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虎屋本舗 〜 形を変えながら菓子を通じて伝統・文化を伝える。福山の歴史とともに歩んできた老舗菓子店

備後とことこ

虎屋本舗 〜 形を変えながら菓子を通じて伝統・文化を伝える。福山の歴史とともに歩んできた老舗菓子店

福山の土産や銘菓と聞いたら何を選びますか?

実は福山には、歴史ある菓子があります。

それが「株式会社 虎屋本舗(とらや ほんぽ:以下、虎屋)」がつくる「とんど饅頭」と「虎焼」です。

どちらも江戸時代から続く和菓子で、現在でも多くの福山市民に愛されています。

また虎屋は江戸時代からの老舗でありながら、新たな菓子づくりにも挑戦しているのです。

それがいろいろな料理そっくりの見た目をしたお菓子「そっくりスイーツ」シリーズ。

見て楽しく、食べておいしいユニークな商品です。

江戸時代からの伝統を守りながら、新しい挑戦を続ける福山を代表する老舗・虎屋本舗について紹介します。

虎屋は江戸時代初期、福山城完成の2年前に創業した和洋菓子店

本店の店内

虎屋は福山市に江戸時代初期に創業した、老舗の和洋菓子店です。

現在の本店は、福山市南部・曙町にあります。

福山藩の御用菓子司となり、福山城の築城を祝う茶の湯の会に献上した「とんど饅頭」は現在も虎屋の看板商品です。

また同じく現在も販売される看板商品として、江戸時代中期に考案されたしま模様のどら焼の「虎焼」があります。

とんど饅頭・虎焼とも、福山を代表する銘菓として福山市民に愛されているのです。

本店

昭和期には和菓子だけでなく、洋菓子も製造し始めました。

とくに平成15年(2003年)に販売を始めた「そっくりスイーツ」シリーズは、大きな反響を呼んだ人気商品です。

虎屋はとんど饅頭・虎焼・そっくりスイーツ以外にも、地元・福山や瀬戸内にちなんだ菓子をたくさん製造しています。

本店

虎屋は曙町にある本店のほかにも、福山市内や府中市・井原市などに多くの店舗があります。

JR福山駅前や駅前バスロータリーを利用したり、福山中心市街地に立ち寄ったりするときは、JR福山駅構内「サンステーションテラス(さんすて福山)」にある「さんすて福山店」が便利です。

