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川島明、MCの仕事が急増したワケ「僕は大根おろしになれればいい」

Techinsight

2015年、イベントでMCを務めた川島明

お笑いコンビ・麒麟の川島明と言えば、TBS系平日朝の帯番組『ラヴィット!』のMCで注目されたが、他にもフジテレビ系バラエティ番組『ウワサのお客さま』や日本テレビ系スポーツ番組『サンデーPUSHスポーツ』などさまざまな局でジャンルを問わず番組MCをこなしている売れっ子だ。イベントでもMCをすることが少なくない川島が、自身がファシリテーター(進行役)として登場したイベントで、MCの仕事が増えたワケを明かした。

P&Gが5月18日・19日に『ダイバーシティ・イクオリティ&インクルージョン(DE&I)』コラボセッションを開催し、オンラインで生配信した。2日目のハフポスト日本版とコラボした『これでいいの?「DE&I」みんなの悩みを徹底討論』には、お笑いコンビ・麒麟の川島明がファシリテーターとして登場、自身について語る場面があった。

2021年夏に開催された東京五輪2020では、基本コンセプトの1つが「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と調和)」だった。特に「ダイバーシティ」という言葉を耳にする機会が増えたが、今回テーマの「DE&I(多様性、平等と包括)」について川島が「最近よく聞くようになったけど、このままいくと『分からない』と言うタイミングがなくなってしまうのではないか。今日は一緒に勉強したい」と進行役を引き受けた思いを語ってイベントはスタートした。

イベントで川島に「テレビやラジオで芸人さんをアシストして活かしている川島さんが常に心がけていることはありますか?」と質問が届くと、川島は「若手のときから個性を出すのが苦手」と自身について語り出した。川島は先輩から「川島は人に合わせるタイプ」で「あそこの舞台では良かったけど、こっちの舞台では聞き役になっている」と指摘され、「芸人は個性が大切だからいつ何時もブレずに自分の道を進め」とアドバイスされたことがあるそうだ。ところが「(人に)合わせるのが苦じゃない。好きなんですよ」という川島は、逆に「人によって態度を変えるのを極めてやろう」と決意。「そしたらめちゃくちゃMCの仕事をいただけた」と晴れやかな笑顔を見せた。

「人間、自分を貫くって結構難しい。心に負担がかかると思う」と胸の内に触れた川島に、タレントのぺえが「それ(人に合わせること)は“寄り添っている”っていうことじゃないですか?」と応じると、「それが苦じゃない」と川島。「ゲストに笑ってもらえたり、観ている人に楽しんでもらえたらいい」と自身のスタンスに触れて「芸能界にはハンバーグも焼き肉も焼き魚もいるんですけど、僕は大根おろしになれればいいと思っている人間なんで。大根おろしを死ぬ前に食べたい人間はおらんやろなと思いながら頑張ってますけど」と思いを語ると、ぺえも「いい話。もう満足よ、素敵ね」と感じ入っていた。

イベントにリモート出演した治部れんげさん(ジャーナリスト・東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授)が「DE&I」の意味について説明したが、「ダイバーシティ」は性別、国籍、文化、年齢、性自認や性的嗜好、障がい、ライフスタイルなど多様な人が存在すること、「イクオリティ」は平等な機会が与えられること、「インクルージョン」は多様な人々や価値観を尊重し、違いを活かし合うことだという。川島の成功例も個性を尊重して違いを活かした結果としてこれに通ずるエピソードとも言えそうだ。

イベントには他に能條桃子さん(NO YOUTH NO JAPAN代表)、市川薫さん(P&Gジャパン合同会社 人事統括本部シニアディレクレクター)も出席。自身が失敗したエピソードを交えたり図解を活用しながら親しみやすく分かりやすい雰囲気でディスカッションした。最後に川島は「ちょっとモヤモヤしていた方も悩みの解決、もしくはヒントになる言葉があったと思う。正解はないからみんなで正解を作る、もしくはそれを追い求めていく作業だと思うので、これがきっかけになればという思いでお届けしました」とまとめた。同イベントはYouTubeでアーカイブ配信を公開中。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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