【そらっと牧之原】大人気行列グルメ3選 竜巻被害を乗り越えて 道の駅で味わう絶品グルメ
2025年7月に静岡・牧之原市では初となる道の駅「そらっと牧之原」がオープンしました。オープン直後に竜巻被害に見舞われながらも、炊き出しや被災農家の支援にも力を入れてきた施設です。大人気の行列グルメ3選を紹介します。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ朝7時 活気あふれる農家の搬入現場
牧之原市坂部にある「そらっと牧之原」。県内26番目の道の駅として、2025年7月にオープンしました。
オープンからわずか2カ月ほどの2025年9月。牧之原市では竜巻によって、住宅を含む多くの建物に被害がありました。
その際に「そらっと牧之原」では炊き出しをしたり、被害を受けた農家の野菜を買い取り販売したりと、復興に力を入れてきました。
続々と到着 どんな農産物と加工品がある?
そんな「そらっと牧之原」に、にむらあつとリポーターが訪れたのは、オープン前の朝7時。
すでに地元農家による野菜の搬入が始まっていました。地元野菜といえば、道の駅の楽しみの一つです。
丹精込めて育てたカボチャの搬入に来ていたのは、農家の鈴木義彦さんです。
農家・鈴木義彦さん:
この辺ではちょっと珍しい沖縄の島カボチャという品種で、260円とか180円で販売しています
島カボチャは一般的なカボチャとは違い、ひょうたんのような形をしています。
おいしそうなナスとクリを搬入している農家もいました。
兼業農家・吉岡初雄さん:
うちは兼業農家。朝採れナスです。1時間前ぐらいに取ってきました
吉岡さんによると2025年のクリは、夏場の暑さで例年に比べて1週間ほど収穫が遅くなったそうですが、一粒一粒がずっしりと大きく見えました。
「ジャバラ」という珍しい柑橘を加工して販売している農家もいました。
柑橘農家・板倉純子さん:
和歌山県の北山村が発祥の柑橘です。名前の由来は、邪気を払うほど酸っぱいことからきています
ジャバラは和歌山県・北山村原産の柑橘で、強烈な酸味と風味が特徴です。
縁起がいいので、ジャバラを加工して、あめ・ジュレ・ポン酢・ドレッシングにしているそうです。
別の日に取材をしたブドウ農家の平田さんとも偶然再会しました。
ブドウ農家・平幹也さん:
そらっと牧之原さん、めっちゃ売ってくれるんですよ
平さんのマスカットも大人気だといいます。搬入現場は早朝から活気にあふれていました。
行列必至グルメ3選
ここからは道の駅の大人気行列グルメ3選を紹介します。
焼き茶そば
まずは、お昼時には満席になるという「お茶の間食堂」です。牧之原のお茶を使った料理が味わえるお店です。
「牧之原茶ざるそば」や「茶ル茶ルチキン定食」など、お茶を使ったメニューが豊富です。
行列グルメ一つ目は、そんなお茶グルメの一つ「焼き茶そば(1320円)」。牧之原のお茶を練り込んだ麺に、静岡名物の釜揚げシラスや焼津のカツオ節がのった一品です。
1日14食限定のメニューなので早めの来店がおすすめです。
熱々の鉄板で焼くことで、お茶の香りが引き立つんです。
具材と一緒に温かいつゆにつけて食べます。
にむらあつとリポーター:
おいしい。つゆはカツオだしが効いています。その後にお茶の香りがふわっと広がって、さらに上に乗っている薬味がアクセントとして入ってきます
おこげの香ばしさもたまりません。見た目も華やかで、さまざまな味わいが楽しめる焼き茶そばでした。
お濃茶クリームあんぱん
平日の午前10時、すでに待機列に人が並び始めているエリアがありました。
週末にはさらに多くの行列ができるそうです。
みなさんのお目当ては、牧之原抹茶を使ったスイーツです。
行列グルメ二つ目は、さとりベーカリーの「お濃茶クリームあんぱん(400円)」。
1日に900個売り上げるという、抹茶を使ったあんぱんです。
さっそく食べてみました。
にむらあつとリポーター:
ふっくらしたパンの中に、これでもかと、あんこと抹茶クリームが入っています
牧之原抹茶をふんだんに使ったクリームと、磐田市の菓子の老舗・又一庵のあんこを使ったパン。並んででも絶対に買うべきイチオシ商品です。
お抹茶大冠雪お濃茶ソフト
行列グルメ三つ目は、さとり本店の「お抹茶大冠雪お濃茶ソフト(580円)」。
牧之原抹茶をたっぷりとふりかけたソフトクリームです。
にむらリポーター、一口食べてむせてしまいました。それほどたっぷりと抹茶がかかっているんです。
直接かぶりつくとむせるし、唇が緑色になり、にむらリポーターのように白い服に抹茶が飛び散るので、スプーンで丁寧に食べるといいでしょう。
にむらあつとリポーター:
抹茶が濃厚ですね! ミルク感も残っていて、抹茶の程よい苦みとミルクのまろやかさとの相性が抜群です
竜巻被害を乗り越えて復興を支える道の駅
竜巻被害で大変な状況の中、取材を受けてくれた伊藤健太駅長に今の思いを聞きました。
そらっと牧之原・伊藤健太駅長:
牧之原全体で大変な思いをされてる方が多いので、今は牧之原の方々と協力して、1日も早く元の牧之原に戻れるように道の駅としても頑張って営業していきたいという思いです
竜巻被害を乗り越え、地域と共に歩む道の駅「そらっと牧之原」。その名前の由来を聞くと親しみやすさを感じます。
そらっと牧之原・伊藤健太駅長:
牧之原の空と、ふらっと立ち寄ってもらいたいという思いで「そらっと牧之原」と名付けました。ふらっと立ち寄って、おいしいグルメを楽しんでもらえたらと思います
地元農家の新鮮な野菜や果物、お茶を使った絶品グルメの数々が多くの人を魅了しています。牧之原を訪れた際には、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■店名 道の駅 そらっと牧之原
■住所 静岡県牧之原市坂部582-1
■営業時間 9:00〜17:00 ※一部店舗は異なる
■定休 なし
■問合せ 0548-23-5110