さんすて福山店

このほかにも市内や府中市・井原市などに店舗があります。

各店舗の詳細については、虎屋の公式サイトを見てください。

虎屋の歴史

虎屋本舗はもともと「高田屋」という屋号の廻船問屋でしたが、元和6年(1620年)に菓子匠を始めました

福山城が完成する約2年前のことです。

なお虎屋では、元和6年を創業年としています。

元和8年(1622年)8月に福山城は完成しますが、元和8年の正月に築城を祝う茶の湯の会が開かれました。

茶の湯の会に、高田屋は饅頭と干菓子を献上します。

饅頭を食べた藩主・水野勝成(みずの かつなり)は大変気に入り、勝成自ら菓子を「とんど」と名付けました
これが現在も虎屋本舗で製造されている「とんど饅頭」です。

とんどとは、小正月におこなわれる火祭りの「左義長(さぎちょう)」のこと。

本店に掲示されているとんど(左義長)のイラスト

本来は小正月のためにおこなう「とんど」ですが、町民が福山城の築城を祝うために「とんど祭」をおこなって喜びました。

勝成は、それにちなんで「とんど」と命名したといわれています。

茶の湯の会以降、高田屋は福山藩の御用菓子司となりました。

高田屋が菓子専業になったのは、江戸時代中期です。

寛延3年(1750年)に八代当主・助四朗が屋号を「虎屋」に変更しました。

またトラにちなんだ商品として、トラのしま模様のような焼き目がついたどら焼の「虎焼」も開発。

現在でも虎焼は、とんど饅頭とともに看板商品として販売されています。

その後、福山藩主が阿部家に代わっても虎屋は福山藩の御用菓子司をつとめました。

現代になり、昭和20年(1945年)には福山大空襲で被災してしまいます。

十四代当主・銀一の手によって菓子業を再開し、復興しました。

その後、昭和40年(1965年)から洋菓子の取扱を開始し、平成2年(1990年)には現在地である曙町への本店・工場の移転などをおこなって現在に至っています。

十六代当主・高田信吾さんが2003年より販売を始めた「そっくりスイーツ」シリーズは全国的に話題になり、多数のメディアに登場し、高い評価を得ました。

虎屋は江戸時代初期より続く老舗でありながら、まったく新しい菓子づくりに挑戦しています。

なお2021年(令和3年)5月には、代表取締役社長・十七代当主に高田海道(かいどう)さんが就任しました。

虎屋の歴史の詳細は、公式サイトの「虎屋の歴史」のページを参考にしてください。

虎屋の商品

価格は消費税込。令和3年(2021年)11月時点の情報

虎焼

虎屋では和菓子から洋菓子まで、とても多くの商品をラインナップしています。

江戸時代から続く「とんど饅頭」「虎焼」と、話題になった「そっくりスイーツ」シリーズが看板商品です。

通年販売されている、おもなそっくりスイーツは以下のとおり。

・たこ焼きにしか見えないシュークリーム
・お好み焼きそっくりなマロンケーキ
・お好み焼きそっくりなチョコレートケーキ
・ざるそばそっくりなモンブラン
・うな重そっくりなミルフィーユ
・コロッケそっくりなレアチーズケーキ
・チョコっと餃子
・てまり寿司

このほか、期間限定のものもあります。

虎屋では、主要商品以外にもたくさんラインナップ。

柑橘(かんきつ)栽培が盛んな瀬戸内にちなんだ「はっさく大福」や「老舗の広島れもんけーき」も好評です。

老舗の広島れもんけーき (提供:虎屋本舗)

いろいろな味がそろった洋風どら焼きの「虎ちゃん」、地元・福山にちなんだ「とんど栗」「ばらの詩」「福の月」などもあります。

虎ちゃん (過去の購入時に撮影)

またインターネット通販では、渋皮栗と栗きんとんの棹菓子(さおがし)の「備後御栗利休(びんご おんくり りきゅう)」や「虎屋の半熟チーズかすてら」なども人気です。

備後御栗利休 (提供:虎屋本舗)

老舗のバターケーキ エピ」は女性に好評の隠れた人気商品です。

老舗のバターケーキ エピ (提供:虎屋本舗)

バタークリームとアプリコットジャムを、パイで挟んでいます。

商品ラインナップの詳細については、虎屋の公式サイトを見てください。
なお公式サイトでは、オンライン販売もしています。

虎屋の人気商品を紹介

虎屋の人気商品のなかから、江戸時代からの伝統銘菓「とんど饅頭」と「虎焼」を紹介します。

また話題の「そっくりスイーツ」のなかから、観光庁の全国お土産グランプリを獲得した「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」「てまり寿司」も紹介。

さらに虎屋の商品のなかで人気上昇中だという「はっさく大福」も紹介します。

「とんど饅頭」は福山城・福山の町と同じ歴史がある伝統銘菓

とんど饅頭」は虎屋の代表商品のひとつです。

江戸時代初期に福山城築城の祝いの席に献上され、福山藩主・水野勝成が直々に命名した、歴史ある伝統菓子です。

昭和30年(1955年)には、全国菓子博覧会で名誉総裁賞を受賞しました。

とんど饅頭は、直径4センチメートル、高さ3センチメートルほどのドーム状の焼饅頭です。

ベージュ色の生地は薄く、中には白餡(手亡餡)がたっぷりと詰まっています。

白餡はしっとりとした舌触りで、アッサリとした上品な甘さです。

さらに白餡の中には砕かれた白小豆が混じっており、ときおりホクホクとした白小豆の食感がしてアクセントになります。

とんど饅頭は素朴な味わいで食べやすく、一口サイズで個包装もされており、しかも長い歴史があります。
お土産に最適なお菓子ではないでしょうか。

12個入 (提供:虎屋本舗)

