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大鰐町で鳥になれる!!新定番アクティビティ、パラグライダー

まるごと青森

大鰐町で鳥になれる!!新定番アクティビティ、パラグライダー

鳥になって大空を自由に飛び回りたい…その願い、大鰐で叶います!

大鰐町といえば温泉とスキー場が有名ですが、実は津軽平野に流れ込む穏やかな風のおかげで、県内で最もパラグライダーに適していると言われる聖地でもあるんです。
絶叫系が苦手な私・ぺすかと、絶叫系大好きなじゃすみんが体験してきましたよ!
結果、2人ともだ〜い満足なアクティビティでした!

画像はイメージです。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

体験コース:パラグライダータンデム体験コース(インストラクターと二人乗りでフライト)
集合場所:大鰐町高原エリア
所要時間:約2時間(フライト時間は15〜20分間)
開催時期:4月〜11月(天候による)

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

まずは高原にて、入念にストレッチ。
そして離陸・着陸の姿勢のレクチャーを受けたあと、地上にてシミュレーションです。
シミュレーションではこちらの器具を使ってブランコのようにぶら下がりながら姿勢の練習をします。

大きなチャイルドシートのような座席に座るのが基本姿勢で、離陸・着陸の際には駆け足!インストラクターの方が丁寧に教えてくれるので、きちんと聞いて練習しましょう。

さて、移動用の車に乗り込んで、スタート地点へ向かいます。
フライトはスキー場の上、標高500mほどのところから出発します!

高台から見下ろすと大鰐町が一望でき、岩木山が同じくらいの目線でそびえ立っています。

足元はかなりの急斜面。ここを駆け下り、そして舞い上がるのです…!

ドキドキする私たちをよそに、準備は着々と進みます。
気づけば弘前大学のパラグライダーサークルの皆さんも集まっていました。
風が強すぎても弱すぎても飛び立てないため、風速を見極めながらGOサインを待ちます。

いよいよ出発の時が来ました。
「はい、走って!」と背中のインストラクターさんに言われるがままに駆け出し、数歩で後ろに引っ張られるような重力を感じたと思ったら…浮いていました!!

がんばって走る!(動画のキャプチャにつき画像が荒いのをお許しください)

浮いた~!!この時点で大興奮です

驚く間もなく一気に風に乗って舞い上がり、地上の皆さんがみるみる小さくなります。

浮かび上がるとあっという間にこのくらいの視点に!

ゆっくりと風に乗って、稜線に沿うように進んでいきます。地上からは見えなかった遠くの山々が見えてきます!

ロープウェイや離陸直後の飛行機と同じような視点ですが、決定的に違うのが「機体に覆われていない」ということ。
エンジンやプロペラの音もなく、身一つでぽっかり空に浮いた感覚で、なんだか現実味が薄いです。景色もきれいだしすごく気持ちいい~!
風自体に乗っているので風が吹きつけてくることもありません。

「これが鳥の目線なんですね!」と後ろのインストラクターさんに話しかけると、「はい、そうです。今、ゆっくり回りながら上昇気流に乗っています。これはトンビが舞い上がるのと同じやり方なんですよ」と教えてくれました。

悠々と飛ぶじゃすみん一行とすれ違います。きっと私同様、目を輝かせて興奮していることでしょう

あんなに高いと思っていたスキー場の出発地点が遥か下になってしまいました。大鰐町全体どころか津軽平野を一望できます。

体はしっかりシートに座っている状態なので安定感がありますが、ふと「何にも覆われていない」ということを意識してしまうと…やっぱりちょっと怖くなってしまいそう!なので、ひたすら景色に集中して高揚感に浸ることにしました。

山肌から離れたところで、「自分で動かしてみましょうか」と、インストラクターさんが操縦を任せてくれました。
高原で習った通り、両手を上に伸ばしてパラグライダーから伸びている2ヶ所のハンドルをそれぞれ握り、まずは右手を胸の位置までぐっと下ろすと…おお、ちゃんと右へ進みました!
そのまま右手の位置をキープするとぐるっと旋回します。左手なら逆回り。
右、左への操縦はこれだけで、後は風を捕まえられるかどうか。

しばらく好きに操縦させてもらい、空中散歩を楽しみました。
空に浮かぶだけじゃなくて自分で方向を操れるなんて!日常ではあり得ない体験です。

約20分間のフライトを終え、集合場所の高原へ降り立ちます。
高度が下がると地上がとても近く感じますが、人や車はまだまだ小さいので、ちょっとの間に距離感が麻痺してしまったようです。

着陸の直前、風に煽られてちょっと転びながらのランディングとなってしまいましたが、ケガもなく無事に帰還いたしました!

ちょっぴり怖さも感じましたが、それを遥かに上回る楽しさと非現実感にうきうきしてしまい、降り立ってからもしばらく興奮が冷めませんでした。
高所恐怖症でなければぜひおすすめしたい、とっておきのアクティビティです。

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

さて、大鰐がパラグライダーに最適と言われる理由の一つが「実施できる確率が高い」ということだそうです。
とはいえ、自然相手のアクティビティなので、2日滞在しても1回も飛べなかった…なんてこともあるとのこと。もしも旅行中に参加する場合は、実施できなかったときの代替プランも決めておくと良さそうです。

服装等については下記を参考にしてください。

服装:長袖、長ズボン、脱げない靴。この日は地上の気温が最高19度で、長袖Tシャツ+スウェット+ウィンドブレーカーを重ねました。お散歩より暖かめの服装がおすすめです。下はジーンズなどでいいと思います。着地時などに汚れる可能性もあります。

持ち物:保険証(またはコピー)が必要です。
首から下げるスマホケースを貸し出してくれますが、落下等に関しては自己責任なので、ストラップが頑丈なものや使い慣れたものがあれば持っていくと良さそうです。
また、集合場所には飲み物を調達できるところがないので、各自で用意していきましょう。

その他:集合場所からフライトの出発地点までの移動時にぜひトイレに寄らせてもらいましょう!

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

タンデム(2人乗り)フライト体験は以上となりますが、体験者は更にそのまま高原で「1人用のパラグライダー体験」もちょこっとお試しさせてもらえるんです。

こちらは傾斜の緩い場所でパラグライダーをつけて走りながらちょっと浮くという練習なのですが、これがなかなか難しい!
インストラクターさんの指示に従い、走りながら腕を上げてパラグライダーを広げて風を捕まえて…という手順なのですが、タイミングや姿勢の取り方にコツがいるようです。

15分ほどかけて3回トライして、やっと浮きながら数メートル移動することができました。

ちょっぴり浮いたところ!並走してくれてるのはインストラクターさん

「3回目でこれだけできたら、次はきっと自由自在に飛べるようになるよ」という優し〜いお言葉を受け、ライセンスをとるほどハマってしまう人たちの気持ちがちょっとわかるような気がしました。

さあ、鳥になる夢、大鰐町で叶えませんか?

By ぺすか

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