「服につきまくり…」札幌に謎の虫が大発生!雪虫なのか、そうじゃないのか 専門家が教えてくれました!
ここ数日、札幌市内で雪虫のような小さな虫が大量に飛んでいると話題になっています。
この虫、一体何者なのでしょうか?
髙橋純暉記者「みなさん見えますでしょうか。私の上。たくさんの虫が群れで飛んでいるのがわかります」
5月21日、昼ごろの大通公園。大量の小さな虫が舞っていました。
公園の滑り台にも…
服にも…
取材中のカメラにも虫が。
公園にいた人「ここでゆっくりしてたら急に飛んできた。めっちゃ小さいの」
「歩いている時、邪魔ですね。服中つきまくりで」
「自分に触れないように避けまくっています」
まるで雪虫のようなこの小さな黒い虫は一体、何者なのでしょうか?専門家は…
北海道大学 秋元信一 名誉教授「雪虫とは違う種類のアブラムシです。ニタイケアブラムシというグループがあって、カエデやモミジの類に寄生をして、今成虫になって飛び出しているところです」
毎年この時期に出るという「ニタイケアブラムシ」です。
去年の秋、木にたくさん卵が産みつけられたことが、今の大量発生につながっているとみられています。気になる今後は?
北海道大学 秋元信一 名誉教授「今が一番数が多いと思います。この後はもう増えなくて、子どもを葉っぱにたくさん産みつけて、夏の間は葉でじっとして過ごすんですね」
「だから、秋まではアブラムシが増えてるっていう印象はないと思います」
みなさん、もう少しの辛抱のようです。