とんど饅頭は、4個入で320円から販売。
ただし4個入は店頭販売のみで、通信販売では8個入 750円から販売しています。

詳細は、公式サイトの「とんど饅頭・とんど栗」のページを見てください。

「虎焼」は江戸時代からの銘菓で、バリエーションも魅力

虎焼(とらやき)」も虎屋の人気商品で、歴史ある銘菓です。

江戸時代中期の寛延3年(1750年)に八代当主 高田助四朗(たかた すけしろう)によってつくられて以来、現在まで虎屋の看板商品として販売されています。

虎焼は名前のとおり、トラのしま模様のような焦げ目がついたどら焼きです。

虎焼の直径は約8センチメートル、厚さ約3センチメートルの円盤状をしています。

表面は薄黄色の生地で、キツネ色の焦げ目。
まさにトラのしま模様のようです。

2枚の生地のあいだには、はみ出さんばかりの粒餡がタップリ挟まれています。

虎焼を食べると、生地はフンワリとしていて、中の粒餡はシットリ。

粒餡らしいシッカリとした甘さが口いっぱいに広がっていきました。

粒餡の中には小豆の粒がたくさん入っていて、小豆のシャリシャリとした食感が楽しめます。

10個入 (提供:虎屋本舗)

虎焼はバラ売りで1個 140円から販売されているほか、セット売りでは5個入 810円から販売。
なおバラ売りは店頭販売のみです。

詳細は、公式サイトの「虎焼 (粒餡)」のページを見てください。

なお虎焼には基本の粒餡だけでなく、さまざまなバリエーションがあるのも魅力です。

虎焼のバリエーションの一部(過去の購入時に撮影)

虎焼のおもなバリエーションは、以下のとおり。

・虎焼(粒餡)
・大人の虎焼(コーヒー風味)
・抹茶虎焼
・桜虎焼
・はっさく虎焼
・いちじく虎焼
・瀬戸内レモン虎焼
・柚子虎焼

季節ごとの風味が楽しめるのも虎焼の魅力です。

なお、粒餡と大人の虎焼、抹茶虎焼は通年販売されています。

「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」はそっくりスイーツで一番人気

平成15年(2003年)に販売されて話題になり、虎屋の代表商品のひとつになったのが「そっくりスイーツ」シリーズ。

その第1弾として発売され、現在ではそっくりスイーツの一番人気となっているのが「たこ焼きにしか見えないシュークリーム」(8個入 740円)です。

箱から取り出すと、どう見てもたこ焼きにしか見えません。

入れ物もタコ焼き風です。

たこ焼きにしか見えないシュークリームは、直径約3.5センチメートルの球状。
大きさも、本物のタコ焼きとほぼ同じサイズです。

生地の質感も見事に本物のタコ焼きと迷うほど。

ソースはチョコレートで、解け具合やテカり具合が絶妙です。
これもまた、本物のソースっぽい見た目。

青海苔は抹茶の粉で、カツオ節はチョコレートをスライスしたものがかけられていました。

爪楊枝(ツマヨウジ)が付属しており、刺してつまみ上げると、まさにタコ焼き。

たこ焼きにしか見えないシュークリームを食べると、皮はシュークリームの皮の風味がします。

そして中にはタップリとカスタードクリームが詰まっています。

トロッとした舌触りで、マッタリとした上品な甘味のクリームです。

そこにソース代わりのチョコレートの甘味が包み込んできて、絶妙においしい。

最初に一口食べたとき一瞬頭が混乱しますが、シュークリームと認識した瞬間に一気においしさが広がっていく感じがしました。

「てまり寿司」は和菓子の技術を生かしたそっくりスイーツ

てまり寿司」(8貫入 2500円)は、そっくりスイーツのひとつです。

名前のとおり、てまり寿司を模したお菓子です。

本物そっくりで、しかもかわいらしい見た目が印象に残ります。

入れ物にもこだわっており、なんと竹籠の容器に入っているのです。

てまり寿司は、和菓子の技術を生かしてつくられています。

寿司ネタと元になっている菓子は、 以下のとおり。

・イカ:練菓子に艶寒天を塗ったもの
・マグロ(赤身):羊羹(ようかん)を赤ワインとあわせたもの
・サバ:包丁で切り分け炙った練切(ねりきり)
・エビ:白練切と橙練切
・ウニ:布通しした練切
・玉子:玉子は練切、海苔は本練羊羹
・タコ:タコの切り身の形に造形した練菓子
・イクラ:イクラはタピオカの蜜漬け、海苔は本練羊羹

