプーンに山盛りで1~2杯の砂糖を入れることで、強い苦味と砂糖の甘みが混ざり合い、まるでチョコレートやキャラメルのような味わいになりますよ。
この飲み方をするときは、砂糖を溶かしきらないのがポイント。飲み終えたあとに残る、コーヒーの染みた砂糖を食べるのもおいしいです。スイーツ感覚でエスプレッソを楽しめます。
飲む前にクレマをかき混ぜる
表面に浮かぶ泡「クレマ」は、コーヒー豆が新鮮であることの証であり、エスプレッソの味の決め手にもなる存在です。一方、クレマは強い苦味成分が集中している部分でもあります。
そのまま飲むと強い苦味を感じやすいので、飲む前にスプーンでしっかりと混ぜるのがおすすめ。混ぜることでクレマに含まれた香りが解放され、全体のバランスが取れて飲みやすくなりますよ。
少量ずつ口に含む
一気に飲むのではなく、少量ずつ口に入れ、ゆっくりと自分のベースで飲むのがおすすめです。少量口に入れたら舌の上で転がすように飲むことで、刺激が抑えられ、エスプレッソ特有の複雑な風味を感じられます。
ひと口飲むごとに、水で口内をリセットするのもおすすめ。次のひと口を新鮮な感覚で楽しめますよ。
おいしいエスプレッソを飲むなら豆選びも重要!
エスプレッソをよりおいしく楽しむなら、コーヒー豆の選び方にも注目したいところ。コーヒー豆の鮮度や品種にこだわると、エスプレッソの味わいを格上げできますよ。
鮮度の高いコーヒー豆を選ぶ
おいしいエスプレッソを淹れたいなら、焙煎したて(理想は焙煎後3日~2週間程度)の新鮮な豆を用意するのが大事です。新鮮な豆を使うと美しいクレマができやすく、エスプレッソの味わいが格段にアップします。
逆に焙煎から1ヶ月以上経った古い豆を使うと、クレマが立ちにくく、不快な苦味や嫌な酸味が出やすくなります。エスプレッソ用に豆を購入する際は、焙煎日も必ずチェックするようにしましょう。
品種から選ぶ
コーヒー豆は大きく「アラビカ種」と「ロブスタ種」に分けられます。アラビカ種は香りがよくて酸味・甘みが豊かで、ロブスタ種はボディが効いていて、厚みのあるクレマを生み出す特徴があります。
品種ごとの特徴を知ってからコーヒー豆を選ぶことで、より自分好みのエスプレッソに近づくでしょう。異なる品種をブレンドしたものを使うか、シングルオリジン(単一品種)のものを使うかによっても、味わいは変わってきます。
いろいろと試しながら、自分にぴったりのコーヒー豆を見つけてくださいね。
方法次第でエスプレッソは苦みを抑えておいしく楽しめる!
いくつかのポイントを意識をすることで、エスプレッソの苦味を抑えて、よりおいしく楽しめるようになります。「豆の挽きを粗くする」「お湯の温度を下げる」「新鮮な豆を使う」など、どれも手軽に試せるものばかり。本記事で紹介した内容を参考にして、より自分好みの一杯を淹れられるようになってくださいね。
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ライター:あれすーぱ