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釣ったマグロを6日間かけて食べ切ってみた 4日目からはやっぱり肉が食べたくなる?

TSURINEWS

マグロのフライ(提供:TSURINEWSライター・夏野)

最近何とマグロを釣りました!といっても子供サイズのキハダマグロですが…笑。毎日違うレシピでアレンジしながらマグロ1匹を色々な料理で楽しんでみました。

1日目 大好きな刺身とカマ焼きでスタート!

マグロ料理の初日はまずは大好きな刺身とカマ焼きから始めてみました。

キハダマグロの幼魚が釣れた(提供:TSURINEWSライター・夏野)

マグロの刺身

まずはマグロを捌いていきます。三枚におろした後、中骨、腹骨を取ったらサクにします。魚の捌き方はここで書くより様々なWeb動画で紹介されていますのでそちらの方がわかりやすいと思います。この記事を読んで魚1匹丸々食べてみたいと思った方は是非魚を捌くのにも挑戦してみてください。

今回は贅沢にも丸々1匹食べるのでマグロの様々な部位の刺身を食べ比べで楽しんでみました。背側、腹側での味の違い、骨の周りの味の濃い部分等、サイズは小さいながら味の違いをたっぷり堪能出来ました。やはり新鮮な刺身は釣り人の特権ですね。

マグロの刺身(提供:TSURINEWSライター・夏野)

マグロのカマ焼き

切り取ったカマの部分に軽く塩を振り、3時間程度冷蔵庫で寝かします。これで余計な水分が抜けて臭みがなくなります。その後に軽く流水で塩を落とし、キッチンペーパーで水気を切ったら多めに塩を振りグリルでじっくりと焼きます。

私が焼き物で一番好きなのがカマの部分の塩焼きです。魚1匹の中で2つしか取れない上、特に胸ヒレの周りの肉は魚が常に動かす筋肉で味が濃く、塩焼きにすると最高に美味しい部位です。

マグロのカマ焼き(提供:TSURINEWSライター・夏野)

初日の感想

1回で食べるにはちょっと多すぎかな?と思いましたが、美味しくていつの間にか食べきっていました。自分の釣ったマグロで自分の大好きな料理をお腹いっぱい食べるという贅沢な晩御飯でした。

2日目 今日は洋風!マグロフライ

2日目はマグロのフライ。昨日が和食だったので今日は洋食にしてみました。これから毎日マグロを食べるので飽きが来ないようにどんどんアレンジして行きます。

マグロのフライ

食感も楽しみたいので刺身より厚めにサクから切り出します。次に塩胡椒をまぶして下味をつけます。今回は色々な味を楽しみたいので粉末ガーリックやカレー粉、豆板醤など数種類の下味をつけてみました。

これを小麦後、卵黄、パン粉の順でつけてゆき、まずは低温で揚げて火を通します。狐色になる前に油からあげて、一度油を切ります。次に油の温度を上げ高温でチョイ揚げするとカリッとした食感に仕上がります。

じっくりと火を通し、最後に外をカリッと仕上げたマグロのフライは鶏肉のような食感です。また今回は色々な調味料で下味を変えているので、豆板醤味にマヨネーズ、塩胡椒にタルタルソース、カレー粉味にウスターソース等々、つける調味料も色々変えて味の組み合わせを楽しんでみました。

マグロのフライ(提供:TSURINEWSライター・夏野)

2日目の感想

2日目のレシピをフライしたのは大正解でした。初日に食べた王道の刺身やカマ焼きは当然美味しいのですが、翌日は洋風にしたことで全く別の料理として楽しめました。

この頃はまだ明日の晩御飯が楽しみでした。

3日目 残りのフライで簡単マグロカツ丼

今日は仕事で遅くなるのが分かっていたので、簡単にマグロフライのカツ丼を作ります。実はこのために昨日はちょっと多めにフライを作っておきました。

マグロフライのカツ丼

フライパンに和風出汁、水、醤油、酒、砂糖、玉ねぎを入れて煮立たせます。
玉ねぎがしんなりしてきたら、マグロのフライを加え一煮立ちさせます。

火を止めて溶き卵を加え、蓋をして卵がお好みの状態になるまで蒸らします。器に盛って三つ葉を乗せたら完成です。

実はフライさえあればカツ丼は15分程度でできる時短料理です。昨日は洋風にフライで楽しみましたが、出汁、醤油で煮ることでまた違った味にアレンジ出来ます。忙しい日におすすめの料理です。

マグロフライのカツ丼(提供:TSURINEWSライター・夏野)

3日目の感想

毎日マグロ晩御飯3日目です。始める前は正直3日目辺りでもうキツいだろうな…と思っていましたが 、3日目でも全く違う料理として美味しく食べられました。マグロはアレンジ次第でまだまだ楽しめそう!と希望を感じた3日目でした。

