【牧之原・すけろく】タチウオとイチジクの天ぷら 迫力満点「天丼」で地元の恵みを堪能
静岡・牧之原市の「和ダイニング すけろく」は、地産地消メニューに力を入れているお店です。タチウオを半身を使った迫力満点の天丼には、今が旬のイチジクの天ぷらも。さらに茶そばまでセットのボリューム満点メニューを見つけました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ海と山の幸を使った地産地消メニューが味わえる店
牧之原市波津にある、「和(なごみ)ダイニング すけろく」。
国道473号線沿い、牧之原市役所・相良庁舎から南西へ徒歩10分ほどの場所にあります。
店内は、和風で落ち着いた雰囲気です。
個室席もあるので、プライベートな空間で記念日などお祝いにも利用できそうです。
「食を通じて地域を元気に」をモットーに、海の幸・山の幸を使った地産地消メニューに力を入れています。
「しゃもと季節野菜の相良の塩鉄板焼き(990円)」と「助六ねぎま(650円)」は店の人気メニュー。どちらもディナーのみの提供です。
将棋タイトル戦の勝負メシとして考案された迫力メニュー
自慢のメニューは、「はみ出る!タチウオ天丼と自然薯とろろ茶そば(1480円)」。ランチタイムのみの提供です。
将棋タイトル戦の勝負メシとして考えた、インパクト抜群の地産地消メニューです。
その名の通り、タチウオの天ぷらが丼ぶりからはみ出ていてインパクトも抜群です。
まずは、はみ出るタチウオの天ぷらから味わってみます。
身がふわふわで柔らかく絶品です。
すけろく 料理担当・横山愛奈さん
地元の近海の沖で取れて、御前崎港で水揚げされているものです
一年を通じて水揚げされるタチウオですが、産卵期の秋は栄養を蓄えることからうま味が増し、一番おいしい季節です。冷凍ではなく生で仕入れるのも店のこだわりです。
丼ぶりからはみ出るタチウオの天ぷら
タチウオはもっと大きなサイズも多いですが、このサイズ感にも店のこだわりがありました。
すけろく・横山愛奈さん:
丼ぶりで半身で提供したいので、そのサイズに合わせたタチウオにしています
かかっている甘めのタレも絶品です。
タレは、地元の人の好みに合わせて甘めの味付けに仕上げているそうです。
天ぷらの衣も、軽くてサクサクです。
すけろく・横山愛奈さん:
ゴマ油などを混ぜるところもありますが、うちはサラダ油だけで短時間でさっと揚げています
サラダ油のみで、高温短時間で揚げるのがおいしさのポイントです。
イチオシの旬食材 イチジクの天ぷら
天ぷらには、地元の食材がふんだんに使用されています。
野菜の天ぷらは、カボチャとナスを使用。
特に注目したいのが、イチオシの旬食材であるイチジクの天ぷらです。
地元産は完熟の状態で手に入り、しつこくない甘さなので実は天ぷらにも向いているんです。
火を通すことで、とろっとして甘みも増し、“デザート天ぷら”となります。
まさかイチジクが天ぷらになるとは驚きでした。
牧之原の茶そばに自然薯
セットの茶そばも忘れてはいけません。
茶そばは牧之原のお茶を使用したもので、セットのそばと言っても量は一人前しっかりあります。
そして、茶そばの上には自然薯のとろろがたっぷりかかっています。
すけろく・横山愛奈さん:
自然薯も牧之原で採れたものです。今からが旬の時期になります
地元産の焼き芋×お茶×ハチミツのぜいたくスイーツ
さらに、地産地消メニューで大人気のデザートもありました。
ランチ限定の人気スイーツ「ミニハニースイートポテト(350円)」です。
地元産の焼き芋と煎茶アイスにハチミツをかけて。こだわりのご当地食材が夢のトリプルコラボです。
牧之原市のお芋専門店「まるととづか」の焼き芋を使用。
マスに盛り付けられた見た目もかわいいスイーツは、想像とは違い大人な味わいで、甘すぎない絶妙なバランスです。
アイスは、小笠原製茶の煎茶アイスを使用しています。
お茶の苦みや渋みが甘さを引き締めてくれます。
さっぱりとしたハチミツは牧之原産の「ハニーボーイ」という商品で、月によって花の種類が変わるため味も異なります。
すけろくで使用しているのは、7月に採蜜されたハチミツ。特にさっぱりとした味わいで、スイーツとの相性も抜群です。
食べたことのない味わいの絶品スイーツでした。
地元食材を知り尽くした料理人ならではの組み合わせで、牧之原の恵みを存分に堪能できました。
■店名 和ダイニング すけろく
■住所 静岡県牧之原市波津1-6
■電話番号 0548-52-2888
■営業時間 11:30〜14:00
17:30〜23:00
■定休 月・火
■駐車場 20台
※この記事は2025年10月11日にテレビ静岡で放送された「くさデカ」をもとにしています。