酢飯は、広島県産のレモンを手亡餡に練り込んだレモン餡をわらび餅でくるんでいます。

食べるとプルルンとした表面の食感とのほのかな甘さ、中のレモン餡のシットリとした舌触りとさわやかな甘酸っぱさが広がりました。

上品な甘さのネタとの相性がバッチリです。

ちなみにワサビは抹茶餡、醤油はカラメルソースでした。

細部にまでこだわったてまり寿司は高い評価を得、2016年に観光庁の全国お土産グランプリを受賞しています。

「はっさく大福」は虎屋でリピート率ナンバー・ワンの商品

はっさく大福」は、名前のとおりハッサクを詰め込んだ大福です。

口コミでじょじょに人気が出て、今でははっさく大福は虎屋で一番リピート率の高い商品に成長しました。

直径5センチメートル、高さ3.5センチメートルくらいの大きさのドーム型をしています。

生地は非常に薄く、中のハッサクがうっすらと見えました。

食べると、とても柔らかで、モチモチ。
中には白餡が入っていました。

滑らかでシットリとした舌触りで、アッサリとした控えめな甘さです。

提供:虎屋本舗

白餡の中にはハッサクの実が入っています。

シャキシャキとした食感とあふれるみずみずしい果汁、ほどよいさわやかな甘酸っぱさとほのかな苦味が、白餡の甘さとのバランスが絶妙で、スッキリとした味わいです。

虎屋では、時季限定でいちご大福や栗大福もあり、好評です。

なお、はっさく大福は通年で販売しています。

はっさく大福は、バラ売りが1個 200円。

セット売りは、8個入 1710円から販売しています。

なお、バラ売りは店頭販売のみです。

詳細については、公式サイトの「はっさく大福」のページを見てください。

江戸時代から続く老舗で、長い歴史のある商品を守りながら、そっくりスイーツなど新たな挑戦を続ける虎屋本舗。

そっくりスイーツの生みの親でもある代表取締役会長・高田信吾(たかた しんご)さんに話を聞きました。

虎屋本舗の代表取締役会長・高田 信吾さんへのインタビュー

会長 高田信吾さん(提供:虎屋本舗)