4日目 ビールが止まらない??マグロユッケ

4日目は醤油に漬けておいたマグロをユッケ風にしてみました。ユッケといえば馬肉ですが、赤身の魚で作ってもさっぱりとした美味しい料理になります。

マグロユッケ

タッパにマグロの刺身を並べ、浸るくらいに醤油を入れた後、蓋をして冷蔵庫で寝かせます。漬けておいたマグロを細切りにしてボールに入れ、ごま油、塩、甜麺醤、醤油、生姜、ニンニク、炒りごまを加えて和えます。器に盛り付け、卵黄を落としたら完成です。

私は朝の会社に行く前に作り、帰宅後取り出す感じで半日くらい醤油に漬けています。見た目はちょっと茶色くなってしまいますが、醤油の味がしっかりと染みるのと身がちょっと硬く締まり食感が楽しめるのが好みです。

また和える調味料に豆板醤とラー油を少し加えてピリ辛にするとビールによく合います。

マグロユッケ(提供:TSURINEWSライター・夏野)

4日目の感想

マグロユッケが想像以上に美味しかったのが驚きでした。今までどんな魚でも刺身が一番美味しいと思っていましたが、マグロに限っていえばユッケの方が好みかも??

サクは7割くらい食べ終わり、マグロだけ晩御飯生活も少しずつ終わりが見えてきました。この日ちょっと肉が食べたくなっていました。

5日目 和洋折衷??煮込みマグロハンバーグ

当然ながら今日もマグロです。美味しいのですが、そろそろ本気で肉が食べたくなってきたのもまた事実。少しでもそれっぽいものを、と言うことで今日はハンバーグを作ります。

ただし魚なので、そのままだと少し薄味かも…ということで濃いめの和風ソースで煮込み、しっかりとした味付けの煮込み風ハンバーグにしてみました。

和風煮込みマグロハンバーグ

残りのマグロのサクを細かく切り、青ネギや玉ねぎ、人参等々の微塵切りした野菜を加えてさらに細かく叩いてゆきます。ボールに移し、片栗粉を少量加えて粘りが出るまでこねたら、一口大にまとめます。

フライパンで焼いて中までしっかりと火を通し、一度皿に移します。フライパンに和風出汁、醤油、酒、砂糖入れて煮立たせ、ハンバーグを戻します。

一煮立ちしたら再びハンバーグを器に盛ります。残った煮汁に少量の片栗粉を加えた餡を上からかけて、大根おろしと大葉の千切りを乗せたら完成です。

マグロはかなりしっかりとした味なので、ハンバーグにしても肉のような味と食感が楽しめます。また大根おろしや大葉との相性も抜群に良いです。今回は煮込みにしてみましたが、塩味でつくねのように焼いただけでもかなり美味しい晩御飯になると思います。

和風煮込みマグロハンバーグ(提供:TSURINEWSライター・夏野)

5日目の感想

今日で5日目。冒頭でも書いたようにそろそろ本気で肉が恋しくなってきました。ついにサクを食べ切りました。明日は残りのアラをいただきます。

6日目 最後までマグロを楽しむアラ炊き

いよいよ最終日です。サクに切り出した身は全て食べ切りましたので、今日は最後に残ったアラを使って王道のアラ炊きを作ります。私が刺身の次に好きなのがこのアラ炊きです。最後は好きなものでシメようと実は初日に下拵えをしたアラを冷凍しておいたのです。そして今日は金曜日!明日は休みなのでじっくり日本酒で味わいます。

マグロのアラ炊き

アラは軽く水洗いしたキッチンペーパーで水気を取ります。バットに並べ軽く塩を振ってラップをして冷蔵庫で寝かします。こうすることで身から余分な水分が抜けて臭みが取れます。2~3時間寝かしたら鍋にたっぷりの水と少量の酒を入れてアラを茹でて行きます。身が白っぽくなったらザルにあけ水気を切ったら下拵えは完了です。

鍋に和風出汁、醤油、酒、砂糖を入れ味見します。薄く感じたら塩で調整します。この時、多少濃いめに感じるくらいがちょうど良い味に仕上がります。

下拵えしたアラを入れ、落とし蓋をして弱火で煮込んでゆきます。煮汁が少なくなるまで煮込んだら完成です。

これでも食べれるのですが、実は煮物は冷めてゆく過程で味が染み込んでゆくので、私は1時間程度放置して粗熱を取った後、もう一度温めてから食べています。こうすることで更に味が濃くなって美味しくなります。

マグロのアラ炊き(提供:TSURINEWSライター・夏野)

最終日の感想

ついに6日間かけてマグロ1匹食べ切りました。ほぼその日思いついたものを作っていましたが、毎日違った味で美味しい晩御飯を楽しめました。まぁ最後の方は多少肉も食べたくなっていましたが…笑

マグロはアレンジ次第で様々な料理が楽しめるスゴい食材です。今回6日間かけて色々作ってみましたが、まだまだ他にも作ってみたい料理を思いつきました。またマグロを釣ったら是非試してみたいと思います。

<夏野/TSURINEWSライター>

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