【緊急企画】リンガーハットの「トムヤムクンちゃんぽん」を食べたら想像と全く違う味だった → 違う店舗にも食べに行った結果…
みんな大好きリンガーハット。不規則な生活をしていてもリンガーハットで「野菜たっぷりちゃんぽん」を食べると全て許される気がするのは気のせいだろうか? うむ、おそらく気のせいであろう。
それはさておき、2025年6月17日よりリンガーハットの一部店舗で「トムヤムクンちゃんぽん」の販売が始まった。私はこの「トムヤムクンちゃんぽん」を非常に楽しみにしていたのだが、そこには予期せぬ落とし穴があったのである。
・逆輸入
リンガーハット大好きっ子たちはご存じかもしれないが「トムヤムクンちゃんぽん」自体は2019年から何度か期間限定メニューとして登場している。5年前の記事にも「酸味がやや強めのスープとちゃんぽん麺の相性は抜群」と書いてあった。
しかも今回の「トムヤムクンちゃんぽん」は、タイのリンガーハットから逆輸入した自信作なんだとか。バンコクに店舗を構えて15年、リンガーハットが「本場の味を追求した1杯」とのことである。
かつての「トムヤムクンちゃんぽん」も美味しかったが、今回は気合いの入り方が全然違う! これは絶対に食べなきゃいけないヤツ!! そう鼻息をフンフンさせながらリンガーハットに訪れた。
……のだが。
結論から申し上げると「トムヤムクンちゃんぽん」は私が想像している味と全く違っていた。美味しい、美味しくないという話ではなく「酸味が全く無かった」のである。
・え?
ご承知の通り、トムヤムクンは“酸っぱ辛い”で知られるスープ。例えるなら白米で寿司を握っているようなものであり、味をジャッジする以前にトムヤムクンではなかったのだ。
そこで考えられる可能性は2つ。1つはリンガーハットの「トムヤムクンちゃんぽん」は酸味が無く、あくまでこの味が正しいという説。そしてもう1つが調理の際「酸味(レモンやライム?)を丸っと入れ忘れてた説」である。
おかしい……絶対におかしい。そう思いつつ、私は目の前の「トムヤムクンちゃんぽん」を完食した。何度か店員さんに言おうかと思ったが、クレーマーだと思われるのは本望ではない。
・どうすべきか
私はリンガーハットを愛している。そして執筆においては読者に誠実、つまり正直でありたい。その両方を満たすためには、もう1度「トムヤムクンちゃんぽん」を食べてみるしかないだろう。
というわけで、1食目からおよそ4時間後、私は先ほどとは別のリンガーハットにいた。注文したのはもちろん「トムヤムクンちゃんぽん」で、価格は1390円。また先ほど同様、プラス50円でパクチー2倍にした。
頼む、頼むから酸味があってくれ。というか、せめて俺の知ってるトムヤムクンの遺伝子を感じたい。恐る恐るスープを飲んでみたところ……
【衝撃事実】トムヤムクンちゃんぽんには酸味が無い
マジかよ……! 過去に本場タイを含め100回以上はトムヤムクンを食べてきたが「酸味がないトムヤムクン」は今回が初めて。一方でリンガーハットが逆輸入までして追求した本場の味と言うならば、その通りなのだろう。
※ でも1年のうち半分はバンコクで暮らしてる友人は「酸味の無いトムヤムクンは食べたことが無い」と言ってました。
・心の叫び
酸味はないトムヤムクンは「にんにくとハーブが効いたピリ辛スープ」といった感じで、味としては美味しいと言える。だが期待していた味では無かったうえ「それを上回ってはいない」というのが正直なところだ。
普通は食べないレモングラスやライムリーフなどがそのまま入っているスタイルはとても良かった。パクチーの増量も本当に嬉しい。ただし酸味がないスープには「なんだかな~」とモヤモヤしてしまった。
最後に2度にわたりリンガーハットのトムヤムクンちゃんぽんを食べながら、私が心の中で叫び続けていた言葉をお送りしてこの記事を終わりにしよう。
「こういうのが1番困る!」
──完──
参考リンク:リンガーハット
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.