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夜の駿河湾アジ&タチウオリレー船で美味しい好土産をゲット【静岡・焼津沖】

TSURINEWS

アジキャッチ(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

今年は焼津沖のアジ釣りが好調らしい。40cmを超える「ギガアジ」がポンポンと釣れており、いい日にはクーラーボックス一杯になるという。また、ロングランで楽しめるタチウオ釣りも盛り上がりを見せている。両方とも夜釣りで狙える魚なので、避暑を兼ね夜のリレー便を楽しんできた。

駿河湾のアジ・タチウオ釣り

全国的にも様々な釣り方で狙われているアジとタチウオだが駿河湾の船釣りでも例外ではない。アジはコマセ釣り、ジグサビキ、バチコン等で、タチウオはエサ釣り(天秤吹き流し)、ジギング、テンヤ、サーベルテンヤ等で、それぞれ狙うことができる。

釣趣が違って迷うところだが、アジは沢山釣りたいので「コマセ釣り」を、タチウオはライトタックルで楽しみたいので「サーベルテンヤ」を、それぞれ選択した。

当日のタックル

筆者の当日使用したタックルと仕掛けは以下の通り。

アジ釣り

サオ:19 ライトゲームci4 type73 MH225(シマノ)
リール:19 ビーストマスター 2000EJ(シマノ)
ライン:Xブレイド オムニウムX8 アップグレード 4号 340m(Y.G.K)
天秤:腕長さ40cmのストレート天秤
カゴ:サニーカゴ Lサイズ
オモリ:80号
クッションゴム:1.5mm 50cm
仕掛け:ハリス3~4号 長さ2~3mの2本針

釣り具のイシグロ」で売られている仕掛けが好調だった(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

サーベルテンヤ

サオ:21 紅牙AIR N69XHB-MT(ダイワ)
リール:19 炎月CT 150PG(シマノ)
ライン:UVF ソルティガSJデュラセンサー×8+Si2 0.8号 300m(ダイワ)
ショックリーダー:ナイロンライン 16lb 1.5m(バリバス)+シグロンベーシック ナイロンライン 10号 50cm(サンライン)
サーベルテンヤ:30g~75g 各色

10号ナイロンは切られ対策のファイティングリーダー(先糸)として取り付けた。本線とリーダーの結束はSCノット。リーダーとファイティングリーダーの結束は電車結び。

アジ釣りからスタート

深夜0時に出港しポイントに向かう。夜風が絶え間なく吹いており気持ち良い。30分くらいでポイントに到着して「水深50m。底から仕掛け分上げてみてください。」とアナウンスが入り釣り開始となった。

第一投目はオーソドックスな3号3m仕掛けで試してみる。底から2回ほどに分けてコマセを撒き、ビシダナを合わせてアタリを待つ。

なかなかアタリが出ずじれったい展開だがしばらくしてお隣の方が待望のヒット。タナは同じだが仕掛けを2mでやっているという事。すぐに自分の仕掛けを2mに詰め直す。

何度目かの流し直しで反応が40mにも出ているという。それに合わせて見ると待望のヒット。

良型アジ手中(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

ギガアジ、とまではいかないまでも30cmを余裕で超える大型のアジが釣れた。

このタナが正解だったのかこの後もポツポツ釣れ続ける。しかし他の方を見るとどうも芳しくない。釣れても小型ばかりで盛り上がりに欠ける

実は釣り開始前に船長から聞いていたのが、アジが産卵してしまったようでここ数日は大分シブく、釣れても小型が主体という状況だったのだ。

結局この状況は覆らず、盛り上がりに欠けたまま2時頃にタチウオ釣りへ移行した。

ご当地釣法のサーベルテンヤ

ポイントを変えタチウオ釣りを開始する。「サーベルテンヤ」は沼津発祥のご当地釣法でタイラバタックルでもできるライトさが魅力の一つ。これでドラゴンを狙っていく。

しかしアジ釣りに続きこちらもシブい。エサ釣り、ジギング、テンヤ、サーベルテンヤと様々な釣り方が同船していたが、釣れているのはエサ釣りの方だけである。

サーベルテンヤでゲット(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

サーベルテンヤはヘッドのカラーや大きさを変えるだけで反応がガラッと変わるので数投ごとに交換して様子を探る。1時間ほど頑張り、オールグローの75gという最も目立つ組み合わせでようやく1匹目を釣りあげることができた。

パターンさえつかめばこちらの物なので手早くエサを付け替え再投入。「40mまで落とす→1m巻き上げて1秒ステイ→30mまで上がったら再び40mに落とす」のパターンですぐにもう1匹追加した。

新釣法のサーベルカブラもお試し

とりあえず型は見れたので、最近提案された「サーベルカブラ」という釣り方も試してみる事にした。タナまで落とし、タイラバの様にただ巻きで釣れるらしいのでタイラバヘッドをリーダーに通し、専用のフックを結んで投入する。

タイラバヘッドと専用のフック(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

これもしばらくはアタリが出せず試行錯誤を続ける。サーベルテンヤがグローで効果的だったのでこちらもグローにしたいのだが、あいにくグローカラーのタイラバヘッドは持ち合わせがない。色々考え、グローカラーの六角オモリと「リグスベル」という金具でタイラバっぽいリグを即席で作ってみる。

即席で作ったリグ(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

これが的中しフォールを止めた瞬間軽い前アタリ。乗せて本アタリにするべくゆっくり目に巻き上げ続けるがなかなか乗らず、しまいにはリーダーから切られてしまった。恐らく遊動するオモリを噛みに来てミスバイトしリーダーを噛み切ったのだと思う。

悔しくなってしまい「なんとか新釣法で1匹」とムキになって続けるが既に時間切れ。こちらの釣り方では1匹も上げられずに納竿の時間となってしまった。

本日の釣果と反省

アジ、タチウオ共に釣れるパターンをつかむまでに時間が掛かってしまい、アジ7匹にタチウオ2匹という寂しい釣果で終わってしまった。

当日の釣果(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

タチウオ釣りはサーベルテンヤかサーベルカブラどちらかに専念していれば、パターンを探す時間が節約できたので数を稼げたと思う。

アジ釣りは貧果ながらも船中トップの数を釣れたので満足。厳しい日に当たってしまったのは仕方ないが、情報を共有し一緒に釣りを楽しんでくれたお隣の方に感謝申し上げたい。

釣った魚の料理を堪能

沖上がりが7時ころなので、道具を片付け魚を捌いても余裕で当日の夕飯に間に合った。

フライ(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

釣っていた時は物足りなかったが一食分としては丁度良い量で、アジの刺身、アジとタチウオのフライ、タチウオの煮付けで美味しく楽しむことができた。

アジの刺身(提供:TSURINEWSライター黒犬ちこり)

<黒犬ちこり/TSURINEWSライター>

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