Yahoo! JAPAN

ボートシロギス釣行で23cm筆頭に43尾【山口】キス泳がせでのヒラメは不発

TSURINEWS

キス入れ食い(提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

6月5日、今回の釣り場は山口県下関市彦島の南風泊(はえどまり)漁港沖でのキス釣り。同行者は馬場さんだ。

南風泊漁港でキス釣り

この釣り場は水深10m前後で15mのところもある。海底は砂がほとんどで一部小さなゴロタ石群があるが根掛かりなどはほとんどしない。良型20~23cmを狙う場合はエサが豊富なゴロタ石周辺だ。狙うのは東流れのとき、午前6時ごろが満潮で東流れ始めが9時ごろなら最高の時合いのようだ(西流れに変わる午後4時ごろまで釣れ続く)。

キス釣りの仕掛け(作図:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

仕掛けは図の通り。エサは赤虫(白石の浜で採集したもの。採集するには料金が必要)。また、前回は釣れた魚にヒラメが食いつき、途中でバラしてしまったためヒラメ用のサオと仕掛け、タモも準備した。

「東流れ」を待つ

さて、当日は釣り場に午前9時30分ごろに到着。竹の子島の潮流信号所デジタル表示は「W・2・↓」。つまり西流れ、潮速2ノット、潮速がだんだんと遅くなっていくということだ。東流れに変わるまで2人で景色をながめながら作戦会議。

当日のポイント(作図:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

10時を回るとデジタル表示が「E・3・↑」となったので仕掛けを投入して釣り開始。が、潮流れは緩く、潮目ができていない。そのためか10分たってもアタリなし。それではとポイント移動。前回の教訓からエサを長めにつけるとハリ掛かりが悪かったので今回はハリの長さと同じ大きさにハサミで切ってハリに刺した。

仕掛けを潮上に投入、着底と同時にイトフケを取り、少しずつ手前に引き寄せる。するといきなりツーン、ツーンとサオ先をひったくるような強烈なアタリ。このときアワせてもハリ掛かりしないので少しイトを送り込んで食い込むのを待つ。

23cmジャンボキス登場

10秒ほど待ち、再び仕掛けを手前に引き寄せたときに強烈なアタリがあれば食い込んでいるので、そのときに軽く手首でアワセを入れてやる。もう十分だろうと少し引き寄せると小気味良い強烈なアタリ。軽く手首でアワセを入れるとサオが美しく曲がり、ときどき海面に突き刺さる。海面に浮かせて一気にぶり上げた。

良型キャッチ(提供:週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘)

釣れたのは23cmの丸々と肥えた立派なジャンボキスだった。馬場さんも負けじとキスを釣りまくる。そんな中、私にトラギスが釣れたので急いでヒラメ仕掛けを作る。

ヒラメは出ずもキス入れ食い

キス釣りに夢中になっているとヒラメ用のサオが大きく上下。馬場さんに、ヒラメがエサを食い込むまで待つように指示をする。もう十分だろうとタイミングを見計らってからアワセを入れるように言うと、すぐに大きくアワセを入れてしまった。サオ先は天を差し、残念ながらヒラメはヒットしなかった。

その後はキスの入れ食いが続き、これ以上釣っても仕方がないので資源保護のため、この辺で納竿とした。馬場さんが23cmを頭に計43尾と超入れ食いだった。港に戻った後は周辺のゴミを拾い、家路に就いた。なお、出港の際は安全を第一に考えて決して無理をしないこと、釣行時は救命胴衣は必ず着用すること。

<週刊つりニュース西部版APC・浦野泰弘/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年7月12日号に掲載された記事を再編集したものになります。

【関連記事】

おすすめの記事