江戸時代から続く老舗で、長い歴史のある商品を守りながら、そっくりスイーツなど新たな挑戦を続ける虎屋本舗

そっくりスイーツの生みの親でもある代表取締役会長・高田信吾(たかた しんご)さんに会社を承継しとときのことや、そっくりスイーツ誕生秘話などを聞きました。

代表を承継して覚えた危機感から新商品を開発

虎ちゃん

──代表を承継した経緯や、承継後の話などを教えてほしい。

高田(敬称略)──

平成6年(1994年)に先代である私の父が体調を崩し、急遽虎屋を継ぐことになったんです。

もともと私は虎屋を継ぐ気はなくて、ファッション関係の道に進み、大阪でアパレル関連の仕事をしていました。

弟は菓子の道に進んでいましたが、別の菓子屋で働いていた状況です。

最初は右も左もわかりませんでしたが、社員で一丸となってやっていきました。

現場でお菓子づくりの経験もしてきましたが、私はつくるよりもプロデューサー的な仕事の方が向いていると思います。

今思うと、たくさんの商品をつくってきました。

私が虎屋の代表になったころ、弊社は年配のお客様が多かったので、危機感を覚えました

新たなお客様の発掘、とくに若いお客様が必要だと思いましたね。

若い人に振り向いてもらえるにはどうすればいいかをいろいろ考えました。

そして、私が最初につくったのが「虎ちゃん」です。

虎焼も季節限定商品を投入し、バリエーションを増やしました。

商品づくりの際にトレンドを読んだりするのは、アパレル業界の経験が生きていると思います。

そっくりスイーツ誕生秘話

たこ焼きにしか見えないシュークリームのサンプル

──話題となった「そっくりスイーツ」シリーズについて、開発した経緯を知りたい。

高田──

平成15年(2003年)に、新商品の企画会議をしていたときのことです。

休憩のとき、小腹を満たすために買ってきたたこ焼きを食べようと口に入れる直前、フッとインスピレーションを感じました

たこ焼きの表面がシュークリームに似ていると思い、だったら菓子でたこ焼きがつくれないかと。

ソースはチョコレート、青海苔は抹茶、カツオ節はチョコのスライスでできそうだなと思いました。

試しにつくってみようと工場長に話し、試作をお願いしたんです。

翌日、さっそく試作品が完成したのですが、クオリティーの高さにおどろき、すぐ商品化が決定しました。

応用でお好み焼もできるんじゃないかと思い、試作してみると、こちらもよいできばえです。

6月にイベントでたこ焼きを出したところ、好評で見事に完売しました。

お好み焼そっくりなマロンケーキのサンプル

そのあと、クリスマスのイベントでお好み焼を出すと、こちらも大好評です。

以降、さまざまなそっくりスイーツを考え、行事やイベントなどに合わせて販売していきました。

最大で15〜16種類まであったこともあります。

そっくりスイーツは洋菓子が中心でしたが、和菓子にも力を入れたいと思い、和菓子でつくった「おせち」や「てまり寿司」なども展開しました。

やがてお土産グランプリを受賞するまでになり、メディアに多く取り上げられ、今ではそっくりスイーツはとんど饅頭や虎焼に並ぶ看板商品です。

菓子を通じて日本の伝統や文化・精神を伝えていく

会長 高田信吾さん(提供:虎屋本舗)

──そっくりスイーツでこだわっていることは。

高田──

そっくりスイーツのこだわりは「おいしいこと」「見た目がそっくりなこと」はもちろん、それにくわえて「本物と同じ食材は絶対に使わないこと」です。

本物を使った時点で「そっくり」ではないし、菓子でもなくなりますから。

一時は、ほかの洋菓子店や昔からのお客様から反対の声もありました。

でも日本のものづくりの原点は工芸菓子だと気づいたんです。

工芸菓子は、菓子を使ってさまざまなものを形作り、表現しています。

そっくりスイーツも同じ。
扱うものは違いますが、マインドは工芸菓子もそっくりスイーツも同じなんです。

商品のなかから文化や学びが感じられないと、ただの一時的な話題商品でしかないです。

虎屋は形を変えながら伝統や精神を受け継ぎ、後世に伝えているんだと思うようになりました。

地元の小学生が社会科見学に来たとき、ある児童が「虎屋の商品を見るとやる気が出る」と話したんです。

それを気に、虎屋はお菓子づくりをしているのではなく、お菓子を通じて日本の伝統や文化を伝えていると認識しました。

現在ではその活動の一環として、瀬戸内エリアを中心にご年配や子供などに和菓子づくり教室を開き、菓子文化を伝えていったりしています。

今後の展望

──今後の展望ややってみたいことがあれば、知りたい。

高田──

令和2年(2020年)で、虎屋はちょうど創業400年を迎えました。

キリのよさもあって社長を退き息子に変わる予定だったのですが、コロナ禍で実現できませんでした。

それで今年(令和3年)、ちょうど息子が東京オリンピックの聖火ランナーになり、このタイミングで社長を交代しました。

社長は息子に譲ったので、少し余裕ができました。

ですから、私自身が和菓子教室をやっていきたいなと思っています。

とくに若者や外国人に対してやっていきたいですね。

あとはSDGs(エス・ディー・ジーズ)に関して、虎屋では瀬戸内エリアをよくしていくという目標をかかげています。

瀬戸内という地域にある企業であるので、もっと瀬戸内の魅力を世界へ発信していきたいです。

そのために我々にできることをしていきたいと思います。

はっさく大福やレモンケーキのような瀬戸内の食材を使った商品や、和菓子づくり教室もその一環です。

それと来年(令和4年)に福山城が築城400年を迎えるので、虎屋ではそれに合わせてなにかやろうと考えています。

形を変えながら菓子を通じて伝統や精神を伝える虎屋本舗

福山と同じくらいの歴史をもちながら、新しい菓子づくりにも挑戦する虎屋。

形を変えながら、菓子を通じた日本の伝統や精神を伝えています。

歴史あるとんど饅頭や虎焼、ユニークながら味にこだわりのあるそっくりスイーツシリーズをはじめ、魅力的な菓子がたくさんそろう虎屋。

ちょっとした手土産や、福山に訪れた際の土産などに虎屋のお菓子を買ってみてはいかがでしょうか。

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